福田こうへいさんの新曲『匠~たくみ~』は、日本家屋を作る職人の技に焦点を当てた、まさに「匠の心」を歌い上げた一曲です。「職人のような歌手になりたい」という福田さんの熱い想いが込められたこの楽曲。デビュー13年目を迎え、ますます円熟味を増す福田さんが、この歌に込めた想いとは?レコーディング秘話はもちろん、特技の山菜採りや、昨年挑戦したマグロ一本釣りのエピソードなど、福田さんの知られざる素顔も詳しくご紹介します。
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新譜!にっぽんのうた~ノーカット編~福田こうへい『匠〜たくみ〜』※本人コメント動画
「匠〜たくみ〜」に込められた、職人への敬意と自身の歌への信念
「今回の作品は『匠〜たくみ〜』という一文字の歌ですが、日本家屋を作る職人技の歌だなと直感的に思いました」
福田さんは、新曲の第一印象をそう語ります。
「今の年齢にぴったりの歌かなと思いました。年齢的に50歳ぐらいになると、匠の技を持った職人さんが非常に多いのではないかと思います。今は大工さんが日本全国に少なくなっていますので、貴重な経験を目の当たりにして見させてもらった経験がこの歌にも生きていると思います。自分も歌に対してこの『匠〜たくみ〜』のように、職人のような歌手になりたいです」
福田さんの言葉には、職人への敬意と、自身の歌への信念が強く込められています。
知り合いの釘を使わない家に住む職人の話を引き合いに出し、「一切の妥協と笑顔がない」という職人の厳しさを語る福田さん。
「妥協しないその背中を見てきたので、今までの曲の中で一番キリッとする歌です」
その言葉通り、「匠〜たくみ〜」は、福田さんのこれまでの楽曲とは一線を画す、力強く、そして凛とした歌声が響く一曲となっています。
レコーディング秘話、浪曲調への挑戦
「歌の途中に浪曲調になる部分が出てきますので、皆さん注目して聴いていただきたいと思います」
福田さんは、歌唱の注目ポイントを語ります。
「浪曲調のところに時間を費やしましたが、今までで一番早い時間でレコーディングが終わりましたね。先生方の意見が一致して、だいたい4テイクで終わりました。大工さんで言う作り直し、切り直し、修正というのがそんなになかったのではないかなと思います」
レコーディングは、驚くほどスムーズに進んだようです。
しかし、その裏には、福田さんのたゆまぬ努力と、先生方との息の合った連携があったのでしょう。
特に、浪曲調への挑戦は、福田さんにとって新たな試みであり、その歌唱力と表現力の高さが際立つ部分となっています。
故郷への想いを歌う、カップリング曲「母ちゃん待ってる終列車」
「故郷への思いはデビューしてからもずっと忘れたことはありませんが、母親、知人、親戚たちがどのような錦を持って帰ってくるのかなと思っている期待を込めて、母ちゃんだけに限らずいろんな方に、都会で頑張って大きくなって帰ってきたぞ、というところを見せてあげたいという思いを歌った一曲です」
カップリング曲「母ちゃん待ってる終列車」に込めた想いを、福田さんはそう語ります。
故郷への熱い想い、そして、家族への感謝の気持ちが伝わってきます。
都会で頑張る人々、そして故郷に残る人々。それぞれの想いが交錯する情景が浮かび、聴く人の心を揺さぶります。
山菜採り、マグロ一本釣り…福田さんの多彩な才能と人柄
インタビューでは、福田さんの特技である山菜採りや、昨年挑戦したマグロ一本釣りについても語られました。
「自分が採って食べるというよりも、なかなか採りに行くことのできない(近隣の)お父さんやお母さん方、知人に差し上げて自分はほとんど食べないです」
「念願の130キロのマグロを釣った後は実家に持って行き、知り合いの居酒屋さんにさばいてもらいました。半身はお店にプレゼントして、あとの半身は近辺の方々に配って差し上げました。私は一切れも食べていないです。自分が釣ったから先に食べるというのはあまりしたくないですね。先に皆さんに振る舞って、最後にちょっとでも残っていれば自分が食べるというのが好きですね」
これらのエピソードからは、福田さんの優しさ、そして人としての温かさが伝わってきます。
山菜採りやマグロ一本釣りは、福田さんにとって単なる趣味ではなく、自然と向き合い、人々と分かち合う、大切な時間なのでしょう。
13年目の誓い、味のある歌手へ
「2025年は、民謡歌手時代からサラリーマン時代、農家で学んだいろいろな術、そして演歌界に進んだ自分の経験を全て生かして、味のある歌手になりたいと思います」
福田さんは、今後の目標を語ります。
「目をつぶって聴いていただいても、『あ、これは本物だ』と納得していただける歌手をめざしたいと思います」
福田さんの言葉には、13年という歳月を経て、さらに高みを目指す、強い意志が感じられます。
様々な経験を糧に、これからも福田さんは、聴く人の心に響く歌を歌い続けてくれるでしょう。
演歌ニュース記事 感想
福田こうへいさんのインタビュー記事を読み、彼の歌に対する真摯な姿勢と、故郷や家族への熱い想いに、改めて心を打たれました。
新曲「匠〜たくみ〜」は、まさに福田さんの生き様を歌った、魂のこもった一曲。
レコーディング秘話や、山菜採り、マグロ一本釣りのエピソードなど、福田さんの多彩な才能と人柄が垣間見えるインタビューでした。
13年目を迎え、ますます円熟味を増す福田こうへいさん。今後の活躍がますます楽しみになりました。
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