浅草を拠点に活動し、現役の俥夫(人力車の車夫)から成る異色のユニット「東京力車」。その彼らが、デビュー5周年イヤーの集大成となるワンマンライブ「東京力車コンサート2025 -継往開来-」を、去る6月4日、演芸の聖地・浅草木馬亭にて開催しました。「継往開来(けいおうかいらい)」というタイトルには、これまでの5年間の歩みを大切に受け継ぎ、新たな未来を自分たちの手で切り拓いていくという、彼らの力強い決意が込められています。この日のステージは、お芝居あり、アクロバットあり、そしてもちろん魂のこもった歌ありと、まさに東京力車ならではのエンターテインメントが凝縮された、熱い一夜となりました。この記事では、感動とサプライズに満ちた記念すべきコンサートの模様と、彼らが発表した新たな挑戦について、詳しくお届けします。
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現役俥夫ユニット・東京力車、5周年イヤー完走!新たに駆け抜ける飛躍のステージへ、全国ツアー発表!
汗と涙の5年間を辿る、芝居と歌で魅せた“継往開来”のステージ
この日のライブは、単なる歌のステージではありませんでした。幕開けは、彼らの5年間の歩みを振り返るお芝居と、心のこもった語りからスタート。人力車をひきながら夢を追いかけ、苦楽を共にしてきた仲間たちとの日々を辿る演出は、会場に集まったファンたちの胸を熱くさせました。そして、続くオープニング曲「ソーラン節」では、日本の魂とも言える民謡に、アクロバティックなパフォーマンスを融合。これぞ東京力車!と唸らせる、圧巻の世界観で観客を一気に引き込みました。
その後も、彼らの代表曲である「男道」や「唯我独尊SOUL」で力強い歌声を響かせたかと思えば、昭和の大スター・三波春夫さんの名曲を現代的にアレンジした三部作「握手をしよう~世界の国からこんにちは~」「Sole!~おまんた囃子~」「ニビイロトーキョー ~チャンチキおけさ~」を披露。古き良き日本の歌謡曲を、新しい世代にも届けたいという彼らの想いが伝わってくる、見事なパフォーマンスでした。
純烈・酒井一圭、山本譲二、武田鉄矢…偉大な先輩たちの想いを胸に
コンサートの終盤には、彼らにとって大きな意味を持つ楽曲が続きました。昨年8月にリリースされた「涙ひとしずく」は、なんと純烈のリーダー・酒井一圭さんが初めて他のアーティストに提供したという貴重な作品。不安と野望を抱えながら、がむしゃらに夢を追いかける男の姿を描いたこの楽曲は、まさに東京力車自身の物語と重なります。この曲と共に全国を駆け巡り、ファンとの絆を深めてきた彼らにとって、なくてはならない一曲です。
さらに、今年2月に発売された最新シングル「俺らしく…」を熱唱。この曲の作詞を手がけたのは、演歌界のレジェンド・山本譲二さん。山本さん自身の売れない下積み時代の想いや、「俺らしくありたい」という切実な願いが込められたこの歌詞を、東京力車の3人が自身の想いと重ね合わせ、魂を込めて歌い上げる姿は、観る者の心を強く打ちました。その力強いパフォーマンスは、彼らがこれから未来を切り拓いていくという、強い意志の表れのようにも見えました。
感動のサプライズ!全国ツアー発表に会場は歓喜の渦!
アンコールでは、ファンであり仲間でもある“チーム東京力車”との絆を歌った「絆~仲間へ~」を披露。メンバーが客席をラウンドし、ファン一人ひとりと心を交わす中、この日観覧に訪れていたシンガーソングライター・木村竜蔵さんがメンバーに呼び込まれ、ステージに登壇するというサプライズが!ファンの温かい眼差しが見守る中、なんと木村さんが東京力車に新たな楽曲を提供することを約束。予期せぬ展開に、会場は驚きと大きな歓声に包まれました。
そして、興奮冷めやらぬ中、さらなるビッグニュースが!この日のステージ上で、東京力車の新たな全国ツアー「俺らしく駆け抜けろ2025-2026」の開催が発表されたのです!8月30日の大阪公演を皮切りに、北海道から福岡まで、全国各地を駆け巡るこのツアー。嬉しいサプライズの連続に、会場はファンたちの喜びで満ち溢れました。その後、世界中を人力車で走り続ける挑戦者・ガンプ鈴木さんへの応援歌「ミスターランナー」(作詞:武田鉄矢)を披露。困難に立ち向かう友へのエールと、自分たちの夢への想いを重ね合わせた力強いパフォーマンスで、観客を魅了しました。ラストナンバーは、ファンへの感謝の気持ちを込めた「ARIGATOU」。過去から現在、そして輝かしい未来へと繋がる、“継往開来”の名にふさわしい、感動的な一夜は幕を閉じました。5周年イヤーを力強く完走した東京力車。彼らの新たな挑戦は、まだ始まったばかりです。
演歌ニュース記事 感想
東京力車さんの5周年記念コンサートの記事を拝見し、まずそのエネルギッシュで、エンターテインメント性に富んだステージの様子に、大きな魅力を感じました。現役の俥夫である彼らが、お芝居やアクロバットを取り入れながら、魂のこもった歌を届けるというスタイルは、本当に唯一無二の存在だと思います。
特に印象的だったのは、アンコールでのサプライズの連続です。観覧に来ていた木村竜蔵さんがステージに上がり、新曲提供を約束するというドラマチックな展開、そして待望の全国ツアーの発表。その場にいたファンの方々の喜びや興奮が、こちらまで伝わってくるようでした。また、純烈の酒井一圭さん、山本譲二さん、武田鉄矢さんといった、偉大な先輩方が楽曲を提供し、彼らの活動を支えているというエピソードからも、東京力車のメンバーが持つ人柄の良さや、周りの人々を惹きつける不思議な力が感じられます。
この記事を読んで、東京力車というグループが、多くの人々に愛され、支えられながら、着実に自分たちの道を切り拓いているのだなと、改めて感じました。彼らのひたむきな姿は、多くの人々に勇気と感動を与えてくれるのではないでしょうか。これからのご活躍を、心から楽しみにしています。
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