2025年4月2日にリリースされた真田ナオキさんの最新シングル「Nina」が、オリコン週間演歌・歌謡シングルランキング(4月21日付)で堂々の第1位を獲得しました。さらに、USENリクエスト演歌/歌謡曲ランキング(4月9日付)でも同じく1位を記録し、Wランキング制覇を達成。発売からわずか2週間足らずで、早くも“ヒット確定”の様相を見せています。
本作は、師匠である吉幾三さんが作詞・作曲を手がけた意欲作。真田さんにとってメジャー6枚目のシングルであり、間もなく迎えるデビュー10周年を彩るにふさわしい一曲となりました。強い想いを乗せた歌声、耳に残るフレーズ、そして3形態で展開されるカップリング曲のバリエーション──。そのすべてが、いまの真田ナオキさんを象徴する“今”を物語っています。
この春、演歌シーンを駆け上がる真田ナオキさんの快進撃。その背景にある楽曲の魅力、リリース展開、そして今後の展望について詳しくお届けします。
https://news.yahoo.co.jp/articles/055155aea98ade80a809fe6f7967a9eb931dbefd
真田ナオキ、シングル「Nina(ニーナ)」がオリコン週間演歌・歌謡シングルランキング第1位を獲得
吉幾三が託したメッセージ 「Nina(ニーナ)」に込めた男の未練と哀愁
「Nina(ニーナ)」は、横浜の街を舞台に、“忘れられない女性”への未練を抱き続ける男の姿を描いたナンバーです。「Oh Nina」という印象的なサビが繰り返されるこの曲には、哀しみや執着、そして未練という感情が強く込められており、それを真田さんが濃密なボーカルで表現しています。
イントロから漂うムードは、どこか危うく、ドラマティック。吉幾三さんが「ほかの若手と同じような路線ではなく、真田には独自の色を出してほしい」と語ったように、この曲は“男の色気”を前面に押し出したアプローチとなっています。
激しいわけではなく、むしろ抑えたテンションで進行していくからこそ、真田さんの声の響きとニュアンスが際立ち、聴けば聴くほど心に残る構成になっているのが特徴です。これまでの“攻め”の印象とは違い、“引き”の色気を表現したこの曲で、また新たなファン層の心をつかんだ印象です。
「3形態×3カラー」カップリングの妙味 シングルとしての完成度も高く評価
「Nina(ニーナ)」は、「ピンクスネイク盤」「ブルーストライプ盤」「JD盤」の3形態でリリースされており、それぞれ異なるカップリング曲が収録されています。この展開が、作品そのものの多面性を際立たせ、聴き手に新しい発見をもたらしています。
とりわけ話題となっているのが、「JD盤」に収録された「一匹狼のブルーズ」です。この曲は、ロックバンド「怒髪天」の増子直純さんが作詞を、上原子友康さんが作曲を担当した、ロックテイスト溢れる異色作。真田さんの“熱さ”と“哀愁”が両立するボーカルにぴったりとハマっており、普段の演歌とはまた違った魅力を引き出しています。
シングル1枚に込められたこの多様性は、リスナーにとっても繰り返し楽しめる要素となっており、音楽ファンからの評価も上々。今後のライブでもどの曲が披露されるのか、楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。
SNSキャンペーンやツアーも続々 “紅白”へ向けて動き出した2025年
オリコン・USENともに1位を獲得した勢いに乗って、現在「Nina(ニーナ)」の発売記念SNSキャンペーンも実施中です。指定のハッシュタグをつけて感想や応援メッセージを投稿すると、抽選でサイン入りチェキが当たるという企画で、ファンとの交流の場としても盛り上がりを見せています。
また、2025年は真田ナオキさんにとって、デビュー10周年の節目でもあります。4月27日を皮切りに、記念イヤーとしてさまざまな企画が動き出す予定となっており、なかでも注目されているのが7月に予定されているサマー・ツアーです。
東京・大阪・福岡・名古屋の4都市を回るこのツアーは、バンド編成でのパフォーマンスとなる予定で、真田さんの“生の歌声”を存分に堪能できる貴重な機会。「紅白出場を目指す」と力強く語った真田さんの覚悟と勢いが、夏を前にして早くも熱を帯びています。
演歌ニュース記事 感想
記事を読み進めるうちに、真田ナオキさんの音楽への真剣さと、今回の作品にかけた想いがじんわりと伝わってきました。とくに印象に残ったのは、「Nina(ニーナ)」という楽曲が、単なる新曲ではなく、10年という年月を経たからこそ出せる“深み”をまとっていることです。
演歌というジャンルは、どうしても“伝統”や“型”が強調されがちですが、真田さんはその枠を守りながらも、確実に新しい風を吹き込んでいるように感じます。「一匹狼のブルーズ」のような楽曲にも挑戦している姿勢からは、これからの演歌界を担っていこうという強い意志も見えてきます。
紅白という大舞台へ向けた歩みに、これからも注目していきたいと思います。
コメント