竹島宏、デビューのきっかけは電話番だった!?“大爆笑ダンス”が運命を変えた、愛され続ける24年の軌跡

細身の長身から放たれる、切なく甘い歌声。哀愁漂う歌謡曲を歌い上げ、6作連続でオリコンシングルTOP10入りを果たすなど、今や演歌・歌謡界に欠かせない存在となった竹島宏さん。近年、新浜レオンさんや真田ナオキさん、辰巳ゆうとさんといった若手歌謡歌手の活躍が目覚ましいですが、その先駆け的存在とも言えるのが、彼ではないでしょうか。2002年のデビューから、今年で歌手生活24年目。その長いキャリアは、意外にも「まさかのデビュー」から始まったと言います。この記事では、ストリーミングサービス「Spotify」の人気曲ランキングを元に、竹島宏さんのユニークな音楽人生と、多くのファンに愛され続ける理由に迫ります。

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「まさかのデビュー」から歌手生活24年目に突入! “踊らされちゃう歌謡曲”で火がついた竹島宏が愛され続ける、納得の理由

医者志望から演歌歌手へ、電話番から掴んだ“まさかのデビュー”

幼い頃、テレビドラマの影響で「人の命を救う仕事って素晴らしい」と感じ、お医者さんになることを夢見ていたという竹島さん。そんな彼が歌手を目指すきっかけとなったのは、中学3年生の時。ひいおばあちゃんと一緒に観に行った坂本冬美さんのコンサートの感動が忘れられず、「演歌歌手なら周りに誰もいないぞ」と考えたのが原点でした。

しかし、彼のデビューまでの道のりは、他の歌手とは少し変わっています。幼少期から“のど自慢荒らし”として名を馳せたわけでもなく、ライブハウスで下積みを重ねたわけでもありません。大学では社会学の研究サークルに入るなど、ごく普通の学生生活を送っていたという彼。就職活動の時期を迎え、「ようやく自分も探さなきゃ」と応募したカラオケ番組が、彼の運命を大きく動かします。そこで出会った作詞家・久仁京介先生との縁で、現在所属する事務所の社長に挨拶する機会を得ると、後日、なんとアポイントなしで事務所を訪問。「アルバイトできませんか?」と頼み込み、電話番として雇ってもらうことになったのです。

まるで「すごろく」のように、点と点が繋がっていく彼の人生。その後、事務所が制作する歌番組のアシスタントに抜擢され、番組内のコーナーで歌を披露する日々。さらには、全国の土産店を巡るロケ企画が生まれ、「折角だからアシスタントに歌わせよう」という流れで、2002年、全国のお土産を歌にした音頭調の楽曲「いいもんだ いいもんだ」で、”まさかのデビュー”を果たすことになったのです。その人柄の良さが、不思議な運命を引き寄せたのかもしれません。

生意気だった20代?ビブラートに悩んだ日々…試行錯誤で見つけた自分の歌

デビュー当初は、今の彼の繊細なキャラクターからは想像もつかないような、無骨な男唄も歌っていました。3rdシングル「札幌えれじぃ」の歌詞にある「お前をなくした 大通あたり」といった言葉遣いに、当時20代だった彼は「大人過ぎるのでは」と、作詞家の先生に相談したこともあったと言います。「今から考えたら、すごく生意気ですよね」と苦笑いする彼に、先生は「お前のためじゃなく、お客様のために歌詞を書いてるんだ」と諭してくれたそうです。

その後も、彼の試行錯誤は続きます。「恋にやぶれて」という楽曲では、プロデューサーの助言で、前川清さんを彷彿とさせるような深いビブラートを駆使。「当時の自分にはそれしか技がなかったし、やればやるほど褒められたので(笑)」と、言われるがままに歌っていたという正直な告白も。デビュー10年目には、弦哲也先生が手がけた本格演歌「うたかたの風」に挑戦するなど、様々なタイプの歌に取り組む中で、彼は少しずつ自分自身の歌を見つけ、成長を続けてきたのです。

大爆笑ダンスが運命を変えた!「恋町カウンター」から「夢の振り子」へ

そんな竹島さんに大きな転機が訪れたのが、“踊らされちゃう歌謡曲”と称された「恋町カウンター」「噂のふたり」「夢の振り子」の三部作でした。中でも、2017年にリリースされた「恋町カウンター」は、彼の歌手人生を大きく変える一曲となります。それまでダンスとは無縁だった彼が、プロの振付師に依頼し、一生懸命にダンスを覚えました。しかし、大阪の会場でそれを初披露した際、待っていたのは、なんと会場中からの「大爆笑」だったのです。

「歌を歌って笑われることは生まれて初めてだったので、めちゃくちゃ驚きました」と語る竹島さん。しかし、ファンからの「宏くんがあまりに一生懸命なのが可愛くておかしくて!」という温かい声に救われます。「どんなに下手でも手を抜かずにやっているのを感じてくださったから盛り上がったのだ」と、彼はその経験をポジティブに捉えました。その“愛されキャラ”と、一生懸命なダンスが、思わぬ幸運を引き寄せます。コメディタッチのNHK-BS時代劇「大富豪同心」の制作陣の目に留まり、主題歌「夢の振り子」への大抜擢に繋がったのです。この楽曲は、今や彼のSpotify再生回数ランキングで堂々の1位。あの大爆笑がなければ、生まれていなかったかもしれない大ヒット曲なのです。物腰が柔らかく、常に周囲への気配りを忘れない彼だからこそ、多くの人々が彼を支え、応援したくなるのでしょう。デビュー24年目を迎えてもなお、新たなファンを獲得し続ける理由が、ここにあるのかもしれません。

演歌ニュース記事 感想

竹島宏さんのインタビュー記事を拝見し、まずその誠実で、少し不器用で、そして誰からも愛される人柄が伝わってくるような、とても素敵な内容に、心が温かくなりました。デビューのきっかけが「電話番」だったというユニークなエピソードから、彼の不思議な魅力と、人の縁を大切にする姿勢が感じられます。

特に印象的だったのは、「恋町カウンター」のダンスで大爆笑が起きたというお話です。普通なら心が折れてしまいそうな場面で、それをファンとの温かいコミュニケーションに変え、さらには大きなチャンスへと繋げてしまう彼の人間的な魅力こそが、24年間という長い間、多くのファンに支持され続ける最大の理由なのだろうと感じました。また、若い頃の試行錯誤のエピソードも、今の洗練された彼の姿からは想像もつかないもので、そのギャップがまた興味深かったです。

この記事を読んで、竹島宏さんという歌手の歌声の裏側にある、豊かな物語に触れることができました。彼の音楽を、その背景にある物語と共に、より一層深く味わってみたくなりました。

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