日本の音楽シーンに新たな歴史を刻む、日本最大級の国際音楽祭「MUSIC AWARDS JAPAN 2025」(MAJ)が、ついにそのベールを脱ぎました。記念すべき初開催となるこの音楽の祭典で、演歌・歌謡曲部門の授賞式が、去る5月19日、古都・京都のロームシアター京都・サウスホールにて華やかに執り行われ、山内惠介さんの「紅の蝶」が最優秀演歌・歌謡曲楽曲賞の栄冠に輝きました。授賞式に先駆けて行われたノミネート歌手の取材会には、SHOW-WA、新浜レオンさん、MATSURI、そして純烈という、現在の演歌・歌謡界を代表する豪華な顔ぶれ(山内惠介さんは北海道ツアー中のため欠席)が集結。初代の栄誉を目指す熱い想いや、世界への展望、そして爆笑必至のマル秘エピソードまで、余すところなく語ってくれました。この記事では、その熱気に包まれた取材会の模様をたっぷりとお届けします。
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MUSIC AWARDS JAPAN 2025 演歌・歌謡曲LIVE[最優秀 演歌・歌謡曲 楽曲賞 授賞式]レポート【前編】 ノミネート歌手の取材会の模様をお届け!
新たな音楽の祭典「MUSIC AWARDS JAPAN」と演歌・歌謡曲の未来
まず、「MUSIC AWARDS JAPAN」とはどのような音楽賞なのでしょうか。これは、日本レコード協会や日本音楽事業者協会など、日本の音楽業界を代表する5団体が結集し、2023年に設立された一般社団法人カルチャー アンド エンタテインメント産業振興会(CEIPA)が主催する、全く新しい音楽のアワードです。「日本をはじめアジアの音楽を世界へ発信し、環太平洋地域を中心にグローバルにつながる」「日本の音楽をグローバルに誇れるカルチャーにすると共に、海外アーティストの日本市場への進出を促進する」という壮大な目的を掲げ、主要6部門をはじめ全62部門もの賞が創設されました。その選考は、アーティスト、クリエイター、レコード会社スタッフ、コンサートプロモーター、音楽出版社、さらには海外の音楽賞審査員など、各分野の音楽関係者5,000名以上による投票で決定されるという、まさに音楽業界全体が注目するアワードと言えるでしょう。
中でも「演歌・歌謡曲部門」は、「古典的な芸能に加え、演歌・歌謡曲も日本のソウルミュージックとして位置付け、日本の伝統的なカルチャーを世界へと発信」することを目指して新設されました。記念すべき第1回には、秋元康さんプロデュースで鮮烈なデビューを飾ったMATSURIの「アヴァンチュール中目黒」、同じく秋元さんプロデュースのSHOW-WA「君の王子様」、今年デビュー25周年を迎え、オリコン年間演歌・歌謡シングルランキングでも1位に輝いた山内惠介さんの「紅の蝶」、昨年のNHK紅白歌合戦初出場も記憶に新しい新浜レオンさんの「全てあげよう」、そしてメンバー3人での新体制で新たなスタートを切った純烈の「夢みた果実」という、珠玉の5作品がノミネートされました。この日は、授賞式だけでなく、日本を代表する演歌・歌謡曲アーティストによるパフォーマンスや、日本の伝統芸能を発信するステージも披露され、まさに演歌・歌謡曲の魅力が凝縮された一夜となりました。
SHOW-WAとMATSURI、兄弟グループが語る世界への夢と絆
取材会は、まず秋元康さんプロデュースの2グループ、SHOW-WAとMATSURIから始まりました。SHOW-WAは「秋元康プロデュース、SHOW-WAです!よろしくお願いします!」と威勢の良い挨拶で登場。リーダーの寺田真二郎さんは「この度はこの賞に選んでいただきありがとうございます。ファンのみなさまのおかげだと思いますので、これからも精一杯歌っていきたいと思います」と、ノミネートへの喜びとファンへの感謝を述べました。デビュー間もない彼らにとって、錚々たる先輩方と共にノミネートされたことは大変な光栄であり、京都というゆかりのある地での開催にも感慨深げな様子でした。
今後の目標については、「日本武道館ライブ」を掲げ、「いろんな職業を経てこのグループに入ったメンバーが多いので、唯一無二の“SHOW-WAらしさ”で、いろんなジャンルに関わっていけるグループになりたい」と抱負を語りました。メンバーの青山隼さんは、元プロサッカー選手という異色の経歴の持ち主。「優勝は経験ありましたが、音楽の世界でノミネートされるなんて、人生面白いなと。5万人の前でプレーしたことより、こちらの方が断然緊張します(笑)」と、その心境をユーモラスに明かしました。
