日本の音楽シーンに新たな歴史を刻む、日本最大級の国際音楽祭「MUSIC AWARDS JAPAN 2025」(MAJ)が、ついにその幕を開けました。記念すべき初開催となるこの音楽の祭典で、演歌・歌謡曲部門の授賞式が、去る5月19日、古都・京都のロームシアター京都にて華やかに執り行われました。国内外の音楽関係者ら約5000人による投票で選ばれるという、まさに“日本版グラミー賞”とも称されるこのアワードで、栄えある「最優秀演歌・歌謡曲楽曲賞」の初代受賞者に輝いたのは、山内惠介さんの「紅の蝶」。スケジュールの都合で惜しくも会場には駆けつけられなかった山内さんですが、電話を通じて驚きと喜びの声を寄せました。この記事では、熱気に包まれた授賞式の模様と、日本のソウルミュージックである演歌・歌謡曲を世界へ発信するこの新たな試み、そしてノミネートされたアーティストたちの熱いパフォーマンスに迫ります。
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初開催の国際音楽祭・MAJの最優秀演歌・歌謡曲楽曲賞は山内惠介「電話がかかってきてびっくりした」
日本版グラミー賞、演歌・歌謡曲部門の初代王者は山内惠介「紅の蝶」!
「世界とつながり、音楽の未来を灯す」という壮大なコンセプトのもと、日本音楽事業者協会など音楽主要5団体が垣根を越えて主催する「MUSIC AWARDS JAPAN 2025」。J-POPなどを含めた全62部門が創設され、昨年ヒットした延べ約3000曲の中から、国内外の音楽関係者ら約5000人の厳正な投票によって各賞が決定されるという、まさに日本最高峰の音楽アワードです。その中でも、日本の魂とも言える演歌・歌謡曲を世界に発信するために新設された「最優秀演歌・歌謡曲楽曲賞」の行方には、多くの注目が集まっていました。
ノミネートされたのは、山内惠介さんの「紅の蝶」をはじめ、純烈、新浜レオンさん、そして昭和歌謡グループのSHOW-WAとMATSURIという、現在の演歌・歌謡界を代表する豪華な5組。そして、栄えある初代受賞者としてその名が読み上げられたのは、山内惠介さんの「紅の蝶」でした。この楽曲は、山内さんの「新しい挑戦をしたい」という熱い想いから生まれ、クラシックの音階にジャズのメロディーを取り入れた「ジャズ演歌」として、従来の演歌の枠を超えた新しいスタイルを提示した意欲作です。
この日、北海道でのツアー中のため会場に来られなかった山内さんに代わり、所属するビクターエンタテインメントの植田勝教社長が、「THE RUBY」と呼ばれる美しいトロフィーを受け取るという異例の事態となりました。しかし、発表後には急遽、山内さん本人と電話が繋がり、プレゼンターを務めた名優・里見浩太朗さんから直接受賞の知らせが伝えられました。「里見さん、ご無沙汰しております!」と、まずは驚きの声を上げた山内さん。里見さんから「それだけ?なんとかもうちょっと言って」と優しく促されると、「電話がかかってきて本当にびっくりしました。とても嬉しいです。応援してくださったファンの方々、お一人お一人に心から感謝申し上げます。『紅の蝶』が今日をきっかけに、さらに色々な方々に聴いていただけるよう、これからも頑張って参ります」と、喜びと感謝、そして今後の決意を力強く語りました。
世界へ届け!SHOW-WA、新浜レオンが魅せた演歌・歌謡の新たな可能性
今回の「MUSIC AWARDS JAPAN」では、演歌・歌謡曲を日本のソウルミュージックとして世界に発信することも大きな目的の一つとされています。その想いを体現するかのように、ノミネートされたアーティストたちも、それぞれの持ち味を存分に発揮した熱いパフォーマンスを披露しました。
オーディション番組から誕生し、今、大きな注目を集めている昭和歌謡グループSHOW-WAは、ヒット曲「君の王子様」を熱唱。そのひたむきな歌声と、どこか懐かしくも新しいパフォーマンスで会場を魅了しました。メンバーの中でも特に英語が堪能な山本佳志さんは、「昭和の名曲を英語でカバーして、世界中の人たちに伝えたい」と、グローバルな活動への意欲を力強く語り、大きな拍手を浴びていました。
そして、昨年NHK紅白歌合戦への初出場も果たした新浜レオンさんは、その紅白でも歌唱した「全てあげよう」を披露。持ち前の明るいキャラクターとパワフルな歌声はもちろんのこと、代名詞とも言える立ち膝状態でステージを滑る“膝スラ”のパフォーマンスも炸裂させ、会場を大いに盛り上げました。「これまで1000回以上やってきたので、この膝スラで滑って国境を越えたいです!」と、茶目っ気たっぷりに世界進出への夢を語る姿は、多くの観客に笑顔を届けました。
豪華絢爛!細川たかし、水森かおり、長山洋子ら19組が華を添えた夢のステージ
この日の授賞式は、受賞者やノミネートアーティストだけでなく、演歌・歌謡界を代表する豪華なゲストたちによる圧巻のパフォーマンスも見どころの一つでした。細川たかしさん、水森かおりさん、長山洋子さん、辰巳ゆうとさんら、総勢19組ものアーティストが出演し、それぞれの代表曲や最新曲を披露。まさに演歌・歌謡曲の祭典とも言える華やかなステージが繰り広げられ、会場に詰めかけたファンを魅了しました。
この授賞式の模様は、テレビ東京系で5月25日の午後4時から、BSテレ東では6月4日の午後7時から放送される予定とのこと。会場に足を運べなかった方も、ぜひテレビの前で、この歴史的な音楽祭の熱気と感動を体感してください。そして、「MUSIC AWARDS JAPAN」は、21日、22日にも授賞式が続き、22日には「最優秀楽曲賞」など主要6部門が発表され、藤井風さん、Mrs. GREEN APPLE、YOASOBI、矢沢永吉さんといった日本のトップアーティストたちが出演。主要6部門には「最優秀アジア楽曲賞」も創設されるなど、国際色豊かな“日本版グラミー賞”としての定着が期待されています。22日の模様はNHKで生中継され、両日の授賞式は世界へも配信されるとのことで、日本の音楽が世界へと羽ばたく大きな一歩となることでしょう。
演歌ニュース記事 感想
「MUSIC AWARDS JAPAN」という新たな国際音楽祭が誕生し、その中で演歌・歌謡曲部門が設けられ、山内惠介さんの「紅の蝶」が初代最優秀楽曲賞に輝いたというニュース、記事を拝見して、日本の音楽シーンにとって非常に意義深い出来事だと感じました。演歌・歌謡曲が「日本のソウルミュージック」として世界へ発信されるというコンセプトにも、大きな期待を抱きます。
山内さんがスケジュールの都合で会場に来られなかったのは残念でしたが、電話での喜びのコメントからは、受賞の驚きとファンへの感謝の気持ちがストレートに伝わってきて、こちらまで嬉しくなりました。「紅の蝶」という楽曲が持つ革新性が評価されたことも、素晴らしいと思います。また、SHOW-WAの山本さんの「昭和の名曲を英語で」という言葉や、新浜レオンさんの「膝スラで国境を越えたい」というユーモアあふれる意気込みも、演歌・歌謡曲の新しい可能性を感じさせてくれて、とても頼もしく思いました。
この記事を読んで、日本の音楽がますます世界へと広がっていく未来にワクワクすると同時に、改めて演歌・歌謡曲の持つ魅力と底力を再認識しました。テレビ放送もぜひ拝見したいと思います。
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