9月27日、演歌歌手の小林幸子さん(70)が新潟県長岡市山古志地区にある「小林幸子田」で恒例の稲刈りを行いました。この田んぼは、2004年の新潟県中越地震で甚大な被害を受けた山古志地区の復興の象徴として、2006年から始まったプロジェクトの一環です。小林さんは今年も地元の小学生たちと一緒に稲作に励み、約240キロもの米を収穫しました。そして、その収穫したお米を能登豪雨災害の支援に使うことを表明し、地域との深い絆を再確認する機会となりました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/84bb89801f9b2db3a3808d54a6a88216b33ce6c0
小林幸子が「幸子田」で稲刈り 収穫したお米は「能登の方に送ります」と能登豪雨災害支援へ
「小林幸子田」と山古志地区の復興
2004年の新潟県中越地震で震度6強を観測した山古志地区は、壊滅的な被害を受けました。当時、多くの住民が避難を余儀なくされ、一時は二度と戻れないのではないかという絶望感が漂っていました。しかし、小林幸子さんをはじめとする多くの支援者の協力により、山古志地区は復興への道を歩み始めました。小林さんが作った「小林幸子田」は、地域復興のシンボルとして毎年稲作が行われ、地元の小学生たちと共に育てられたお米は、その年の象徴とも言える存在となっています。
地域との絆と18年目の稲刈り
今年で18年目を迎えた「小林幸子田」の稲刈りには、山古志小学校の児童たち8名が参加しました。雨の影響でぬかるんだ田んぼの中、小林さんは時折尻もちをつく場面もありましたが、笑顔を絶やさず児童たちと共に作業を進めました。「毎年、山古志に来て子供たちと交流することで、私自身がパワーをもらっています」と語る小林さんにとって、この稲刈りは単なる農作業ではなく、第二の故郷と呼ぶ山古志の人々との絆を再確認する重要なイベントです。
能登豪雨災害への支援と今後の活動
今回収穫された約240キロのお米は、能登豪雨災害の支援に使用される予定です。小林さんは「能登の方にお米を送るか、義援金として使うかをスタッフと相談して決めたい」と語り、さらに「現地に行けるようであれば炊き出しなども行いたい」と、具体的な支援活動への意欲を示しました。また、12月5日に予定されている新潟県民会館での60周年記念凱旋コンサートについても触れ、「私も60周年なので、故郷でやらないわけにはいかないでしょう」と語り、今後の活動に向けた意気込みを見せました。
演歌ニュース記事 感想
小林幸子さんが「幸子田」で行う稲刈りの様子を知ると、彼女の温かい人柄と故郷への深い愛が感じられます。被災地への支援や地元の子供たちとの交流を通じて、彼女は常に人々に希望と感動を届けています。そして、60周年という節目を迎え、ますます輝きを増していく彼女の姿に、私たちも大きな力をもらっています。これからも、小林幸子さんの歌声と活動が、たくさんの人々の心を温め続けることでしょう。
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