世代を超える名曲特集!いま、聴きたい演歌・歌謡曲 vol.7:感動と共鳴する名声を持つ楽曲を厳選紹介

世代を超えて愛される「うた」がある。歌唱したい「うた」がある──。演歌・歌謡曲ファンにとって、毎月心待ちにしているのが、BARKSと日本クラウンが贈る連載企画「いま、聴きたい演歌・歌謡曲」。第7回となる今回は、木村徹二瀬川瑛子キム・ヨンジャ花咲ゆき美知里の5名が歌う珠玉の5作品をご紹介します。

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【連載】いま、聴きたい演歌・歌謡曲 vol.7(本人歌唱指導付き)木村徹二、瀬川瑛子、キム・ヨンジャ、花咲ゆき美、知里

木村徹二「みだれ咲き」特別版:昭和の男の豪快な歌声

鳥羽一郎の次男として知られる木村徹二は、昨年のレコード大賞新人賞を受賞した注目アーティストです。今回ご紹介するのは、2ndシングル「みだれ咲き」の再リリース盤。カップリング曲を変更し、さらに父・鳥羽一郎の「ハマナスの眠り唄」を収録した特別版となっています。

リード曲「みだれ咲き」は、昭和の男を思わせる豪快な歌声で、人生の無常を力強く歌い上げます。カップリング曲「男の拳」も、男の生き様を拳に喩えた骨太い歌詞とメロディーが印象的です。

瀬川瑛子「めおと浜唄」:港町の哀愁漂う女の歌

77歳を迎えた大ベテラン、瀬川瑛子。驚くべき若さと天然なキャラクターで愛される彼女は、約2年ぶりの新曲「めおと浜唄」をリリースしました。

港町を舞台にしたこの曲は、「石狩挽歌」を彷彿とさせる哀愁漂うメロディーと歌詞で、船の帰りを待つ女の心情を切々と歌い上げます。カップリング曲「ブルースを聞かせて」は、松尾和子の名曲「グッド・ナイト」を思わせるムーディーな歌謡ブルース。アナログレコードで聴きたくなるような、ノスタルジックな雰囲気を醸し出しています。

キム・ヨンジャ「海を渡る蝶」:歌謡ポップス調のドラマティックな名曲

日本での活動を再開して5年となるキム・ヨンジャは、幅広いレパートリーでファンを魅了し続けている実力派歌手です。今回ご紹介するのは、2024年の新曲2曲。

リード曲「海を渡る蝶」は、歌謡ポップス調のドラマティックなバラード。海のあちらとこちらで通じ合う愛を歌い、引退前のちあきなおみにも通じる思慮深さとスケールの大きさが魅力です。カップリング曲「流氷えとらんぜ」は、80年代後半のテイストを感じさせる軽快な歌謡ポップス。こちらもリード曲に負けず劣らずの出来栄えです。

花咲ゆき美「雨の港駅」:女の孤独を歌った哀切の歌声

演歌・歌謡界きっての美貌とウィスパーボイスが持ち味の歌手、花咲ゆき美。1年半ぶりとなる新曲「雨の港駅」は、王道のハチロク系バラードで、女の孤独を切なく歌い上げます。カップリング曲「お店噺し」は、こちらも王道演歌調のポップス。どちらの曲も、花咲ゆき美の哀切漂う歌声が心に響きます。

知里「シークレットラブ」:ラテン・テイストのダンス・ナンバーに挑戦

日大藝術学部声楽科の院まで進んだという、演歌・歌謡界では珍しいクラシックの素養を持つ歌手、知里。今回ご紹介するのは、2曲とも本人が作曲した新曲2曲です。

リード曲「シークレットラブ」は、これまでで最もアッパーなダンス・ナンバー。ラテン・テイストを取り入れた楽曲で、知里の新たな魅力を発見することができます。カップリング曲「夢陽炎」は、70年代のヤマハ系のようなフォーク風メロディーを持ったバラード。知里の作曲家としての幅の広さを証明する作品です。

演歌ニュース記事 感想

今回ご紹介された5作品は、いずれも演歌・歌謡曲の伝統を受け継ぎながらも、現代的なアレンジを加えた作品ですよね。木村徹二さんの力強い歌声、瀬川瑛子さんの感動的な歌唱、キム・ヨンジャさんのドラマティックなバラード、花咲ゆき美さんの悲哀に満ちた声、知里さんの多才な作曲能力。どの曲も、一度聴いたら忘れられない印象を残します。これらの作品を聴いて、演歌・歌謡曲の奥深い魅力を改めて感じました。演歌・歌謡曲ファンはもちろんのこと、普段演歌・歌謡曲を聴かない方にも、ぜひ聴いていただきたい作品ばかりです。

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