「伊豆の雨」などのヒット曲で知られるベテラン演歌歌手・角川博さんが、去る5月26日、都内で開催されたチャリティー演歌・歌謡コンサート「笑顔でつなぐコンサート2025」の取材会に出席しました。このコンサートは、コロナ禍で生の歌声に触れる機会が激減した2022年にスタートし、「観客と歌い手の笑顔を願い、開催地の福祉に貢献する」という温かい趣旨のもと、毎年開催されています。開催当初からこの趣旨に賛同し、参加を続ける角川さん。この日の取材会でも、持ち前のユーモアで会場を笑いの渦に巻き込みながら、コンサートへの熱い想いや、若手歌手への優しい眼差しをのぞかせました。この記事では、笑いと人情味に溢れた取材会の模様と、角川さんが語る“笑顔で歌うこと”の真髄に迫ります。
https://news.yahoo.co.jp/articles/717370d7525f51c5fa9a2fe7be4ca78498d76476
大御所演歌歌手 持ち前のギャグで終始笑いを提供と同時に見せた優しさ
「ギャラがいい!」からの「笑顔」談義、大御所のユーモアと深イイ話
この日の取材会は、角川博さんの独壇場とも言える、笑いに満ちた和やかな雰囲気で進みました。まず、同コンサートの魅力を尋ねられると、すかさず「ギャラがいい!」と、大御所ならではの貫禄たっぷりなジョークで報道陣を笑わせます。しかし、その後は何食わぬ顔で「いやいや、タイトルからしていいですよね」と続け、コンサートの趣旨である「笑顔」について、自身の経験を交えながら深く語り始めました。
「基本、演歌というのは辛気くさいものが多いでしょう。どうしても眉間にしわを寄せて歌ってしまう」と切り出した角川さん。1984年にリリースされた自身のヒット曲「伊豆の雨」を歌唱した際、作曲家・市川昭介先生から「君はかわいい顔をしているんだから、そんな眉間にしわを寄せた汚い顔で歌わないでくれ」とアドバイスされたというエピソードを披露。「『笑顔で歌ってください。悲しい歌を悲しい顔で歌うのは当たり前。笑顔で歌うことで、その歌の悲しさや切なさが、かえって後ろで見え隠れするんだよ』と説明されたんです」と、当時を振り返ります。その時はすぐには理解できなかったという市川先生の言葉も、「経験を重ねていくうちに、なるほどな、と実感できるようになりました」としみじみ。「だからこそ、この『笑顔』というコンサートの趣旨には大変感銘を受けて、参加させていただいているんです」と、真摯な想いを語りました。
若手歌手への温かい眼差しと、エルメスのネクタイ
この日の取材会には、角川さんのほか、野上こうじさん、司紘人さん、佐々木麻衣さん、そして5月21日に日本コロムビアから「ふるさと春秋」でデビューしたばかりの新人・須賀亮雄さんといった、フレッシュな顔ぶれも参加しました。若干25歳の須賀さんは、「まだまだ駆け出しの身です。今はキャンペーン先で皆さんから応援をいただくのが、何よりの笑顔の源です。自分が笑顔にさせていただいた分、今度は僕が皆さまに笑顔を届けられるように頑張りたいです」と、初々しくも力強い決意を表明。
すると、ここで角川さんから驚きのサプライズが。なんと、須賀さんのデビューを記念して、高級ブランド・エルメスのネクタイをプレゼントしたのです。大先輩からの思いがけない贈り物に、須賀さんも感激しきりだったことでしょう。持ち前のギャグで場を和ませる一方で、このように若手歌手を温かく見守り、さりげない気遣いを見せるのも、角川博さんという大御所の大きな魅力の一つです。
最後まで笑いと人情!「世の中お金じゃない…銭です!」
取材会の最後の言葉を任された角川さんは、ここでもお得意のギャグを炸裂させます。「若い頃に野球をやっていてね、同じ時期に作新学院で投げていたのは…江川か!」と、往年の名投手の名前を出し、会場を笑わせました。そして、「私たち歌い手は、みんなの心を笑顔でつなぐために、それぞれのおのおのの思いをステージで発揮して、皆さんに喜んでいただく。僕もね、病で伏せていたお母さんが自分の歌を聴いて元気になった、なんて話を聞くと、それが一番嬉しいんですよ。やっぱりね、世の中お金じゃない…」と、しみじみ語ったかと思いきや、間髪入れずに「銭です!」とオチをつけ、最後まで会場を爆笑の渦に巻き込みました。この絶妙なユーモアと、根底に流れる人情味こそが、角川博さんが長年にわたり多くのファンに愛され続ける理由なのでしょう。
「笑顔でつなぐコンサート2025」は、6月4日の埼玉・越谷市中央市民会館を皮切りに、各地で開催されます。角川博さんをはじめとする出演者たちが届ける、心温まる歌声と笑顔に、ぜひ触れてみてはいかがでしょうか。
演歌ニュース記事 感想
角川博さんが出演される「笑顔でつなぐコンサート2025」の取材会に関する記事を拝見し、まず角川さんのサービス精神旺盛なユーモアと、その裏にある温かいお人柄に、とても心が和みました。「ギャラがいい!」というジョークから始まり、最後は「世の中お金じゃない…銭です!」で締めるという、まさに“角川節”全開のトークは、読んでいるこちらまで笑顔になってしまいます。
しかし、その一方で、市川昭介先生から受けた「笑顔で歌うこと」のアドバイスや、若手歌手の須賀亮雄さんにエルメスのネクタイをプレゼントされたというエピソードからは、長年歌謡界で活躍されてきた大御所ならではの深みと優しさが感じられ、非常に感動しました。特に「悲しい歌を笑顔で歌うと悲しさ、切なさが後ろで見え隠れする」という言葉は、歌の表現の奥深さを改めて教えてくれるようで、大変印象に残りました。
この記事を読んで、「笑顔でつなぐコンサート」というタイトルに込められた温かい想いが伝わってきましたし、角川博さんをはじめとする出演者の皆さんが、どのような笑顔と歌声を届けてくれるのか、コンサートの成功を心から願っています。

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