兄弟グループであるMATSURIとの関係については、「結成当初はいい意味でライバルでしたが、今はより手を組んで同じ目的に向かっています」と語り、6月には合同シングル「僕らの口笛」をリリースすることも発表。また、純烈のメンバーからリハーサルで「いいよいいよ!もっと元気にやっちゃいな!」と温かい声をかけられ、緊張がほぐれたというエピソードも披露しました。レギュラー出演しているフジテレビ系『ぽかぽか』の出演者やファンへの感謝も忘れず、「さっそく明日の生放送で嬉しい報告ができたら」と笑顔を見せました。世界発信に向けては、「SHOW-WAは昭和の熱狂を令和に甦らせるプロジェクト。昭和歌謡が世界で人気なので、僕たちも波に乗って世界に飛び立ち、英語でカバー曲も歌いたい」と熱い意欲を示しました。
続いて登場したMATSURIも、「秋元康プロデュース、MATSURIです!」と元気いっぱいに挨拶。最年長の柳田優樹さんは「平均年齢34歳のグループで、デビュー1年目。こんなに光栄な賞をいただけて、本当に応援してくださるファンのみなさんのおかげです」と感謝を述べました。イベント直前の18日には、大阪・関西万博での公演が急遽中止となり、代替公演を行ったばかり。「昨日のために頑張って作り上げてきたもので、ファンのみなさんと楽しい時間を共有できて本当に幸せでした」と、ファンへの想いを語りました。
SHOW-WAとの関係については「楽屋も一緒で、音楽の話もたわいもない話もたくさんしています。今は合同シングルの『僕らの口笛』で一緒に回っているので、別々のグループですがすごく一体感があります」と、その絆の強さをアピール。授賞式への参加は初体験とのことで、「普段はどこへ行っても『祭りを巻き起こすぞ!』という気持ちですが、今日は緊張しています(笑)」と初々しさを見せつつも、会見の最後にはメンバーの鈴木渉さんが見事なバク転を披露し、「これで新浜さんにも負けない?」と問われると「頑張りたいと思います!」と力強く答え、会場を沸かせました。
新浜レオン「膝スラで国境を越える!」 純烈は爆笑トークと後輩への愛
次に会見場に現れたのは、持ち前の明るさとパワフルなパフォーマンスで人気の新浜レオンさん。「本当に率直に嬉しいです。演歌・歌謡曲でデビューしましたが、その枠を超えたい、日本を超えて世界に届けたいと、デビューして丸6年、そんな思いで毎日やってきたので、こういう機会をいただけて本当に感謝しています」と、まずはノミネートへの感謝を述べました。京都という世界へ発信するのに最適な場所でイベントに参加できる喜びを語り、「華やかな場所に自分もいるんだと思うと、ただただ幸せ。盛り上げる力になりたい」と意気込みました。
木梨憲武さんプロデュース、所ジョージさん作詞作曲の「全てあげよう」については、「『全力で、今までのファンのみなさんへの感謝と、これからの未来、ここが決してゴールではないという希望感を持って歌いなさい』と木梨さん、所さんからメッセージをいただきました」と明かしました。そして、代名詞とも言える“膝スラ”については、「紅白でも滑りましたが、今日は今まで滑ってきた集大成として、全部が破れるほどの気持ちで滑って、日本の国境を越えたい!もちろん歌ありきですよ(笑)!」と宣言し、報道陣を笑わせました。ちなみに、1年間で1000回以上滑ったという膝は「全然大丈夫!」とのこと。「キャッチャーだったので、ショートバウンドを捕る時の動きと膝スラの動きが同じなんです。ブロッキングの延長が膝スラ」と、意外な秘訣を明かしつつ、「50歳、60歳になっても滑らないといけないと思うと…ちょっと対策は考えたい(笑)」と、お茶目な一面も見せました。
今後の目標については、「『新浜レオン』という名前を知ってもらう1年にしたい。バラエティにも出させていただき、知名度を上げて日本を超えて世界へ。今年はアニメ『名探偵コナン』のエンディングテーマも担当させていただき、世界で愛されるアニメとご一緒できて嬉しいです。『演歌・歌謡曲・初』みたいな取り組みで、演歌・歌謡曲はちょっと…と言われるようなところこそ、なんとしても越えられる存在を目指したい」と力強く語りました。さらに、「今年はレオン語の流行語大賞を目指しています!『頑張レオン!』とか『日本の文化をつっぱしレオン!』とか、歌と並行して頑張りたい」と高らかに宣言。最後に今の心境をレオン語で、と振られると「今、報道のみなさんに全然ウケなかったので……『やさぐレオン!』」と返し、会場を爆笑の渦に巻き込みました。
トリを飾ったのは、スーパー銭湯アイドルから国民的グループへと成長を遂げた純烈。リーダーの酒井一圭さんは開口一番、「いやー、すごい若手の勢いある人たちの中に、そろそろ終わろうとしている純烈が入ってしまっていいのだろうかと」と自虐ネタで会場を笑わせつつ、「このフレッシュな中に入れていただいたのはファンのみなさんの応援のおかげなので、本当に感謝です」と述べました。後上翔太さんは「ステージの作りも豪華で、すごく格式のある式典に参加させていただいている実感があり、歌っていてすごく楽しかったです」とコメント。白川裕二郎さんも「本当にフレッシュな方が多い中で自分たちも入れていただいて嬉しいですし、演歌・歌謡曲は日本のソウルミュージックでもあるので、一人でも多くの方にお伝えできれば」と語りました。
