一条貫太、新曲「凪か嵐か」で魅せる!平成生まれの昭和ボイスが描く海の男の世界

演歌男子第7世代の中でも、ひと際異彩を放つ存在――それが一条貫太です。近年、新浜レオンをはじめとした「今風イケメン」が目立つ演歌界において、日焼けした肌と刈り上げ頭をトレードマークにする彼は、まさに昭和の香りを漂わせる異端児。キャッチフレーズである“平成生まれの昭和なボイス”を掲げ、王道の演歌を貫く彼が、このたび新曲「凪か嵐か」を発表しました。

本作は、海を生業とする男の生き様を描いた一曲。漁師の世界に息づく覚悟と気概を、一条貫太ならではの力強い歌声で表現しています。果たして彼はこの曲を通してどんな挑戦をしているのか?そして、今後の展望とは?

今回は、一条貫太の新たな船出となる「凪か嵐か」に迫ります。

https://news.yahoo.co.jp/articles/9e052962e94305ee89774dd16e8be934a09ee27f
平成生まれの昭和なボイス〟演歌男子第7世代一条貫太が海の男アピール

一条貫太が表現する「海の男」の世界

一条貫太の新曲「凪か嵐か」は、そのタイトルからも分かるように、静寂と激動が交錯する海の世界を描いた楽曲です。

男の漁場」「大漁太鼓」に続く“海の男三部作”の締めくくりとして制作された本作。作詞は万城たかし、作曲は宮下健治という黄金コンビが手掛け、一条貫太にとって集大成とも言える一曲となりました。

「天候次第で板子一枚下は地獄」という漁師の覚悟をテーマにした歌詞は、シンプルながらも強いメッセージ性を持っています。一条はこの曲を歌うにあたり、より漁師の男らしさを表現するために、自らのイメージ作りにも力を入れました。

「デビュー以来試行錯誤したけど、やっと路線が決まりました」と語る彼は、短髪にし、肌を焼くことで“海の男”の雰囲気を徹底。さらに、作詞家の万城から譲り受けた黒の革ジャンを衣装として採用し、昭和の日活映画のスターを思わせる姿に仕上げました。

楽曲制作の裏側――高音部の挑戦

「凪か嵐か」では、一条貫太の持ち味である高音域が際立っています。彼自身、レコーディングの際に「(一番高い部分を)半音下げてほしい」と相談したそうですが、作曲の宮下健治氏から「貫太の一番良い所は高音部だよ」と励まされ、そのままのキーで歌うことを決意しました。

その結果、楽曲はより力強く、迫力のある仕上がりに。漁師の覚悟を歌うには、甘さのない張り詰めた歌声が必要だったのです。一条自身も「躍動感を大切にして歌った」と語っており、その意気込みは楽曲の随所に表れています。

また、これまでの楽曲に比べても、より情熱的な歌唱が求められる「凪か嵐か」。歌い手としての成長も感じさせる作品となりました。

西日本進出――全国区の演歌歌手へ

一条貫太は現在、デビュー8年目を迎え、さらなる飛躍を目指しています。千葉市出身で、野球少年として育った都会っ子である彼は、これまで主に東日本を中心に活動してきました。しかし、今後は西日本にも活動の幅を広げることを決意しています。

「3月からのテーマは西日本でも僕のことをもっと知っていただくこと。特に大阪は、万博も始まり、しばらくは毎月お邪魔するつもり」と意気込んでおり、演歌の本場とも言える関西圏での認知度を高める戦略を立てています。

さらに、SNSを積極的に活用し、YouTubeInstagramTikTokX(旧Twitter)などを駆使してファンとの交流を深めることにも注力。演歌界において、デジタル発信を駆使するスタイルはまだ珍しいものですが、「もっとたくさんの人に自分の歌を聴いてもらいたい」との想いで、新たな挑戦に取り組んでいます。

演歌ニュース記事 感想

一条貫太さんの「凪か嵐か」を知れば知るほど、彼の演歌に対する本気度が伝わってきます。特に、高音部へのこだわりや、海の男というテーマに合わせたイメージ作りには、並々ならぬ覚悟を感じました。

演歌の世界では「歌の世界観に合わせて自分を作り込む」というのが大切ですが、一条貫太さんはまさにその王道を歩んでいると言えるでしょう。昭和の日活映画のスターをイメージした革ジャン姿も、彼のキャラクターにぴったりで、今後のステージでも一層映えるはず。

また、SNSを駆使して情報発信をしている点も、新しい時代の演歌歌手らしいアプローチ。デジタル世代の演歌ファンが増えている中で、こうした活動がさらなる人気につながるかもしれません。

彼が目指す「西日本進出」も含め、これからの活躍がますます楽しみです。

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