冬の寒さが深まる中、演歌・歌謡曲界には数多くの素晴らしい楽曲が誕生しています。本記事では、そんな数々の楽曲の中から、特に注目すべき5曲を厳選し、その魅力を深く掘り下げていきます。純烈の爽やかなポップチューンから、羽山みずきの繊細なバラード、三山ひろしの力強い演歌まで、それぞれの歌手にしか出せない魅力が詰まった楽曲の数々。これらの楽曲を聴けば、きっとあなたも演歌・歌謡曲の世界に魅了されるはずです。
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【連載】いま、聴きたい演歌・歌謡曲 vol.13(本人歌唱指導付き)純烈、羽山みずき、三山ひろし、田中あいみ、水前寺清子
純烈「奇跡の恋の物語」
純烈の新曲「奇跡の恋の物語」は、彼らがこれまで培ってきたエンターテイメント性と演歌の美しさを見事に融合させた作品です。作詞は藤井フミヤ、作曲は藤井尚之と、元チェッカーズの兄弟が手掛けたことで、ポップでありながらも演歌の深みを感じさせる一曲に仕上がっています。特に注目すべきは、藤井兄弟ならではのコーラスの使い方。メインのメロディに絡むハーモニーは、歌うことに一層の達成感を感じさせることでしょう。この歌は、カラオケでも人気を集め、歌い手の表現力を引き出してくれる力強い作品です。
羽山みずき「みちのく純恋歌」
羽山みずきの「みちのく純恋歌」は、地元山形県を舞台にした心に染み入るようなご当地ソングです。彼女が歌うと、まるで物語の登場人物としてその場にいるかのような感覚に包まれます。曲調はしっとりとした演歌で、羽山みずきの柔らかな歌声が、切なくも温かな情感を引き立てています。寂しさの中にもどこか包み込まれるような優しさを感じさせ、聴き手の心に静かに広がります。カップリングの「千年かぐや姫」では、歌謡フォークの世界観で「竹取物語」を描き出しており、歌詞の美しさがそのまま聴く者の心に届きます。
三山ひろし「恋…情念【感謝盤】」
三山ひろしの「恋…情念【感謝盤】」は、情熱的で深い愛情を描いた一曲です。この作品では、情念のような強い想いが歌詞を通じてしっかりと表現されています。三山ひろしならではの力強い歌声が、曲の世界観をより深く印象付けます。感謝盤として発売されたこの曲は、聴く者に愛と情熱を再確認させる力を持っており、演歌の持つドラマチックな一面を感じることができる作品です。歌唱指導でも三山ひろしが自身の感情を込めた表現を大切にしており、その情熱的な歌声に引き込まれることでしょう。
田中あいみ「仁川エアポート with 所ジョージ」
田中あいみの「仁川エアポート with 所ジョージ」は、少しユーモアを交えた歌詞が特徴的な作品です。所ジョージとのコラボレーションによって、軽快でありながらも、歌詞には深い感情が込められています。田中あいみの明るく、前向きな歌声が、楽曲に自然と溶け込んでいます。歌唱指導では、彼女が楽曲に込めた明るさと力強さをどのように表現していくのか、非常に興味深い部分がありました。この曲は、演歌に少し新しい風を吹き込んだような作品であり、聴き手にも楽しい気分を提供してくれます。
水前寺清子「男のいのち」
水前寺清子の「男のいのち」は、その歌声で聴く者の心を強く引き寄せる力を持つ一曲です。彼女が歌うことで、男性の苦悩や喜びがまるで彼女自身のことのように伝わってきます。深い人生経験に基づいた歌詞は、聴く人に大きな感動を与え、演歌の枠を超えた普遍的なメッセージを感じさせます。水前寺清子の歌唱力とともに、彼女の人間的な深さが楽曲に色を添え、この歌に聴き入ることができます。
演歌ニュース記事 感想
今回紹介した5曲、どれも個性豊かで心に残る作品ばかりです。特に印象に残ったのは、羽山みずきの「みちのく純恋歌」の包み込むような優しさ。彼女の歌声はどこか心を落ち着け、まるで自分がその場所にいるかのような感覚に浸ることができました。純烈の「奇跡の恋の物語」のポップな中にあるロマンティックな要素も非常に魅力的で、聴いていると自然に引き込まれます。三山ひろしや田中あいみも、それぞれの情熱を歌に乗せて、聴き手に届けてくれる作品でした。水前寺清子の「男のいのち」は、その歌声に込められた深い感情に胸が熱くなり、彼女の歌唱力に改めて感動しました。演歌の新たな可能性を感じさせる、素晴らしい作品たちです。
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