SHOW-WAやMATSURIのメンバーが「純烈さんが優しく話しかけてくれた」と語っていたことについて、酒井さんは「僕らしゃべるの好きなんでね。『どやねん?』とか『元気か?』とか。今日は里見浩太朗さんもプレゼンターでいらっしゃって、僕らは『水戸黄門』で助さん角さんをやらせていただいた縁もある。こういう素晴らしい式典で交流できるチャンスはなかなかないので」と、気さくな人柄をのぞかせました。式典に臨むスタンスについては、「かしこまりすぎて持ち味が出なくてももったいない。特にSHOW-WA、MATSURIとは一緒に歌う曲があるので、『思いっきり元気出していけよ!』と、僕らが率先してちょっとふざけたりして。フレッシュな人たちは、ファンも笑顔を見たいと思うので」と、後輩への温かい眼差しを語りました。
記者からの「年齢感じる?」という質問には、「……感じるよ~」としみじみ答えた酒井さん。「今年僕50歳、こいつ(白川さん)49歳、一番若くても(後上さん)38歳。で、今年の健康診断でついに『前立腺肥大の気がある』って言われたんですよ。それをステージで喋ってたら、こいつ(白川さん)去年もう言われとって」と、まさかの健康トークを展開し、会場は爆笑。「でも、ヒルトン京都に泊めてもらったら、ベッドが違いすぎてこの2、3年で一番寝れた。Apple Watchが『8時間11分ずっと寝てたよ!』って…」と続ける酒井さんを、白川さんが「どうでもいい話ですね」とバッサリ斬るなど、純烈ならではの絶妙な掛け合いで会見を盛り上げました。
それでも、「売れてない時代が長かったから、こういう場に立たせてもらえるのはありがたい。後輩のグループがどんどん出てきてくれるのは僕らも願っていたことなので嬉しい」と真摯な想いも語り、新しいアワードの誕生を「励みになる~!」と歓迎。元AKB48の横山由依さんを妻に持つ後上さんは、「(妻からも)『緊張すると思うけど、楽しんできてね』と明るく送り出してもらいました」と笑顔で報告しました。SHOW-WAが目標に掲げる日本武道館公演については、「キャンペーンですよ。演歌・歌謡曲は選挙戦と一緒。いかに直接歌って、興味を持ってもらえるかが勝負。SHOW-WA、MATSURIの世代はコロナが明けてテレビにも出ているし、ショッピングセンターとかのキャンペーンを頑張っていれば、絶対いつか届く」と力強くアドバイス。そして、「絶対やったらあかんことは…スキャンダルよねぇ~、LINE流出よねぇ~」と釘を刺しつつ、「おい、何見とんねん!頼むぞーホンマ!」と、遠くで見守る後輩たちに愛ある檄を飛ばしました。「純烈はオリジナルメンバー全員で紅白も武道館も届かなかった。できるだけ欠けずに行ってほしい」と、後輩への熱い想いを語り、「握手した数だけ、武道館に近づいていきます」という名言で会見を締めくくりました。
4者4様の個性あふれる会見を終え、いよいよ授賞式本編へ。その模様は、【後編】でお届けするとのことですので、そちらも楽しみにお待ちください。
演歌ニュース記事 感想
「MUSIC AWARDS JAPAN 2025」の演歌・歌謡曲部門の取材会の模様、記事を拝見して、まずこの新しい音楽賞への大きな期待感と、ノミネートされたアーティスト皆さんの熱い想いがひしひしと伝わってきました。演歌・歌謡曲を「日本のソウルミュージック」として世界へ発信するというコンセプトは非常に素晴らしいですし、その第一歩となる記念すべき式典に立ち会えた(かのような気持ちになれた)ことを嬉しく思います。
SHOW-WAとMATSURIの皆さんの、デビュー間もないながらも堂々とした受け答えや、世界への大きな夢を語る姿には、新しい時代の息吹を感じました。新浜レオンさんの「膝スラで国境を越える!」という宣言と、その裏にある野球経験に基づいた(?)秘訣には思わず笑ってしまいましたが、彼のエンターテイナーとしての心意気とサービス精神に感服しました。そして、純烈の皆さんの、ベテランならではのユーモアと、後輩たちへの温かい眼差しには、さすがの一言です。特に酒井さんの「握手した数だけ、武道館に近づく」という言葉は、経験に裏打ちされた重みがあり、非常に印象的でした。
この記事を読んで、日本の演歌・歌謡曲が、伝統を守りつつも新しい形で世界へと羽ばたいていく未来に、大きな希望を感じました。テレビ放送もぜひ拝見し、この歴史的な音楽祭の全貌を目に焼き付けたいと思います。

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