五木ひろし×坂本冬美 初ジョイントコンサート!「ベストカップルコンサート~華やいで艶やかに~」圧巻のステージを徹底レポート!

演歌界の重鎮・五木ひろしさんがデビュー60周年を迎え、坂本冬美さんとのジョイントコンサート「ベストカップルコンサート~華やいで艶やかに~」を開催しました。これまで幾多の名曲を生み出し、多くのファンの心をつかんできた五木ひろしさん。そんな彼が坂本冬美さんとともに、円熟の歌声で観客を魅了しました。全国17カ所27公演を巡るこの特別公演は、五木ひろしさんの音楽人生を象徴するようなステージとなりました。

2人が初めてジョイントコンサートを行うという点も注目のポイント。お互いの魅力を存分に生かしたステージで、観客を感動の渦に巻き込みました。今回は、その東京・立川ステージガーデンでの公演に焦点を当て、演奏曲やパフォーマンス、五木ひろしさんの熱い思いを振り返ります。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8b3ce290ef064c8d3f2100f677aca34ec554769c
五木ひろし「孫が分かるようになるまで、もう少し頑張る」坂本冬美とデビュー60周年記念特別公演

五木ひろしと坂本冬美、豪華なデュエットが実現

今回の公演で、ひときわ観客を魅了したのは、五木ひろしさんと坂本冬美さんの息の合ったデュエットパフォーマンスでした。お二人は、それぞれの持ち味を存分に発揮しながらも、見事なハーモニーを響かせ、会場を感動の渦に巻き込みました。

コンサートは、五木さんが木の実ナナさんと歌った名曲「居酒屋」で幕を開けました。その後も、「ロンリー・チャップリン」「昭和枯れすゝき」「ふたりの大阪」など、昭和を代表するデュエット曲が次々と披露され、会場は往年の名曲に酔いしれました。

中でも、五木さんの深みのある低音と、坂本さんの情感豊かな歌声が絶妙に絡み合った「昭和枯れすゝき」は、観客を一瞬で昭和の時代へと誘うような、まさに圧巻のステージでした。長年コンビを組んできたかのような、お二人の軽妙な掛け合いと息の合ったパフォーマンスに、会場は惜しみない拍手で包まれました。

60年の歩みを振り返る五木ひろし

五木ひろしさんは、このステージで自身の60年に及ぶ音楽人生を振り返りました。16歳で音楽の道へ足を踏み入れ、17歳でデビュー。しかし、決して順風満帆とは言えず、ヒット曲に恵まれない日々が続きました。3度の改名を経験し、1971年、ついに「五木ひろし」として再デビューを果たします。

「よこはま・たそがれ」で大ブレイクし、一気にトップ歌手の仲間入りを果たしたものの、そこに至るまでの道のりは決して平坦ではありませんでした。「底辺も経験したからこそ、トップを目指して頑張ってこられた。売れない時代があったからこそ、今の僕がある」と語る五木さんの言葉には、60年の重みが感じられました。

また、来月14日には77歳の喜寿を迎えます。「孫が分かるようになるまで、もう少し頑張りたい」と語り、歌に対する情熱は衰えることを知りません。「自分の人生、歌が全て。歌がなかったら何もない」という言葉が、その真摯な思いを物語っています。

五木ひろしの新曲「母の顔」と坂本冬美の「浪花魂」

今回の公演では、五木ひろしさんと坂本冬美さんが、それぞれ新曲を披露し、観客を魅了しました。

五木ひろしさんが3月19日に発売する「母の顔」は、ご自身で作詞作曲を手掛けた渾身の一曲です。母親への感謝と愛情が込められた温かい歌詞と、五木さんならではの包み込むような歌声が、聴く人の心を優しく包み込みました。

一方、坂本冬美さんは3月5日発売の「浪花魂」を初披露。こちらは岡本千秋さんが作曲した楽曲で、大阪の粋で情熱的な雰囲気が感じられる一曲です。坂本さんの力強くも哀愁漂う歌声が響き渡り、観客の心をしっかりと掴んでいました。

演歌ニュース記事 感想

今回の公演を通して、五木ひろしさんの音楽人生の奥深さと、坂本冬美さんとの抜群の相性を改めて感じました。昭和の名曲をデュエットで披露する場面では、懐かしさとともに、新たな魅力が引き出され、新鮮な感動を覚えました。

特に心に残ったのは、五木さんが60年という自身の音楽人生を振り返る場面です。苦労の時代を乗り越え、今なお第一線で活躍し続ける彼の姿は、観客に勇気を与えてくれました。「孫が分かるようになるまで、もう少し頑張りたい」という言葉からは、歌への尽きることのない情熱がひしひしと伝わってきました。

また、新曲「母の顔」も、五木さんの人生経験が凝縮された、聴く人の胸を熱くする素晴らしい楽曲でした。

この特別なコンサートは、五木さんの60周年という節目を祝うと共に、坂本さんとの新たな可能性を感じさせる、記憶に残る公演となりました。

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