2023年、石川さゆりは歌手デビュー50周年を迎え、その軌跡を輝かしく歩み続けてきました。そして2024年、日本の音楽シーンでの不動の地位を築いた彼女が、BS-TBSの音楽番組『Sound Inn S』に登場し、その半生を振り返るセッションが展開されました。番組では、彼女のこれまでの歩みを象徴する名曲を、特別アレンジで披露。石川がいかにして時代を超えて愛され続けるアーティストとなったのか、そして50年のキャリアにかける思いが込められたパフォーマンスの数々に、多くのファンが感動を覚えました。今回は、その感動のステージを振り返りながら、彼女がどうしてこれほどまでに愛され続けるのかを探ります。
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石川さゆり 半生を振り返るセッションで見せた歌への愛、50年歌い続けてきたシンガーの矜持
名曲「津軽海峡・冬景色」の新たなアレンジ
石川さゆりの代表曲「津軽海峡・冬景色」は、1977年にリリースされて以来、日本の音楽シーンにおけるスタンダードナンバーとして多くの人々に親しまれています。今回の『Sound Inn S』では、坂本昌之のアレンジで、ストリングス、ホーンセクション、ハープを加えた壮大な編成で演奏されました。昔ながらの昭和歌謡の情緒を残しつつ、アレンジがその深みを一層引き立て、心に響くような感動的なパフォーマンスとなっています。石川自身も「この曲がリリースされた頃、まさに『盆と正月が一緒に来た』ような気持ちだった」と当時を振り返り、聴き手の心に残る一曲となったことを語りました。
デビュー曲「かくれんぼ」の特別バージョン
石川さゆりのデビュー曲「かくれんぼ」は、彼女の歌手人生の出発点を飾った一曲です。40周年を迎えた際に、作詞家の山上路夫と共に手掛けた特別バージョンが披露されました。このバージョンでは、歌詞に「決して派手な歌の道を歩いてきたわけではないけれど、一歩ずつよく頑張ったね」というメッセージが込められ、彼女の歌手としての誇りと矜持を感じさせる内容になっています。郷愁を感じさせるメロディが、船山基紀のアレンジでさらにダイナミックに表現され、大編成バンドが奏でる音楽が一層深い感動を呼び起こしました。
「天城越え」の新たな表現方法
1981年にリリースされた「天城越え」は、石川さゆりの歌手人生において大きな転機となった楽曲です。この曲は、女性の情念を描いた歌詞と彼女の歌声が見事に融合し、聴く人々に強い印象を与えました。『Sound Inn S』では、この曲も坂本昌之のアレンジで再び披露され、ストリングス、ホーン、さらには和楽器が加わったアンサンブルが、曲の持つドラマティックな世界観を一層際立たせました。石川はこの曲について「戸惑いながらも、演じるように歌ってみた」と語り、その後の彼女の音楽人生における新たな扉を開いた一曲となりました。
番組詳細
番組名: 『Sound Inn S』石川さゆり 1時間スペシャル
放送日時: 2024年12月22日(日)19:00~
放送局: BS-TBS
内容: 石川さゆりが歌手デビュー50周年を記念して、名曲の数々を新たなアレンジで披露。大編成のバンドによる生演奏で、昭和から令和に至るまでの彼女の進化を感じることができる特別セッション。
Set List:
「津軽海峡・冬景色」Arr.坂本昌之
「かくれんぼ」Arr.船山基紀
「天城越え」Arr.坂本昌之
「名うての泥棒猫」with 詩羽(水曜日のカンパネラ)Arr.斎藤ネコ
「朝日楼」Arr.千代正行
「とこしえの旅」Arr.斎藤ネコ
演歌ニュース記事 感想
石川さゆりさんの半生を振り返る今回の特別放送は、ただの懐かしい回顧ではなく、彼女が歌い続けてきた「歌への愛」と「歌手としての矜持」が深く感じられる内容です。50年もの長い年月を経て、今なお進化し続ける彼女のパフォーマンスには、計り知れない力強さと美しさがありますよね。特に「津軽海峡・冬景色」や「天城越え」など、石川さゆりの代表曲が、アレンジと共に新たな光を放ち、時代を超えて愛される理由がよくわかりました。
これから放送される番組を前にして、石川さゆりさんの歌声がどんな新しい形で私たちに届けられるのか、今から非常に楽しみです。毎回、彼女のパフォーマンスを楽しみにしている私にとって、この特別放送はまさに待望の一時間。どんな演出であっても、彼女ならではの深い感情表現で、視聴者の心をしっかりとつかむことでしょう。その時間を共に過ごせることが本当に待ち遠しいです。
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