日本の演歌界を牽引し続けてきた神野美伽さんが、またひとつ新しい伝説を刻みました。2026年1月20日、東京・丸の内の名門ライブレストラン「COTTON CLUB」で開催された『神野美伽&ALL STAR JAZZ BAND LIVE』。格式高い演歌のステージとは一線を画す、大人の色香漂うジャズクラブという空間で、彼女がどのような「音の化学反応」を起こしたのか、全国の演歌・歌謡曲ファンの注目が集まっています。
共演に名を連ねたのは、クリヤ・マコトさん、本田雅人さん、中川英二郎さんといった、日本のジャズ界を代表するトップミュージシャンたち。演歌という伝統芸能の看板を背負いながら、あえてジャズの荒波へと飛び込んだ神野さんの挑戦には、単なるジャンルの越境ではない、一人の表現者としての凄まじい覚悟が滲んでいました。「これからはやりたいことを最優先にする」という彼女の決意が、極上のスウィングに乗せてどのように届けられたのか。一夜限りの贅沢なライブの模様を、余すところなくお伝えします。
https://news.yahoo.co.jp/articles/60a17d41b3e11c58224c6cf2e306961212e6aa91
神野美伽がCOTTON CLUBでジャズ界トップミュージシャンと共演「これからは自由にやりたいことを最優先にしてやっていこうと思います!」
丸の内の夜を彩るスウィング。演歌の枠を飛び越えたニューヨークへの誘い
ライブの幕開けを飾ったのは、軽快なスウィングが心地よい「Lover Come Back To Me」でした。普段、着物姿で凛と佇む神野さんのイメージを鮮やかに塗り替えるように、華やかなブラスの音色とピアノの旋律が会場を包み込みます。丸の内の静かな夜を切り裂くような彼女の歌声は、一瞬にしてCOTTON CLUBを1950年代のニューヨークにある老舗ジャズクラブへと変貌させてしまいました。
中盤のラテンセクションで見せた「Besame mucho」では、演歌で培われた深い情感が、情熱的なリズムと見事に融合。一音一音に宿る艶やかな色気に、客席のファンは固唾を呑んで聴き入っていました。ジャズ界のオールスターたちによる超一流の演奏と、神野さんの圧倒的な声量。互いに一歩も引かない真剣勝負のようなセッションは、まさに音楽の「格闘技」を見ているかのような興奮を会場に呼び起こしたのです。
情熱のラテンから伝統の「さのさ」まで。神野美伽が紡ぐジャンルレスな音の旅
神野美伽という歌手の本領が発揮されたのは、ここからでした。ジャズの熱気を帯びたまま突入したのは、日本の叙情を歌う「君恋し」や「かもめの街」。そして、三味線の音色が聴こえてきそうな伝統芸能の粋を感じさせる「さのさ」です。洋楽器のアンサンブルの中で、彼女が放つ「こぶし」の響きは、不思議なほどモダンで、かつ力強く胸に迫ってきました。
静寂の中に響き渡った「愛の讃歌」では、シャンソンのドラマチックな世界観を一人芝居のように演じきり、観客の涙を誘う場面も。ジャンルを自由に行き来しながらも、その中心には常に「神野美伽」という確固たる芯が一本通っています。演歌歌手として30年以上のキャリアを積み、還暦を迎えた今だからこそ辿り着ける、円熟味あふれる表現力の数々。それは、これまでの彼女の歩みが決して無駄ではなかったことを証明する、あまりにも美しい音の巡礼のようでした。
美空ひばりの魂を継承し、辿り着いた「自由」という名の新境地
クライマックスで披露されたのは、不世出の天才・美空ひばりさんの魂を継承する「リンゴ追分」。クリヤ・マコトさんの繊細かつ大胆なアレンジにより、この不朽の名曲が現代的なジャズへと生まれ変わりました。神野さんの絶唱に呼応するように、本田雅人さんのサックスや中川英二郎さんのトロンボーンが咆哮し、会場の熱量は最高潮へ。続く「ラッパと娘」では、ブギウギのリズムに乗せて、出演者も観客も一体となってスウィングし、丸の内全体が歓喜に震えました。
ステージの終盤、神野さんは「これからは、自由にやりたいことを最優先にしてやっていこうと思います!」と力強く宣言しました。その言葉は、長年「演歌」という看板を守り続けてきた自分自身への解放宣言のようにも聞こえました。アンコールの「ヘイヘイブギー」で見せた、心底楽しそうな笑顔。しきたりや型に縛られることなく、ただ純粋に音楽と戯れる彼女の姿に、会場中から鳴り止まない拍手が送られました。演歌界の女王が手にした「自由」という名の翼は、これからさらに高く、遠くへと羽ばたいていくに違いありません。
演歌ニュース記事 感想
今回の神野美伽さんのライブニュースに触れ、何よりも「60歳からの自由」という言葉の重みに、深い感動を覚えました。演歌という確固たる地位を築きながら、あえてジャズのトッププレーヤーたちと同じ土俵に立ち、真っ向から勝負を挑むそのバイタリティには、ただただ脱帽するばかりです。特に「リンゴ追分」をジャズで歌い上げるという試みは、美空ひばりさんへの深い敬意と、自分自身の感性を信じる強さがなければ成し得ないことではないでしょうか。記事を通じて、彼女がこれまでの「神野美伽」という枠を自ら壊し、一人の人間として再出発しようとする瑞々しいエネルギーを感じ取りました。
個人的に最も印象に残ったのは、ラストの「ヘイヘイブギー」での一体感です。「ヘイヘイ!」という掛け声と共に、お茶の間のアイドルからジャズの歌姫へと変貌を遂げた彼女が、どれほど晴れやかな表情をしていたのか。想像するだけで、私自身も明日への活力をいただいたような気がいたします。演歌ファンとして、彼女が伝統を大切にしながらも、こうして新しい扉を開け続けてくれることは誇らしく、また心強い限りです。これからは彼女が選ぶ「本当にやりたいこと」のすべてを、全力で応援していきたい。そんな熱い想いが込み上げてくる、素晴らしいニュースでした。

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