2024年10月14日放送の『徹子の部屋』に、演歌界の大御所・吉幾三さんと、その弟子であり2020年にレコード大賞最優秀新人賞を受賞した真田ナオキさんが登場しました。二人はまるで親子のような絆で結ばれており、酒の席で交わされた何気ない会話から始まった師弟関係は、真田さんの歌手としての成長と共に深まっていきました。今回はそんな二人のエピソードや、吉幾三さんが真田ナオキさんに伝えたい「卒業」への思いが語られました。
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吉幾三と真田ナオキが『徹子の部屋』に登場「紅白歌手になって、俺から卒業しろよ! 酒の勢いで〈師弟〉になって6年の二人三脚」
師弟関係の始まりは「酒の勢い」
吉幾三さんと真田ナオキさんの出会いは、なんと酒の席でした。吉さんが「お前面白いな。俺の弟子になるか?」と酔った勢いで発した一言が、真田さんの人生を大きく変えることに。吉さんはその言葉がまさか現実になるとは思っていなかったようですが、真田さんは真剣でした。歌手になりたいという強い思いを抱え、人生の岐路に立っていた真田さんにとって、吉さんとの出会いはまさに天の助けだったのです。
真田さんは、吉さんに弟子入りする前、東日本大震災の被災地で民謡を歌う小学生の姿に感銘を受け、歌手を志すことを決めたと語ります。しかしその道は決して平坦ではなく、声に自信が持てない自分を変えるために、声をつぶすという過酷な訓練を行いました。吉さんはその真田さんの熱意を高く評価しており、「今どきの若者とは思えない、歌への懸ける情熱は素晴らしい」と感心しています。
家族の支えと感謝
吉幾三さんは、これまでの成功を振り返り、家族の支えがどれだけ大きなものだったかをしみじみと語っています。特に、東京と青森を行き来しながら活動していた時期に、家族が自分をどれほど支えてくれたか、その存在がどれほど自分にとって大切だったかを強く感じたそうです。この家族愛は、真田ナオキさんにも大きな影響を与えています。
真田さんもまた、祖母に大きな舞台で歌う姿を見せたいという思いを持ち続けてきました。2020年に日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞した際、喜びを祖母に伝えたものの、認知症の影響で「似たような人がテレビに出ていると思ったら、あんただったの?」という少しお茶目な反応が返ってきたそうです。それでも、真田さんは祖父母への感謝を忘れることなく、今でも家族との絆を大切にしながら歌手としての道を進んでいます。
師匠からの「卒業」のメッセージ
番組の中で、吉幾三さんが真田ナオキさんに「そろそろ俺を卒業して、もっと大きなステージに行け」と語りかけた場面は、とても感動的でした。吉さんにとって真田さんは末っ子のような存在。それでも、だからこそ彼の才能をしっかりと評価し、「もっと上を目指してほしい」という期待を込めて、背中を押すかのようにエールを送ったのです。「紅白に出て、俺を超えてくれ」という一言は、単なる励ましを超えて、真田さんへの深い愛情と信頼が感じられるものでした。
一方で、そのメッセージを受けた真田ナオキさんも、感謝の気持ちを胸に、まだまだ自分は学ぶことが多いと謙虚な姿勢を崩しませんでした。しかし、吉さんの「卒業」という言葉を受け、さらなる高みを目指して頑張るという決意が彼の言葉からしっかりと伝わってきました。吉幾三さんの温かいエールに応えるべく、真田さんはこれからの大舞台で一層輝きを増していくことでしょう。
演歌ニュース記事 感想
この記事を読んで、吉幾三さんと真田ナオキさんの深い絆に感動しました。二人の関係は、単なる師匠と弟子ではなく、まさに家族のような温かさがあり、それが二人三脚で歩んできた6年間を物語っているようです。
そしてこの記事を通じて「出会いが人生を変える瞬間」を強く感じました。どんな出会いが自分の人生に影響を与えるかはわからないけれど、今目の前にいる人を大切にすることが、未来の可能性を広げるきっかけになるのだと思います。これからも吉幾三さんと真田ナオキさんが共に歩み、さらに素晴らしい音楽を届けてくれることを期待しています。
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