元大関琴風、演歌「まわり道」で歌う波乱万丈の人生:相撲と演歌、ふたつの土俵で掴んだ栄光

元大関琴風の中山浩一さん(67歳)は、相撲界を引退した後も演歌の世界で活躍した。作詞家のなかにし礼さんと出会い、1982年のデビュー曲「まわり道」は50万枚を売る大ヒットとなった。その歌詞には、大けがを乗り越えて大関に昇進した波乱万丈の相撲人生が込められている。

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50万枚の大ヒット「まわり道」は、自身の相撲人生そのものだった…元大関琴風の「演歌と土俵」

師匠の反対を押し切って歌手デビュー

1981年9月の秋場所で幕内初優勝を果たし、大関に昇進した琴風さん。しかし直後、大手音楽事務所からレコードデビューの話が舞い込んだ。当時、相撲協会は力士の芸能活動を厳しく制限しており、師匠の佐渡ヶ嶽親方(元横綱琴桜)も「力士は土俵で稼げ」と難色を示していた。

しかし、横綱審議委員会のある委員の説得もあり、琴風さんは歌手デビューを決意。師匠からは「昇進の記念だ。1曲だけ歌ったらどうか」と言われ、歌手活動への第一歩を踏み出した。

大ヒット曲「まわり道」の誕生

琴風さんは譜面とデモテープを渡され、移動時の車内で曲を聴き、稽古の合間などに歌って覚えた。レコーディングは東京・虎ノ門のスタジオで行われた。

当初は「おふくろサン歌」がシングルカットされる予定だったが、音楽事務所の会議を重ねた結果、琴風さんの歌声に哀愁を感じさせる「まわり道」がデビュー曲に選ばれた。

歌詞に込められた、波乱万丈の相撲人生

「まわり道」は50万枚を超える販売を記録し、大ヒットとなった。歌詞には、14歳で入門した相撲人生で経験した数々の苦難が歌われている。

小結、関脇への定着を目指した1978年末から、琴風さんは膝のけがに悩まされ続け、番付は幕下にまで落ちた。世間からは「再起不能」とささやかれたが、家族に支えられ、3年かけて大関の座をつかみ取った。

演歌ニュース記事 感想

元大関琴風さんの波乱万丈の人生を歌った「まわり道」は、聴く人の心に深く響く名曲です。歌詞には、大けがを乗り越えて大関に昇進した琴風さんの強い意志と、それを支えた家族や師匠への感謝の気持ちが込められています。

困難に直面しても諦めずに努力を続けた琴風さんの姿は、私たちに勇気を与えてくれます。

私も、琴風さんのように、どんな困難にも立ち向かう強い意志を持って生きていきたいです。

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