演歌界の若きホープ・辰巳ゆうとさんが、2025年4月28日に自身のSNSへ投稿した1枚の山頂ショット。抜けるような青空と残雪をたたえた富士山を背景に、爽やかな笑顔を見せるその姿は、見る者すべてに心地よい風を送り込むようでした。「富士山へ向けて!」という短い言葉とともに始まった新プロジェクト――名付けて“ゆう登山部”。第一歩として選んだのは、標高2057メートルの大菩薩嶺(山梨県)。「登った人にしか見ることのできない景色があるんです」と語るコメントに、すでに数百を超える応援メッセージが寄せられています。これから富士山頂を目指す長い道程、その裏側にはどのような思いが込められているのでしょうか。この記事では、辰巳さんの登山計画の全貌を追いながら、ファンと共有する“爽快な一歩”の意味をひも解いていきます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/63aa79fcee7cb31c9e09ebda0762deffbcf12768
演歌歌手・辰巳ゆうと、富士山をバックに登山の喜びを報告「登った人にしか見ることのできない景色」にファンも応援
ゆう登山部の船出――初陣は大菩薩嶺
山梨県・大菩薩嶺は、比較的アクセスが良いことから登山初心者にも人気の名峰です。当日の辰巳さんは、カーキ色のマウンテンパーカにタオルをぎゅっと握りしめた装い。山腹に残る春雪の冷気と、澄み切った空気を全身で味わいながら歩を進めました。途中の休憩ポイントでは、眼下に広がる甲府盆地と遠景の八ヶ岳連峰を眺め、「開放感がたまらない」と笑顔で語ったそうです。
大菩薩峠から稜線を経て山頂へ至るルートは、標高差こそ大きくないものの、岩場と緩斜面が交互に現れるため意外に体力を使います。辰巳さんは事前にトレッキングポールや軽量ザックを準備し、休憩と水分補給をこまめに挟みながら、約3時間で無事下山。「久しぶりの登山でしたが、ちゃんと登れて一安心」という言葉の裏には、次なる高みへの確かな手応えが窺えました。
富士山挑戦へのロードマップ
辰巳さんが「富士山へ向けて次はどの山で鍛えるか…」と語った背景には、明確なトレーニング計画があります。標高3000メートル級の空気の薄さに慣れるため、夏までに丹沢・塔ノ岳や北アルプス・乗鞍岳など、段階的に標高を上げる行程を検討中とのこと。登山体力はもちろん、歌手として欠かせない肺活量を高所で鍛える狙いもあるそうです。
また、富士山頂で“ある特別企画”を実施したいとの構想も漏れ聞こえてきます。詳細は未発表ながら、山頂の御来光をバックに歌声を届けるサプライズ――そんな夢が実現すれば、演歌ファンのみならず登山愛好者にも忘れられない瞬間となるでしょう。「山の空気は喉にも良いんです」と笑う辰巳さん。険しい登坂の先に広がる絶景を想像し、その表情は一段と輝いて見えました。
山が結ぶファンとの新しい絆
インスタグラムには「爽やかイケメン」「富士山絶対に叶えてね」といった温かいコメントが続々と寄せられました。さらに登山経験者からは「高山病対策にゆっくりペースを」「足首保護のためダブルソックスがおすすめ」といった具体的アドバイスも。画面越しに届く“部員”たちの声援は、ゆう登山部の原動力です。ライブ会場で響く掛け声とはまた違う、自然体のコミュニケーションが芽生えています。
登山を通じて得た開放感や達成感は、歌声にも必ず反映されるはずです。“山”という共通キーワードでファンと気持ちを共有しながら歩むプロセスは、辰巳さんのキャリアに新たな深みを与えることでしょう。
演歌ニュース記事 感想
大菩薩嶺の一歩を皮切りに、富士山へ向けて挑戦を積み重ねる辰巳さんの姿勢に、シンプルな強さを感じました。ステージ上のきらびやかさとは別の顔――ザックを背負い、汗ばむ額をタオルで押さえながら踏み出す一歩一歩からは、等身大の努力が伝わってきます。とりわけ印象的だったのは「登った人にしか見ることのできない景色」という言葉です。山頂の景色はもちろん、日々の練習や苦労の先に開ける風景を重ね合わせているように思えました。
コメント