2011年3月11日に発生した東日本大震災から14年。あの日から時が経ち、風化させてはいけない記憶を繋ぎ、震災遺児を支援するためのチャリティーコンサート「第12回 全音楽界による音楽会」が、東京・赤坂のサントリーホールで盛大に開催されました。
林芳正官房長官、池畑慎之介、小林幸子、松本伊代、氷川きよしら、22組の豪華アーティストがジャンルを超えて集結。音楽の力で未来を繋ぐ、感動の一夜をレポートします。
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東日本大震災チャリティーコンサートに林官房長官、池畑慎之介、小林幸子、松本伊代、氷川きよしら
豪華アーティストが集結!それぞれの思いを込めたステージ
今年のコンサートには、林芳正官房長官をはじめ、池畑慎之介、小林幸子、松本伊代、神野美伽、氷川きよしら22組が出演しました。クラシック、ジャズ、演歌、歌謡曲といった多彩なジャンルのアーティストが集まり、被災地へ向けたメッセージを音楽に込めて届けました。
池畑慎之介は、1969年のデビュー曲「夜と朝のあいだに」を披露。開演前の取材では「今回初めて呼んでいただいた。少しでも協力できたら」と語り、会場には深く響く歌声を響かせました。
松本伊代は、代表曲「センチメンタル・ジャーニー」を熱唱。「16歳になった気持ちで歌います」と明るく語り、観客の心を和ませました。さらに、小林幸子は「1回目から出演させてもらっていて、今回で5回目。こうして続けられることが本当に素晴らしい」と感慨深げに語りました。
また、氷川きよしは力強い歌声で会場を魅了。演歌のみならず、多彩な楽曲で幅広い層の観客を引き込んでいました。
音楽がつなぐ支援の輪——「3・11塾」のこれまでと未来
このコンサートの収益は、「3・11塾」を通じて震災で親を失った子どもたちの学費や生活支援に充てられます。三枝成彰氏は「皆さんに14年間、タダで出演いただいている。本当に申し訳ないと思いながらも、心から感謝している」と語り、長年続けてこられたことへの感謝を述べました。
音楽評論家で作詞家の湯川れい子氏も「クラシック、ジャズ、演歌、歌謡界が一体となり、音楽で支えていくことが大切」と話し、今後も支援を続ける意義を強調しました。ファッションデザイナーのコシノジュンコ氏は「14年前、テレビを見て何かしなければと思い、このコンサートが始まった。これから100年続けたい」と力強く語りました。
演歌ニュース記事 感想
14年という年月が経過しても、震災の記憶を風化させず、支援の輪を広げ続けることの大切さを改めて感じるコンサートでした。出演者たちの想いのこもったパフォーマンスは、単なる音楽イベントではなく、支援活動の一環として非常に意義深いものだったと思います。
特に印象的だったのは、池畑慎之介さんや松本伊代さんがデビュー曲を披露した場面。長いキャリアを重ねてもなお、変わらぬ情熱と想いを込めて歌う姿に心を打たれました。また、氷川きよしさんのステージは圧巻で、音楽が持つエネルギーを改めて実感しました。
チャリティーコンサートは単なる一夜のイベントではなく、継続することに意義があります。こうした活動が今後も続いていくことを願いながら、改めて音楽の力の大きさを感じた一日でした。
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