爽やかなルックスと、聴く人の心を掴む確かな歌唱力で、演歌・歌謡界の次代を担う若き星、辰巳ゆうとさん。その彼が、東名阪を巡る待望の「スペシャルコンサートツアー2025~Triangle~」を、去る6月1日、大阪・梅田芸術劇場メインホールにて華々しくスタートさせました。チケットは即日完売という大盛況ぶりで、会場は辰巳さんの登場を待ちわびるファンの熱気に包まれました。ツアータイトルに込められた「演歌・ロック・ダンスの三位一体」というテーマの通り、辰巳さんは今、これまでの演歌歌手のイメージを打ち破る、新たな挑戦の真っ只中にいます。この記事では、熱気あふれる大阪公演の模様と共に、辰巳さんが語った紅白歌合戦への強い決意、そして意外な(?)目標に迫ります。
https://news.yahoo.co.jp/articles/94c7a161fef9d8188d1e8006cefffe04ec353192
辰巳ゆうと「演歌界の辰己選手になりたい」レコ大で金賞なら本家ばり“金ピカ姿”披露?…東名阪ツアー開幕
「演歌・ロック・ダンスの三位一体」で目指す、“辰巳ゆうと”という新ジャンル
今回のツアータイトル「Triangle(トライアングル=三角形)」には、辰巳ゆうとさんの音楽に対する熱い想いと、未来への展望が込められています。「演歌歌手でもあるんですけど、演歌以外のロック調の楽曲や、ダンスを取り入れたパフォーマンスにもどんどんチャレンジしていきたいんです。“辰巳ゆうと”という、まったく新しいジャンルを自分でつくり上げたいという気持ちが強いですね」と、力強く語る辰巳さん。その言葉通り、近年リリースしている楽曲は、演歌の枠にとらわれないポップス色の強い作品が続いています。
この挑戦の背景には、かつて同じ長良プロダクションに所属していた大先輩・氷川きよしさんの存在が大きいと言います。「氷川先輩の活動を見ていても、演歌というジャンルに限らず、本当にいろんなことにチャレンジされていますよね。氷川先輩にしかできない唯一無二の世界を築かれているように、僕も、辰巳ゆうとにしかできない世界を築いていきたいと思います」と、尊敬する先輩の背中を追いかけながら、自分自身の道を切り拓こうとしています。2023年から続く「星くずセレナーデ」「迷宮のマリア」、そして最新ヒット曲「運命の夏」といったポップス路線の楽曲は、これまで演歌に馴染みのなかった若い世代の心も掴み、「ゆうと君のポップス曲を聴いて、演歌も好きになりました!」という声も寄せられるなど、ファン層は着実に拡大を続けています。
「かなえる」紅白への執念と、ファンとの一体感が生む力
最新シングル「運命の夏」は、辰巳さん曰く「夏のさわやかな部分だけをギュッと切り取ったような一曲」という、まさに今の季節にぴったりのサマー・アンセム。5月12日付のオリコン週間演歌・歌謡シングルランキングでは見事1位に返り咲くなど、その勢いはとどまるところを知りません。このヒットを追い風に、昨年は惜しくも叶わなかった「NHK紅白歌合戦」初出場への夢も、いよいよ現実味を帯びてきました。
「かなえたい、というより、『かなえる』という強い気持ちです。昨年、残念ながら出場がかなわなかったからこそ、応援してくださっているファンの皆さんとの結束力も、より一層高まっているように感じています」と、その表情には並々ならぬ決意がみなぎります。大晦日の夢舞台を目指し、辰巳さん自身やスタッフはもちろんのこと、熱心なファンの方々も、“ご新規さん”の獲得に向けて積極的に応援活動を続けているのだとか。「お客さんと一緒になって踊る振り付けもそうですが、ファンの方々との一体感を持って『かなえる』ために、これからも一日一日を大切に過ごしていきたいです」と、ファンへの感謝の気持ちを語りました。
目指すはレコ大金賞!そして「演歌界の辰己涼介」!?まさかの金ピカ公約も?
紅白歌合戦と並んで、辰巳さんが大きな目標として掲げるのが、年末の「日本レコード大賞」です。2023年には「星くずセレナーデ」で日本作曲家協会選奨を、昨年も「迷宮のマリア」で編曲賞を受賞し、2年連続で新国立劇場のステージでパフォーマンスを披露しました。「もちろん、目指すべきは日本レコード大賞そのものですけど、まずはそのノミネート作品である金賞(優秀作品賞)の中に入ることが憧れです。金賞を目指して頑張っていきたいです」と、謙虚ながらも力強い言葉で意気込みを語ります。
ここで、プロ野球ファンの辰巳さんならではのユニークな発想が飛び出しました。昨年11月の三井ゴールデン・グラブ賞表彰式で、プロ野球・楽天イーグルスの辰己涼介選手が全身金ピカのスーツで登場し話題となりましたが、同じ「タツミ」で「金賞」となれば…。「もしかしたら僕も、受賞させていただいたら金ピカの衣装にしなきゃいけないのかな、なんて(笑)。視野に入れますよ。めちゃめちゃ怒られることを覚悟の上になっちゃいますけどね!」と、ナニワっ子らしいノリで、会場が騒然となること必至の(?)仰天公約を口にし、報道陣を笑わせました。
かつて近鉄バファローズの本拠地があった大阪・藤井寺市出身の辰巳さん。現在は阪神タイガースと福岡ソフトバンクホークスを応援しているそうですが、1学年上の楽天・辰己選手は大好きな選手の一人だと言います。「辰己選手の活躍ぶり、僕も見ています。(ひいきのチームとは違えど)全力プレーでいつも元気をもらっています。いつか『演歌界の辰己選手』と呼ばれるような、そんな存在になりたいですね!」と、リップサービスも絶好調。この日の大阪市の最高気温は25度。夏日のような熱気の中、ファンも大熱狂したコンサートは、「『運命の夏』でありながら、今年は『運命の一年』にしたいと思います!」という辰巳さんのキャッチーなコメントで締めくくられました。果たして年の瀬に、辰巳ゆうとさんの金ピカ姿を拝むことはできるのか…注目です。ツアーは今後、7月8日に名古屋、10月24日に東京でも開催されます。
演歌ニュース記事 感想
辰巳ゆうとさんの東名阪ツアー開幕に関する記事を拝見し、まずそのエネルギッシュな活動と、常に新しいことに挑戦し続ける姿勢に、大きな感銘を受けました。「演歌・ロック・ダンスの三位一体」で“辰巳ゆうと”という新ジャンルを確立したいという言葉からは、彼の強い意志と、演歌・歌謡界の未来を担う覚悟のようなものが感じられ、非常に頼もしく思いました。
特に印象的だったのは、プロ野球・楽天の辰己涼介選手に絡めたユーモアあふれるトークです。「演歌界の辰己選手になりたい」「レコ大で金賞を取ったら金ピカの衣装も…」といった発言は、会場を大いに沸かせたことでしょうし、辰巳さんの親しみやすい人柄がよく表れていると感じました。また、大先輩である氷川きよしさんの背中を見て学んでいるというお話や、ファンの方々との一体感を大切にしているという言葉からは、彼の謙虚さと誠実さが伝わってきて、ますます応援したいという気持ちが強くなりました。
この記事を読んで、辰巳ゆうとさんが目標とする紅白歌合戦初出場と日本レコード大賞金賞受賞が、決して夢物語ではないと確信しました。彼のパフォーマンスを実際に見てみたい、そして「運命の一年」となるであろう今年の活躍を、心から楽しみにしています。
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