2025年6月11日、都内某所は独特の熱気に包まれました。DAIGOさんのプロデュースで昨年鮮烈な(?)デビューを飾った新人歌謡歌手、一之森大湖さんがセカンドシングル「一之森音頭/おひつじ座の男」の発売記念イベントを開催したのです。家出した妻・景子さんを探すという哀愁漂う設定を背負いながらも、デビュー曲の在庫を抱え「崖っぷち」だと明かす切実な現状。その瞳には、ユーモアとペーソスが不思議な同居を見せています。イベントで語られた彼の悲喜こもごもな現在地と、新曲に懸ける並々ならぬ(しかし、少し控えめな)決意。この歌の旅は、果たしてどこへ向かうのでしょうか。彼の人間味あふれるステージの幕が、今上がります。
https://news.yahoo.co.jp/articles/16e6146b6376b9f6c21506f4d18e0c7ddf932b9e
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在庫の山と、理想の妻
デビューから早1年。歌手として家出した妻・景子さんを探す旅に進展は「何もない」と寂しげに語る一之森さん。その旅路は、デビュー曲の大量在庫という現実的な重荷も背負っているようで、「このセカンドシングル次第で次が決まる」と、その表情には崖っぷちの覚悟がにじみます。イベント当日、プロデューサーDAIGOさんの奥様である北川景子さんも別のイベントに登壇していたそうで、「ワイドショーで使われるのはそっちだろう」とDAIGOさんから告げられたとボヤく姿には、思わず笑みがこぼれてしまいました。しかし、話題が愛する妻・景子さんのことになると一変。「髪が長めで、身長は160cmぐらい。『なりたい顔ランキング1位のあの方』に似ている」と、その表情は自慢げな夫の顔そのもの。厳しい現実と、胸に抱く大きな愛情。そのアンバランスさこそが、一之森大湖という歌手の抗えない魅力なのかもしれません。
美川憲一への敬意と、純烈への白旗
今回の新曲「おひつじ座の男」は、なんとあの美川憲一さんの大ヒット曲「さそり座の女」をオマージュした一曲。驚くことに、発売前に美川さんご本人に聴いていただき、「リズムが良く似ていていい曲ですね」と、快く了承を得たというから大したものです。「とても器がデカい方」と、歌謡界の大先輩への感謝と敬意を忘れない姿勢は、彼の真面目な一面を物語っています。そんな彼に、新曲の目標順位を尋ねると、返ってきたのは「2位を目指したい」という何とも控えめな答え。その理由は「同じ日に純烈さんがリリースされるので、そこは100%かなわない」からだとか。この潔いまでの白旗宣言は、計算なのか、それとも素の謙虚さなのか。彼の掴みどころのないキャラクターが、また一つ深みを増した瞬間でした。
5年計画の音頭と、次なる一手
もう一つの表題曲「一之森音頭」は、自身の名を連呼するキャッチーな一曲。しかし、盆踊りやお祭りのオファーはまだ少なく、「リリースがちょっと遅かった」と早くも反省の弁が飛び出しました。ですが、彼は諦めません。「この音頭を浸透させるために、5年くらいかけて歌っていきたい」と、まさかの長期戦略を披露。さらに「もし思ったような結果が出なかった場合は、『一之森サンバ』でチャレンジします」と、次なる便乗策までぶち上げて会場を沸かせました。彼の魅力は、こうした七転び八起きの精神にあるのでしょう。「キャラ設定が固まっていないと言われるけど、人助けだと思って皆さんと一緒に作り上げて欲しい」。この切実な呼びかけに、思わず手を差し伸べたくなるファンは、決して少なくないはずです。
演歌ニュース記事 感想
この記事を読んで、一之森大湖さんという歌手の、なんとも言えない人間臭さにすっかり引き込まれてしまいました。崖っぷちという厳しい状況を包み隠さず、むしろユーモアに変えてしまう強さ。そして、妻への一途な想いや、美川憲一さんという大先輩への筋を通す律儀さ。その一つ一つがアンバランスなようでいて、不思議と「一之森大湖」という一人の人間を形作っているのだと感じます。特に印象に残ったのは、「人助けだと思って」という、あまりにもストレートな言葉でした。普通なら少し格好悪いと思ってしまうような言葉を、真顔で、そして切実に言える素直さこそが、彼の最大の魅力なのではないでしょうか。このセカンドシングルが、彼の言う「次」に繋がる大切な一枚になることを、心から願わずにはいられません。頑張れ一之森さん!と、つい応援したくなる、そんな温かい気持ちになりました。

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