数々のヒット曲で知られ、“ご当地ソングの女王”の異名を持つ演歌歌手、水森かおりさん。その華やかなステージの裏側で、かつて歌手生命を揺るがすような困難に直面していたことを、24日放送のフジテレビ『ノンストップ!』で初めて明かしました。
これまで公に語られることのなかった、原因不明の発声障害に苦しんだ過去。それでも歌い続けることを選び、乗り越えてきた水森さんの胸の内とは――。その知られざる葛藤と、力強い決意に迫ります。
https://news.yahoo.co.jp/articles/302039d05b5d22a68e6d5d0e1fb81f26f70af30b
水森かおり、歌手生命の危機をテレビ初告白 原因不明の発声障害「歌うことがつらかった」
原因不明の苦しみ
番組のVTRの中で、水森さんは当時の状況について「10年ぐらい前に声がでなくなったことがあって。それは、ちょっとこたえました」と、静かに語り始めました。「原因不明というか、病院行っても『ストレスです』とか、ジストニアとか、発声障害みたいなことですけど、それが急に出た時はちょっとつらかったです。歌うことがつらかったです。初めて言いました」と、これまで誰にも語ることのなかった苦悩を打ち明けました。
自分の声ではない感覚
当時の心境について、水森さんは「自分が思ったように声が出せない。疲労が重なってみたいなことだと思うのですが、自分ののどじゃないというか、自分が思ったように歌えない」と振り返ります。長年、歌を届けることを生業としてきた水森さんにとって、声が出なくなることは、計り知れない不安と絶望感に繋がったことでしょう。
隠してきた理由と、乗り越えるための葛藤
この経験をこれまで公表しなかった理由について、水森さんは「心配かけたくないっていうのと、やっぱりそういう風に言うと、今後(発声障害の歌手として)聞かれるんじゃないかとか、そういう不安があって」と、複雑な心境を明かしました。
しかし、水森さんはこの困難を乗り越えるために、自らと向き合い、様々な努力を重ねてきました。「それを克服するのは自分なので。歌い方を変えてみるとか、自分で研究したりして、徐々に今っていう感じです」と、力強く語ります。
演歌ニュース記事 感想
この記事を読んで、水森かおりさんがこれまで公に語ることのなかった、発声障害という困難に直面していたという事実に、まず驚きました。華やかなステージでいつも力強い歌声を届けてくれる水森さんの、見えない苦悩があったことを知り、胸が締め付けられるような思いがしました。
「自分が思ったように声が出せない」「自分ののどじゃない」という言葉からは、歌を愛し、歌うことを生きがいとしてきた水森さんにとって、どれほどの苦しみだったかが痛いほど伝わってきます。それでも、自らの力で乗り越え、歌い続けてきたという事実に、彼女の強さとプロ意識の高さを感じました。
「心配かけたくない」という思いから、この経験を隠してきたという水森さんの優しさにも心を打たれます。ファンを大切に思う気持ちが、その言葉の端々から伝わってきました。
「ご当地ソングの女王」として、多くの人々に笑顔と感動を届けてきた水森かおりさん。今回の告白は、彼女の人間性をより深く知るきっかけとなり、これからの歌声には、さらに深みが増すのではないでしょうか。これからも、水森さんの歌が、多くの人々の心に響き渡ることを願っています。
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