目玉焼きは苦手なのに、おでんの卵は大好き――そんな“こだわり派”のトークで笑いを誘ったのは、演歌界のムード歌謡ユニット「はやぶさ」のヤマトさん。今回ご紹介するのは、ニッポン放送の人気番組『中山秀征の有楽町で逢いまSHOW♪』4月27日放送分の模様です。
司会は中山秀征さん、アシスタントの石川みゆきさん。そしてゲストには、昭和から令和まで歌い続ける実力派・三船和子さん、若さと熱意を武器に活躍の幅を広げる一条貫太さん、そして元気いっぱいのはやぶさのおふたり。
演歌の定番から新曲まで、多彩なステージとエピソードが繰り広げられた今回の収録。歌もトークも聞き逃せない、春色のライブショーの模様をたっぷりとお届けします。
https://news.yahoo.co.jp/articles/50c745ca6710d4343430d62ecc60f3dac7e58a99
「はやぶさ」のヤマト、年々好き嫌いが増え続け、目玉焼きは嫌いなのにおでんの卵は大好き!?
ムード歌謡で魅せた、はやぶさの挑戦
番組のオープニングを飾ったのは、はやぶさのヒカルさんとヤマトさんによる『献身』の歌唱。
秋庭豊とアローナイツの名曲を選んだ理由についてヒカルさんは、「すべてを捧げる女性の情熱に心を打たれました」と語っており、その熱い想いが歌声にもにじんでいました。新曲『夜霧のセレナーデ』では、ベイエリアにたたずむ女性の哀愁を描いた一曲に挑戦し、まさに“ムード歌謡の継承者”といった趣。
トークでは、ヒカルさんが「今年やっと生ビールが美味しいと感じるようになった」と語れば、ヤマトさんは「目玉焼き、卵焼き、だし巻き…全部NG。でもおでんの卵は大好き」と独自の好みを告白。その“偏食トーク”にスタジオが大いに沸きました。
一条貫太、祝いの歌に込めた想い
続いて登場したのは、昭和歌謡に強い愛着を持つ若手演歌歌手・一条貫太さん。今回は『祝い船』を熱唱し、場内をぐっと引き込む力強い歌声を披露しました。
この曲には特別な背景があり、一条さんのマネージャーがかつて門脇陸男さんを担当していたという縁から、リアルなエピソードと共に披露されました。「披露宴にアポなしで現れてキャンペーンしたって話、驚きました」と語る姿は素直で好感度も抜群。
そして、今年2月に発売したばかりの新曲『凪か 嵐か』にも注目が集まりました。「海は出てみないと分からない、人生も同じ」と語るその一言には、若手とは思えない深みと覚悟が感じられます。
鳥羽一郎さんとの“焼肉トーク”も飛び出し、「鳥羽さんが焼いてくれた肉が生焼けで…でも言えないから食べました(笑)」という裏話に、思わず笑ってしまった方も多かったのではないでしょうか。
三船和子、60周年の節目に想いを重ねて
この日のラストを飾ったのは、デビュー60周年を迎えた三船和子さん。
名曲『他人船』では、長年の経験と技が詰まった歌唱を披露。15歳で上京し、恩師・遠藤実先生との出会いから始まった歌手人生。当時は「30歳ぐらいに見られてた(笑)」というエピソードも添えられ、観客の笑いを誘っていました。
新曲『びわ湖しぐれ』は、これまで多かった夫婦をテーマにした楽曲とは異なり、初の“悲恋もの”。「琵琶湖を舞台にした情緒あるメロディーで、新たな自分を見せたかった」と語るその姿に、ベテランとしての飽くなき挑戦がにじみます。
収録後のトークでは、花好きな一面を見せ、「咲かないと思っていた牡丹が今年咲きました。私ももう一花咲かせたい」と、前向きな気持ちを語りました。その言葉に、長年応援してきたファンも思わず胸が熱くなったのではないでしょうか。
番組詳細
■番組名:中山秀征の有楽町で逢いまSHOW♪
■放送日:2025年4月27日(日)朝5時30分~
■放送局:ニッポン放送
■出演:中山秀征、石川みゆき
■ゲスト:三船和子、はやぶさ、一条貫太
■会場:ニッポン放送・イマジンスタジオ
■内容:演歌・歌謡曲・J-POPの生歌ステージとトーク
演歌ニュース記事 感想
読み進めるうちに、まるで番組を実際に見たかのような臨場感がありました。特に印象に残ったのは、はやぶさの“好き嫌い”トーク。歌の真剣さとのギャップに思わず笑ってしまいました。
また、一条貫太さんの「凪か 嵐か」に込めた“人生も海と同じ”というメッセージは、これから挑戦しようとしている人にとって、大きな励みになると感じます。
三船和子さんの「60周年」という言葉には重みがありますが、それを明るく語る姿に、ベテランの余裕と優しさが感じられ、心に残る内容でした。どのステージも、それぞれの個性と背景がしっかり伝わってきて、あらためて演歌というジャンルの懐の深さを感じる内容でした。
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