細川たかし、愛猫と時空を超え悪霊退治へ!芸道50周年記念曲「津軽泣かせ節」MVの壮大すぎる世界観

芸道50周年という大きな節目を迎えた演歌界の巨星、細川たかしさん。その記念すべき年を祝い、自身の75歳の誕生日である2025年6月15日、記念曲「津軽泣かせ節」のミュージックビデオが公開されました。昨年の「男船」で巨大ニシンと格闘し、日本中の度肝を抜いた彼が、またしても私たちの想像を軽々と超える、壮大で奇想天外な作品を世に放ったのです。歌はもちろん本格演歌。しかし、その映像で描かれるのは、タイムマシン、猫の楽園、そして悪霊との壮絶なバトル…。なぜ彼はこの世界観を選んだのか。話題沸騰中のミュージックビデオの全貌に、迫ってみたいと思います。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8c47090dfac4ecb9ab75e7177f3e5bc43a4ffcea
芸道50年の細川たかし 新曲「津軽泣かせ節」のMVが壮大スケール

歌は王道、されど映像は…

まずは、この記念曲「津軽泣かせ節」そのものの魅力に触れないわけにはいきません。津軽の海を舞台に、津軽三味線の力強い音色と美しいストリングスが絡み合う、まさに「本格演歌」の真骨頂。女性の叶わぬ恋の切なさを、細川さんならではの豪快さと、心のひだに染み入るような優しい歌声で情感豊かに歌い上げています。芸道50年の集大成と呼ぶにふさわしい、聴き応えのある王道の楽曲です。しかし、この素晴らしい楽曲に付けられた映像は、その王道という言葉からは最も遠い場所にありました。この大きなギャップこそが、細川たかしというエンターテイナーの真髄なのかもしれません。

時空を超えた救出劇、主役は愛猫?

ミュージックビデオの幕開けは、細川さんがタイムマシンに乗り込むシーンから。向かう先は、人と文明が栄える前の津軽、噂に聞く「猫の楽園」です。そこで彼を待ち受けていたのは、自身の愛猫であるリン、クジラ、チョコの3匹。そして、唐突に始まる「芸道50年記念クイズ大会」に、正体不明の悪霊「泣かせ三昧」たち。物語は、細川さんが愛猫たちを悪霊の手から守るべく、壮絶なバトルを繰り広げるという、息もつかせぬ展開へと進んでいきます。公式SNSの写真を基に構成されたという映像は、昨年の「巨大ニシンとの格闘」を遥かにしのぐ、カオスで壮大なスケール。これぞ細川たかしワールド、と言わんばかりの圧倒的な映像世界が広がっています。

なぜ彼は戦い続けるのか

芸道50年という大きな節目に、なぜ彼はこれほどまでにユニークな作品を生み出すのでしょうか。それは、彼の根底にある、ファンをとことん楽しませたいという揺るぎないサービス精神の表れに違いありません。演歌という日本の伝統文化の第一人者でありながら、その表現方法に枠を設けることなく、常に世間を驚かせ、話題を提供し続ける。その姿勢こそが、50年という長きにわたりトップランナーであり続ける理由なのでしょう。「感涙必至のエンディング」と銘打たれた結末には、ただ面白いだけではない、彼のファンや愛猫への深い愛情が込められているのかもしれません。守りに入らず、ニシンや悪霊と「戦い続ける」彼の姿は、私たちに勇気すら与えてくれます。

演歌ニュース記事 感想

このミュージックビデオの情報を知り、最初はあまりの奇抜な設定に思わず笑ってしまいました。しかし、読み進めるうちに、その笑いは細川たかしさんという偉大なエンターテイナーへの尊敬の念へと変わっていきました。歌は、誰にも真似できない「本格演歌」。その絶対的な自信があるからこそ、映像ではここまで自由に、大胆に遊ぶことができるのだと感じます。芸道50周年、75歳にしてなお、巨大ニシンや悪霊と戦い続けるその姿は、まさにプロフェッショナルそのもの。守りに入らず、常に新しい形でファンを楽しませようとする姿勢に、深く感動しました。このMVは、長年のファンだけでなく、演歌にあまり馴染みのない若い世代の心にも届く、最高の架け橋だと思います。「感涙必至」というエンディングが一体どんなものなのか、自分の目で確かめたくてたまらない気持ちです。

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