市川由紀乃、卵巣がん克服し歌声再び!5月、感謝のツアー「ただいま!」開催

昨年6月に卵巣がんの治療のため休養していた市川由紀乃さんが、見事に病を克服し、歌手活動を再開しました。5月20日には新曲「朧(おぼろ)」を発売、そして5月19日からは待望のソロコンサートツアー「ただいま!」をスタートさせます。病を乗り越え、新たな一歩を踏み出した市川さんの歌声が、再び私たちの心に響きます。

この記事では、市川さんの闘病生活と、復帰への道のり、そして新曲とコンサートへの熱い想いをお伝えします。

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市川由紀乃が卵巣がん治療終え歌手活動再開 5月待望ツアー「ただいま!」開催

命の恩人・由紀さおりとの絆

市川さんが病を発見できたのは、先輩歌手である由紀さおりさん(78)の助言があったからでした。2023年春、体調の異変を感じながらも、「よくあること」と思い込んでいた市川さん。しかし、由紀さんに「最近体調はどう?」と声をかけられ、症状を伝えたところ、「すぐに検査を受けなさい」と強く勧められました。

その場で信頼できる医師を紹介され、受けた精密検査の結果、右の卵巣に悪性の腫瘍が見つかったのです。もしもこのタイミングを逃していたら、治療の遅れが命に関わる可能性もありました。市川さんにとって、由紀さおりさんはまさに「命の恩人」だったのです。

無音に包まれた診断結果、そして覚悟

がんが発覚したのは、2023年6月初旬のことでした。医師から「すぐに仕事をストップして手術を」と告げられた瞬間、時間が止まったように感じたといいます。その日、松平健さんの舞台稽古があり、「大丈夫です」と言われるつもりで病院に行ったため、まさかの診断結果に言葉を失いました。

母親とともに医師の説明を聞いた市川さん。母は「公演に穴をあけるわけにはいかない」と訴えましたが、医師の判断は揺るぎませんでした。その場の光景が、まるで無音のシーンのように映ったといいます。歌手人生を続けたいという強い気持ちと、病に立ち向かわなければならない現実——彼女はその狭間で、覚悟を決めました。

6時間の手術と闘病生活

2023年7月中旬、6時間に及ぶ手術が行われました。卵巣だけでなく、再発防止のため子宮も摘出することに。しかし、市川さんは「女性としての喪失感よりも、生き抜くことを優先した」と語ります。その後の抗がん剤治療では、体調の変化に苦しみながらも、「絶対に歌のステージに戻る」という強い信念を持ち続けました。

その支えとなったのは、彼女の亡き兄の存在でした。7歳年上の兄は脳性まひの障害を持ち、2008年に39歳で他界。その兄が生前に送った「いっぱい声が出るようにお祈りします。えがおもわすれないでね。ぼくがまりちゃん(本名)をぜったいまもります」という手紙は、市川さんの心の支えとなりました。

復帰後初ステージ「人生一路」に込めた想い

2024年3月4日、市川さんはNHK「うたコン」に生出演し、NHKホールのステージに立ちました。休業発表から270日ぶりのステージ。その場にいた観客の姿や拍手が、まるで夢のように感じられたと語ります。

この日、彼女が歌ったのは美空ひばりさんの名曲「人生一路」。2017年のNHK紅白歌合戦でも歌ったこの曲ですが、今回は特別な意味を持っていました。「前回は歌手人生を頑張るという思いで歌いました。でも今回は、もう一度この道を歩んでいく決意を込めました」と語ります。

彼女の歌声を聴いた視聴者やファンからは、「涙が止まらなかった」「復活を待っていた」という声が多く寄せられました。

そして迎える5月19日、市川さんはソロコンサートツアー「ただいま!」を開催します。彼女にとって、このステージはファンに向けた「帰ってきたよ」というメッセージそのもの。新曲「朧(おぼろ)」の披露もあり、感動のステージとなることは間違いありません。

彼女の歌は、ただの歌ではなく、生きる力を与えてくれるもの。長い闘病生活を経て、再び歌の道を歩む市川さんの姿に、多くの人が勇気をもらうことでしょう。

演歌ニュース記事 感想

市川由紀乃さんの闘病と復活の物語は、まさに「人生一路」という言葉がぴったりだと感じました。病を乗り越えた彼女の歌声には、以前とは違う深みが加わっているはずです。

特に印象的だったのは、由紀さおりさんとの絆。長年、同じ歌の世界で生きてきた先輩からの一言が、命を救うきっかけになったという話には、思わず胸が熱くなりました。

また、「ただいま!」というツアータイトルも、彼女の気持ちがそのまま表れていて素敵だと思います。ファンにとっても、市川さんにとっても、特別なツアーになることは間違いありません。。

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