2025年、演歌歌手・椎名佐千子が届ける新曲『よされ女節』。この楽曲には、時代を生き抜く人々への祈りと、自分らしさを大切にする決意が込められている。デビューから20年以上のキャリアを持つ彼女は、さまざまな経験を積み重ねながら、今だからこそ歌える「ありのままの自分」を表現するようになった。
そんな椎名が語る『よされ女節』への想い、そして彼女の人間味あふれるエピソードを交えながら、新曲に込められたメッセージを紐解いていこう。
https://realsound.jp/2025/02/post-1928518_2.html
椎名佐千子、時代を生き抜く人々への祈り ありのままの自分で歌う『よされ女節』を語る
時代を生き抜く人々への想い
『よされ女節』は、厳しい時代を生きる女性の強さと哀愁を描いた楽曲だ。タイトルの「よされ」とは、「去れ」という意味を持ち、過去の悲しみや辛さを振り払い、新たな未来へと歩んでいく女性の姿が浮かび上がる。
椎名自身、これまでのキャリアの中で「しっかりしなければ」「先輩としての責任を果たさなければ」と肩に力を入れていた時期があったという。しかし、周囲の支えや応援があったからこそ、「ありのままの自分でいいんだ」と思えるようになったと語る。
「無理に先輩らしくしなくてもいいんだ、ということに気付かされました。ステージの上で道を間違えてしまうこともありますが、後輩が『あっちですよ！』と教えてくれることも多くて（笑）。気負いすぎず、今の自分のままでいいんだと感じるようになりました。」
そんな彼女の実体験が、『よされ女節』に込められた「力強く、そしてしなやかに生きる女性像」と重なり合う。聴く人それぞれの人生と響き合うような歌詞が、胸に迫る。
被災地・能登への想いと祈り
椎名は、昨年能登の珠洲市を訪れた際の出来事を忘れられないと話す。地震で多くの家が全壊し、道路も通行困難な状況の中で、被災した人々は懸命に生きていた。
「そんな状況でも、コンサートに足を運んでくれたお客様が『よく来てくれたね』と涙を流して喜んでくれました。私も胸がいっぱいになって、強く手を握り返しました。」
『よされ女節』は、そんな彼女の経験や思いともつながっている。困難を乗り越えようとするすべての人々への応援歌として、多くの人の心に届くことだろう。
カップリング曲にも注目
新曲『よされ女節』のカップリングには、『恋に焦がれて 甲州街道』と『冬来たりなば 春遠からじ』が収録されている。
『恋に焦がれて 甲州街道』は、東京・甲州街道を舞台にした楽曲で、これまでの椎名のイメージとは異なるグループサウンズ調の仕上がりとなっている。新たな挑戦としても注目だ。
また、『冬来たりなば 春遠からじ』では、椎名自身が作詞に参加。冬の厳しさを乗り越えた先に必ず春が訪れるというメッセージが込められており、彼女の前向きな姿勢がうかがえる。
演歌ニュース記事 感想
椎名佐千子さんの新曲『よされ女節』は、ただの演歌ではなく、人生を映し出すような一曲でした。特に「ありのままの自分でいい」というメッセージが、彼女自身の歩みと重なり、説得力を増していると感じます。
また、被災地・能登でのエピソードも心に響きました。彼女の歌が、困難に立ち向かう人々の心を少しでも癒してくれることを願わずにはいられません。
カップリング曲の『恋に焦がれて 甲州街道』と『冬来たりなば 春遠からじ』も、それぞれ異なる魅力を持っており、彼女の幅広い表現力を感じられる仕上がりです。彼女の歌声が、これからも多くの人に勇気と安らぎを届けてくれることを期待しています。
コメント