2024年12月、新たな演歌の魅力を発見!注目の5曲を紹介

演歌・歌謡曲シーンは、時代と共に変化しながらも、世代を超えて心に響く「うた」を届け続けています。今回は、その中から特に注目の作品をお届けします。2024年ラストとなる「いま、聴きたい演歌・歌謡曲」連載第12回目では、鳥羽一郎・山川豊、はやぶさ、松尾雄史、津吹みゆ、秋岡秀治という個性豊かなアーティストたちが登場。新曲の魅力をひも解き、演歌に込められた情熱と感動をお伝えします。では、各アーティストの新たな挑戦を見ていきましょう。

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【連載】いま、聴きたい演歌・歌謡曲 vol.12(本人歌唱指導付き)鳥羽一郎・山川豊、はやぶさ、松尾雄史、津吹みゆ、秋岡秀治

鳥羽一郎・山川豊「俺たちの子守唄」

2024年12月4日にリリースされた「俺たちの子守唄」。この曲は、6つ年の離れた実の兄弟、鳥羽一郎山川豊によるデュオで、兄弟の絆が感じられる深い歌詞と、力強いパフォーマンスが魅力です。特に注目すべきは、鳥羽一郎の荒々しい歌声と山川豊の洗練されたハーモニーが交錯するサビの部分。二人が一緒に歌うことで、新たな音楽の世界が生まれました。カップリングには、北島三郎の「演歌兄弟」のカヴァーも収録されており、演歌の伝統と兄弟愛を感じさせます。

はやぶさ「夜霧のセレナーデ」

ムード歌謡の魅力を存分に発揮しているのが、はやぶさの「夜霧のセレナーデ」。この曲は、鶴岡雅義によって書き下ろされた、懐かしくも新しいムード歌謡の名作です。サビの部分で、低音の駿河ヤマトと高音の大滝ひかるのコントラストが鮮やかに響き、まるで70年代にタイムスリップしたかのような気分にさせてくれます。カップリング曲「港町かくれんぼ」もムード歌謡の名曲で、はやぶさの新たな魅力を再発見できる一枚です。

松尾雄史「ゆう子」

松尾雄史の「ゆう子」は、どこか懐かしく、しかし現代的なアプローチで再構築された裏町演歌です。幸薄い女性を描いた歌詞は、松尾の優しい歌声によって、聴く人の胸に響きます。この曲では、演歌の伝統に現代的なアレンジを加え、若い世代にもアピールする力強さがあります。カップリングの「悔し涙」は、男の人生を描いた力強いメッセージが込められており、どちらも水森英夫の手による名曲です。

津吹みゆ「なみだ紅」

津吹みゆの「なみだ紅」は、19歳でデビューし、現在10年目を迎えた彼女が新たに挑戦した曲です。この歌は、純粋な女心を歌った情感豊かな楽曲で、彼女の美しい発声が印象的です。メロディが心に残り、歌詞が情景を鮮やかに描き出すこの曲は、聴く人に深い感動を与えることでしょう。カップリング曲「闇夜においで」も非常に魅力的で、これからの活躍がますます楽しみです。

秋岡秀治「西郷隆盛 ~あぁ幕末の薩摩武士~」

秋岡秀治の「西郷隆盛 ~あぁ幕末の薩摩武士~」は、力強く歴史的なテーマを歌い上げた曲です。歌詞に込められた西郷隆盛への敬意と、秋岡の迫力ある歌声が相まって、聴く人を引き込む力があります。歴史の重みを感じさせるこの楽曲は、演歌の可能性を広げる一作となるでしょう。

演歌ニュース記事 感想

2024年12月の演歌シーンは、個性豊かなアーティストたちが新しい挑戦を続けています。それぞれが持つ独特な声や歌詞に込められた思いは、まさに心に響き、聴く人を魅了します。鳥羽一郎さんと山川豊さんの兄弟デュオの力強さ、はやぶさのムード歌謡の王道を行く演奏、松尾雄史さんの優しさと力強さ、津吹みゆさんの純粋な女心、そして秋岡秀治さんの歴史的なテーマの歌唱……どれも素晴らしく、聴く価値がある作品ばかりです。2024年の締めくくりにふさわしい名曲の数々、ぜひこの機会にチェックしてみてください。

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