昨年1月に発生した能登半島地震から1年以上が過ぎましたが、被災地の復興はまだ道半ばです。そんな中、歌手の伍代夏子さんが中心となり、被災地を元気づけるための復興応援コンサート「美魔女たちのOH!艶歌~がんばろう能登~」が、3月20日に石川県七尾市文化ホールで開催されました。
伍代さんは、夫の杉良太郎さんと共に被災地を何度も訪れ、炊き出し支援を行うなど、被災された方々に寄り添ってきました。「また来てほしい」「歌ってほしい」という声に応え、昨年6月には珠洲市でコンサートを開催。そして今回、さらに規模を拡大し、2度目の応援コンサートが実現しました。
演歌界の豪華な顔ぶれが集結した熱いステージの模様と、伍代さんの被災地への温かい想いをお伝えします。
https://news.yahoo.co.jp/articles/05a8792e5081d94d165aefc00be79b97cab3ddac
伍代夏子、能登半島地震被災地復興応援コンサートを開催「つかの間でも笑顔になって」
豪華出演者が奏でる希望のメロディ
今回のコンサートには、伍代夏子さんを中心に、島津悦子さん、石原詢子さん、多岐川舞子さん、大石まどかさん、みずき舞さん、岩本公水さん、椎名佐千子さんという“演歌美女”総勢8名が出演しました。特に、岩本公水さんは今回が初参加となり、新たな風を吹き込みました。
コンサートは、石川さゆりさんの「能登半島」を全員で合唱する形でスタート。石川県にゆかりの深いこの楽曲が、会場に集まった約1000人の観客の心を一つにしました。
伍代さんはオープニングで「演歌界の“美魔女卓球部”でございます」とユーモアを交えながら挨拶。「今日は皆さんと一緒に音楽を楽しみ、笑顔になれる時間を過ごせたらと思います」と呼びかけ、温かな雰囲気の中でコンサートが始まりました。
スペシャルゲスト・的場浩司による健康啓発コーナー
今回のコンサートでは、特別なプログラムとして健康啓発コーナーも設けられました。伍代さんが「今日は健康の大切さを皆さんに伝えたいとのことで、この方をお呼びしました!」と紹介し、俳優の的場浩司さんが登場。観客から大きな拍手が送られました。
的場さんは、健康を維持するための簡単なストレッチ方法や、日常生活で意識すべきポイントについて語り、来場者と一緒に実践する場面も。音楽と健康という異なる要素が融合し、被災地支援という枠を超えた意義深いイベントとなりました。
フィナーレは会場一体の大合唱
コンサート終盤には、「最後は皆さんと一緒に盛り上がれる歌を歌いたいと思います!」と伍代さんが客席へと降り、観客と触れ合いながらのパフォーマンスを展開。水前寺清子さんの「三百六十五歩のマーチ」を会場全体で合唱し、笑顔と活気に満ちたフィナーレを迎えました。
全22曲が披露されたこのコンサートは、まさに“音楽の力”を実感できるひとときとなりました。
終演後、伍代さんは取材に対し、「毎回、感動の一言です。皆さんと一体になれた実感があって、本当に来てよかったなと思います」と語りました。復興支援に対して、「何の力にもなれませんが、続けていくことが大事だと改めて思いました」と、支援活動を今後も継続する決意を示しました。
また、石川県出身で県の観光大使を務める島津悦子さんは「たくさんの笑顔に出会えたことがうれしいです。歌手冥利に尽きる時間でした」と喜びを語り、演歌の力を改めて実感した様子でした。
演歌ニュース記事 感想
この記事を読んで、演歌の持つ温かさと、音楽が人を支え、励ます力を改めて感じました。特に、伍代さんや出演者の方々が、ただ歌を届けるだけでなく、実際に現地を訪れ、人々と直接ふれあいながら支援を続けている姿勢には心を打たれます。
また、ただのコンサートではなく、健康啓発コーナーが組み込まれている点も印象的でした。音楽と健康、そして支援活動が一つのイベントの中で融合することで、より深い意味を持つコンサートになったのではないかと思います。
今回のコンサートをきっかけに、被災地の復興が少しでも前進し、多くの人が笑顔を取り戻せることを願っています。
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