毎年大みそかの恒例として多くの人々に愛されている『年忘れにっぽんの歌』。2024年で57回目を迎えるこの番組は、6時間にわたり、演歌や歌謡曲の名曲を豪華なラインナップで届けます。今年も司会を務めるのは、24年連続でその役割を果たす徳光和夫さん。彼が語る番組の魅力や、時代を超えて愛される演歌歌謡の存在意義、さらに若手歌手たちへの期待とは?この記事では、長寿番組としての『年忘れにっぽんの歌』の深みを紐解きます。
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徳光和夫、24年連続『年忘れにっぽんの歌』司会は「誇り」 演歌歌謡 次世代歌手~キャリア60年超えベテランの魅力を語る
演歌の伝統を支える『年忘れにっぽんの歌』
『年忘れにっぽんの歌』は、1968年の放送開始以来、日本の音楽文化の中で特別な位置を占めています。紅白歌合戦と並び称される年末の一大イベントであり、世代を超えて歌われる名曲が毎年披露される場でもあります。この番組の司会を24年連続で務める徳光和夫さんは、「この番組があるからこそ、現役でいられる」と語ります。83歳という年齢にも関わらず、彼が見せる情熱は、番組を視聴する多くの人々に安心感と期待を与えています。
徳光さんは司会業について「出演者が気持ちよく歌える空間を作ること」を最優先にしており、そのための工夫を惜しみません。特に、視聴者にとって新鮮に映るよう、毎年の司会進行やトーク内容に工夫を凝らしているそうです。
新旧の融合が見どころに
今年の『年忘れにっぽんの歌』には、60年以上のキャリアを誇るベテラン歌手から、20代の若手歌手まで多彩な出演者が名を連ねます。特に注目されるのが、演歌の第7世代とも言える若手歌手たちです。新浜レオンさんや真田ナオキさん、辰巳ゆうとさんといった次世代の担い手たちが、往年の名曲を新たな息吹で届けます。
徳光さんは「若い世代が歌うことで、古い名曲が再び生き生きとした輝きを取り戻す」と述べ、演歌が持つ時代を超えた魅力を再確認する機会としての意義を強調しています。今年も名曲「ダンシング・オールナイト」や「箱根八里の半次郎」といった選曲により、新旧のファンが一体となる瞬間が期待されます。
生放送から収録へ、変化と伝統の狭間で
かつて生放送で行われていた『年忘れにっぽんの歌』ですが、2015年以降は収録形式に変更されました。この変化により、番組の完成度は高まりましたが、一方で生放送時代ならではの緊張感を懐かしむ声もあると徳光さんは話します。生放送時代には、出演する歌手全員に手紙を送り、共に番組を作り上げる意識を共有していたというエピソードは、多くの人々にとって感動的です。
番組詳細
番組名: 第57回 年忘れにっぽんの歌
放送日時: 2024年12月31日 16:00~22:00
放送局: テレビ東京
司会:徳光和夫、竹下景子、中山秀征
出演歌手(50音順):
青山新、秋元順子、石川さゆり、五木ひろし、伊藤咲子、大江裕、大月みやこ、大野真澄、丘みどり、梶光夫、川中美幸、北山たけし、クミコ、香西かおり、九重佑三子、伍代夏子、小林幸子、坂本冬美、笹みどり、真田ナオキ、純烈、神野美伽、菅原洋一、瀬川瑛子、千昌夫、DAIGO、田川寿美、辰巳ゆうと、田中あいみ、田辺靖雄、天童よしみ、鳥羽一郎、中村美律子、長山洋子、夏川りみ、新沼謙治、新浜レオン、早見優、原田悠里、福田こうへい、藤あや子、細川たかし、堀内孝雄、堀ちえみ、前川清、松平健、松前ひろ子、丸山圭子、三浦和人、美川憲一、三沢あけみ、水森かおり、三山ひろし、森口博子、山内惠介、山川豊、山田太郎、山本譲二、吉田兄弟、ロス・インディオス&工藤夕貴
演歌ニュース記事 感想
この記事を読んで、『年忘れにっぽんの歌』がただの音楽番組ではなく、世代を超えたコミュニケーションの場であることを改めて感じました。特に徳光和夫さんの「出演者が歌いやすい空間を作る」という言葉には、彼の司会者としてのプロ意識が表れています。また、若手歌手がベテランの名曲を新たな解釈で歌うことで、演歌が新しい命を吹き込まれているのも興味深いですね。
徳光さんが生放送時代に行っていた手紙のエピソードも印象的でした。手紙には、歌手への敬意と番組への深い愛情が込められており、それが番組の温かさや一体感を生み出しているのでしょう。今年もどのような感動が生まれるのか、放送が待ち遠しいです。
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