渋谷の中心に響き渡る歌声。2024年12月15日、おかゆが東京・渋谷区にある古賀政男音楽博物館・けやきホールで開催したライブ「渋谷のオカユ2024」は、観客に感動と驚きを届けました。華やかなピンクのドレスに身を包み、彼女は過去と未来をつなぐ「歌謡曲の守り手」として、その存在感をさらに際立たせました。流しの歌手としてのキャリアを築いてきたおかゆが、シンガー・ソングライターとして新たな一歩を踏み出す記念すべきステージ。その背後にあるストーリー、そして「リアルおかゆ」と題した来年への展望が語られたこのライブの魅力を掘り下げます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2bd8be887e797331649c51da88e028ee6b0db891
おかゆ「原点は歌謡曲…由緒正しくやる意味ある」古賀政男音楽博物館でライブ、来年のテーマは
流しからアーティストへ ― おかゆの10年の歩み
おかゆが「流し」として活動を始めたのは2014年、東京・湯島の居酒屋からでした。母の命日の4月20日に「流しとしての目標を達成したい」という強い思いを抱え、47都道府県で歌い続ける旅をスタート。その後、母との約束であった「7842人と写真を撮る」という目標も掲げ、苦難の中で一歩ずつ前進してきました。コロナ禍で活動が中断された期間も乗り越え、今年の4月20日には北海道・札幌市の思い出の地で、その目標をついに達成。「おかゆ」という名前に込められた癒しと再生の象徴を体現するように、彼女の歌声は聴く人々に元気を与えています。
古賀政男音楽博物館での特別なライブ
今回のライブ会場である古賀政男音楽博物館は、歌謡曲や演歌の聖地として知られ、多くの名アーティストたちがそのステージを踏んできました。この場を選んだ理由についておかゆは「歌謡曲の原点に立ち返るため」と語っています。「渋谷」という場所も、彼女にとって特別な意味を持っています。17歳で上京した地であり、母が亡くなった後、改めて「ここで生きていく」と決意した思い出深い場所。そこから「流しのおかゆ」から「アーティストおかゆ」への転換を象徴するステージが始まりました。当日は彼女の代表曲「渋谷ぼっちの歌謡曲」や「渋谷のマリア」を含む19曲を披露し、観客を魅了しました。
「リアルおかゆ」と来年への展望
今年のテーマ「シン・おかゆ」を成功させたおかゆが掲げる2025年のテーマは「リアルおかゆ」です。信念、心、そして進化を象徴する「シン」に続き、次は「リアルな自分」をテーマに掲げた彼女。「皆さんを癒やす曲を展開していきたい」という言葉には、より多くの人に寄り添う存在になりたいという強い意志が感じられます。具体的にはディナーショーや大規模ライブなど、これまで以上に多様な形式で歌を届ける活動を目指しています。「一人一人に思いを込めて歌い続ける」との決意を胸に、さらなる高みを目指す姿勢は、これからの歌謡界に新たな風を吹き込む予感をさせます。
演歌ニュース記事 感想
この記事を読みながら、おかゆさんの10年にわたる歩みの重みを感じました。流しとして始めた活動が、ここまで大きな舞台へと繋がるなんて、夢のようなストーリーですね。特に「7842人と写真を撮る」という具体的な目標に向き合い、それをやり遂げた姿には感動しました。そして「リアルおかゆ」という新しいテーマには、これからの活動がさらに楽しみになるような期待感があります。歌謡曲や演歌に新しい視点を持ち込み、時代を超えて伝える彼女の取り組みは、聴く人々に大きな影響を与えることでしょう。ぜひ来年も彼女の進化を見届けたいと思いました。
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