大阪のソウルを歌う演歌歌手・中山琉美「知らんけど」ヒョウ柄ドレスで新境地に挑戦!

大阪のおばちゃんたちの会話の締めに使う軽妙なフレーズ「知らんけど」をそのままタイトルにした中山琉美の新曲が、大きな話題を集めています。テイチクレコード移籍後に発表した「玄海哀歌」がオリコン週間演歌・歌謡シングルランキングで1位に輝くなど、その歌唱力と個性が一層評価され、地元大阪を中心に人気が急上昇中。「知らんけど」というタイトルには、中山琉美ならではの遊び心が込められています。今回は彼女のバックグラウンドやエピソードを交えながら、大阪らしさを前面に出したその音楽の魅力に迫ります。

https://news.yahoo.co.jp/articles/71432c2665633b1b4b2e62f58c4bd713ebf8bbfc
ヒョウ柄衣装で「知らんけど」 中山琉美が大阪ソング

大阪の風を感じる演歌歌手・中山琉美のルーツ

大阪市住吉区で生まれ育った中山琉美は、地元の風景や文化に親しみながら成長してきました。住吉大社や浪花の古き良き電車「チンチン電車」が走る街で育った彼女の性格は、自己申告で「涙もろくておおらか、そしてせっかち」と、大阪らしい魅力に溢れています。そんな彼女が演歌歌手として歩み始めたきっかけは、山口県での会社勤め時代のエピソードでした。たまたま参加したイベントで歌手の黒木じゅんとデュエットする機会があり、「うまいなぁ、歌手になったら?」という励ましの言葉でその気になったのだそう。このフットワークの軽さも、大阪人らしさを感じさせます。2020年には「一の坂恋蛍」という曲でローカルデビューを果たし、翌年には本格的なプロ活動へと進出。2023年6月にテイチクへと移籍し、現在の芸名で活動を本格化させました。

「知らんけど」—中山琉美が贈るユーモアと大阪の心

「知らんけど」は、そんな彼女の軽快で気さくな大阪の魂を表現する一曲です。この曲は「玄海哀歌」のカップリング曲として収録され、作詞・日野浦かなで、作曲・徳久広司が手掛けた作品。サンバ調の軽快なリズムに乗せて、大阪のユーモアが詰まった歌詞が展開されます。「知らんけど」は、どんなに自信満々に話した後でも責任を逃れるためのジョークのように使われるフレーズで、まさに大阪のおばちゃんたちの言葉そのもの。このタイトルには、中山自身の明るさと大阪らしい庶民性が映し出されています。ヒョウ柄のドレスで登場する彼女の姿も相まって、楽曲の面白さがさらに引き立っています。

本格演歌「玄海哀歌」としての評価

メイン曲の「玄海哀歌」は、中山琉美の持ち味である中低音を活かした重厚な演歌です。この曲では、彼女の感情豊かな歌声が、悲哀を帯びた歌詞と相まって胸に響く歌唱となっています。2023年7月8日付のオリコン週間演歌・歌謡シングルランキングでは第1位を獲得し、ファンや業界からの注目を浴びることに成功しました。「玄海哀歌」がオリコンで高評価を得られた背景には、彼女の独自の歌唱力や、長年歌い続けてきた演歌の持つ深みがあります。大阪でのライブやイベントでもこの曲を披露しており、地域に根差した活動を続けながら、彼女は全国区へと進出し始めています。

演歌ニュース記事 感想

今回の記事を通じて、中山琉美さんの魅力を改めて感じました。大阪らしい気さくさや温かさを持ちながらも、プロとしての高い志を持って活動している姿は印象的です。「知らんけど」というタイトルは、中山さんならではのユーモアと大阪らしさが詰まっており、その軽妙なリズムに思わずこちらも笑顔になります。一方、「玄海哀歌」ではしっとりとした深みのある歌唱が堪能でき、彼女が持つ幅広い表現力にも驚かされました。ヒョウ柄のドレスも、彼女の大阪愛が伝わる一方で、演歌歌手としての新しいスタイルを感じさせてくれます。今後の活躍がますます楽しみですね。

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