真田ナオキ、W周年を機に新境地へ!師匠・吉幾三渾身の「Nina」をありのままに歌い上げる!

2025年、真田ナオキさんが迎える「歌手デビュー10周年」と「メジャーデビュー5周年」。その節目に放つシングルが、話題の新曲「Nina」です。作詞・作曲は師匠である吉幾三さん。舞台は、かつてのサンフランシスコから横浜・山下ふ頭へと変わり、より身近でリアルな情景の中に描かれた恋の記憶が、アップテンポのメロディに乗せて鮮やかに浮かび上がります。

“男の色気”と“ありのままの自分”——相反するようで共存するこのテーマを、どこまで自然体で表現できるか。本人いわく「1度聴いたら歌いたくなる」と語るこの楽曲には、聴き手を虜にする不思議な吸引力があります。

今回は、そんな「Nina」に込められた魅力を深掘りしながら、W周年という大きな節目に立つ真田ナオキさんの今とこれからを追っていきます。

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【真田ナオキ・インタビュー】W周年を特別な一年に! 新曲「Nina」を”ありのまま”全力で歌う

男の色気と自然体を同時に描く「Nina」

「Nina」は、“Oh Nina Oh Nina”というキャッチーなフレーズを繰り返すアップテンポの楽曲。メロディーの軽快さとは裏腹に、歌詞にはかつて愛した女性への未練と切なさが織り込まれています。モデルとなった“ニーナ”について、吉幾三さんは「ナイショだよ」と多くを語らなかったそうですが、舞台が港町・横浜に変わったことで、聴き手にとってもぐっと距離が近づいた印象です。

曲全体に漂うのは、ジュリー(沢田研二)や西城秀樹さんのような昭和の男の色気。しかし、真田さんが目指すのは“カッコつけない色気”。そのスタイルは、宮本浩次さんやYUIさんのような“ありのまま”に重なります。

そして何より印象的なのは、歌い方に“その日その時のニーナ”を映し出している点です。日替わりの気分、抑揚、息遣い——すべてがそのときの“ありのままの自分”でいい。歌をつくりこむよりも、自分の中にあるリアルを届けたいという気持ちがひしひしと伝わってきます。

怒髪天とのタッグと、3タイプで魅せるカップリング

今回のシングル「Nina」は、カップリング曲の異なる3タイプでリリースされています。

【ピンクスネイク盤】に収録された「昔・・・中洲で」は、スナックの赤いベッチン椅子が目に浮かぶような、歌いやすさ満点のカラオケソング。リズムの遊び心と、別れた彼女にまだ期待してしまうような、甘酸っぱい妄想がクセになる一曲です。

【ブルーストライプ盤】には、長年吉幾三さんが歌ってきた「羽根を下さい」が収録。北朝鮮による拉致被害者への思いを込めたこの曲は、ライブでは深く感情をこめて歌われていますが、CDではあえて重くならないように抑えた仕上がり。リスナーが繰り返し聴けるようにという気遣いが感じられます。

そして【JD盤】には、ロックバンド・怒髪天とのコラボによる「一匹狼のブルーズ」が収録。リズミカルでノリのよい“てけてけロック”は、昭和の香りがしながらも不思議と新しさを感じる楽曲です。真田さん自身、「両A面にしたいくらい気に入っている」と語るほど。ロックバンドからの贈り物が、新たな真田ナオキ像を引き出しました。

W周年は「感謝」を伝える年に

2025年は真田ナオキさんにとって「歌手デビュー10年」「メジャーデビュー5年」のW周年。さらに年男という節目の年でもありますが、本人は気負う様子もなく、むしろ感謝を届ける年だと語ります。

「仕事がなかった日々を経て、今こうして毎日活動できることに感謝しかない」と、インタビューでは何度も“ありがとう”の言葉を口にしています。紅白への思いも、決して自分本位な悔しさではなく、「もっとやれたはず」という自分への叱咤でした。

また、辰巳ゆうとさん、新浜レオンさんとは歳の差を超えた“戦友”のような関係で、紅白出場がかなわなかった悔しさも、「3人でいつかステージに立ちたい」という前向きな力に変わっています。

演歌ニュース記事 感想

「Nina」は、一度聴くだけでは掴みきれない奥行きのある曲だと感じました。キャッチーなフレーズやテンポの良さにまず耳を奪われるのですが、その中にある言葉の選び方や感情のゆらぎに気づいていくと、じわじわと心に残っていくような不思議な魅力があります。

特に印象的だったのは、真田さんが「その日のニーナでいい」と語っていたこと。歌を毎回完璧に再現するのではなく、その時々の気持ちに正直に、自然体で表現しようとする姿勢に、表現者としての成熟を感じました。作り込まれた美しさとは違う、にじみ出るような“味わい”がこの曲にはあると思います。

それに、吉幾三さんとの信頼関係のなかで生まれた作品であること、そして10周年という節目に選ばれたことを思うと、真田さんにとってこの「Nina」は大きな意味を持つ一曲なんだと感じます。聴き手としても、その想いをちゃんと受け取りながら、繰り返し味わっていきたいと思える楽曲でした。

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