新浜レオン×こっちのけんと、夢のWアニメ主題歌コラボが実現!演歌とアニメの“今”を鮮やかに彩る

2024年末、『第75回NHK紅白歌合戦』にそろって初出場を果たしたこっちのけんとさんと新浜レオンさん。年齢も同じ、ラッキーカラーも“グリーン”という共通点を持つ2人が、次はなんと人気アニメの主題歌というフィールドで並び立つことになりました。

4月から、こっちのけんとさんはTVアニメ『ヴィジランテ -僕のヒーローアカデミア ILLEGALS-』のオープニングテーマ「けっかおーらい」を担当。そして新浜レオンさんは、『名探偵コナン』の新エンディングテーマとして「Fun! Fun! Fun!」を披露しています。

そして14日、両者のYouTube公式チャンネルにて、互いの楽曲をカバーし合うという夢のようなコラボ映像が公開されました。お互いの楽曲を、本人以上の熱量で歌い上げたこの共演は、ジャンルを超えた友情と音楽への情熱を感じさせる、まさに今しか見られないスペシャルな仕上がりとなっています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/52fa75b2a496ce468f87493df099d6338d61de44
新浜レオン&こっちのけんと、TVアニメ『ヴィジランテ -僕のヒーローアカデミア ILLEGALS-』『名探偵コナン』テーマソングのコラボ動画公開

“けっかおーらい”に挑んだ新浜レオン、異なるリズムに込めた決意

新浜レオンさんが歌唱したのは、こっちのけんとさんの「けっかおーらい」。アニメ『ヴィジランテ』の世界観に寄り添うアップテンポなナンバーで、軽快なビートに乗せて未来へ突き進む力強さを表現しています。

この楽曲について新浜さんは、「テンポやリズムが難しかった」と語っています。それでも「こっちのけんとさんの音楽が大好き」と明かし、挑戦そのものを楽しみながら歌い上げた様子が印象的です。

普段は“王道演歌の次世代”というイメージを持つ新浜さんですが、今回はあえてその枠を飛び出し、躍動感あるアニメ楽曲に体当たりで挑んだことが、ファンの間でも大きな話題となっています。SNSでは「ギャップが最高」「新たな一面が見られた」といった声が多数寄せられました。

彼の“ジャンルを超えたい”という言葉は、演歌という伝統を背負いながらも、常に新しい表現を模索する彼らしい決意の表れなのかもしれません。

“Fun! Fun! Fun!”をこっちのけんとが熱唱 レオンにしか出せない“味”へのリスペクト

一方、こっちのけんとさんがカバーしたのは新浜レオンさんの「Fun! Fun! Fun!」。4月12日放送の『名探偵コナン』でエンディングとして初披露され、放送終了後にはノンクレジット映像とミュージックビデオが同時公開されました。

この楽曲は、爽やかさとキャッチーさをあわせ持つ明快なJ-POP調の楽曲で、“WAKI WAKIダンス”と名付けられた振り付けもSNSを中心に人気を集めています。演歌ファン層だけでなく、コナン世代の若年層にも一気に浸透した印象があります。

こっちのけんとさんはこの曲について「レオンさんにしかできない味がビシビシ伝わってきた」とコメント。決して単に“歌いこなす”だけではなく、その空気感を崩さずに自分の声で彩る姿勢が印象的でした。

普段は言葉遊びや独自の感性が光る歌詞を持ち味とする彼ですが、今回はあくまで“レオンの世界”にリスペクトを込めて寄り添っているように見えます。新浜レオンさんが放った軽やかな風に、こっちのけんとさんが自らの声で優しく共鳴する。そんな丁寧な歌唱が、コラボの温かさをより深めていたように感じました。

アニメ主題歌をきっかけに広がる“演歌とJ-POP”の橋渡し

注目すべきは、このコラボが“ただの仲良し企画”ではなく、演歌・歌謡曲とアニメという異なるカルチャーをつなぐ意義ある試みだという点です。

近年、若手演歌歌手の中でも「ジャンルを越えていきたい」という意識が強まっています。その中で、今回はアニメの主題歌という舞台を通じて、演歌系アーティストがJ-POPのフィールドで勝負するという、稀有な成功例を示した形となりました。

さらに2人の関係性にも注目です。レギュラーラジオ番組にゲスト出演し合うなど、メディアを超えて築かれてきた信頼関係が、このコラボの根底にあります。だからこそ、互いの楽曲を“気持ちよく預け合える”空気感が生まれたのではないでしょうか。

今後、こうした形で演歌・歌謡曲の世界が広がっていけば、若い世代のリスナーとの新たな接点も生まれてくるはずです。そう思わせてくれるような希望に満ちたコラボレーションでした。

演歌ニュース記事 感想

この記事を読んで、演歌や歌謡曲が“閉じた世界”ではないとあらためて感じました。こっちのけんとさんも新浜レオンさんも、それぞれに自分のジャンルへの誇りを持ちつつ、壁を壊して新しい場所に踏み出そうとしている姿が、すごくいいなと思いました。

特に印象に残ったのは、新浜レオンさんが「テンポやリズムが難しかった」と言いながらも「楽しかった」と語っていた部分です。苦労を苦労としてではなく、前向きな挑戦として捉えているのが伝わってきて、見ていて気持ちよさを感じました。

こっちのけんとさんの「レオンさんにしかできない味」というコメントも素敵でした。自分を押し出すだけでなく、相手を尊重するバランス感覚が、このコラボの温かさを作っていたように思います。

これからもこうした枠を越えたコラボレーションが続いていけば、演歌・歌謡曲の未来はもっと明るくなるのではないでしょうか。

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