【竹島宏】25周年の年男が教会に響かせた「魂の祈り」。新曲『純愛』発表と武道館への大きな一歩

2026年2月21日、東京都大田区に佇む東調布教会。凛とした静寂に包まれたこの場所で、デビュー25周年を迎えた竹島宏さんによる、自身初となる教会コンサート「竹島宏 教会で歌う~心の音~」が開催されました。「歌は祈り」という信念を長年抱き続けてきた竹島さんにとって、教会での歌唱はまさに念願のステージ。ファンクラブ会員限定のわずか120名という選ばれし観客が見守るなか、聖なる空間にその歌声が解き放たれました。

いつもとは違う清浄な空気に「デビュー以来の緊張」を感じたと語る竹島さんですが、そこから生み出されたのは、音楽のジャンルを超えた真実のメッセージでした。今回のコンサートでは、ゴスペル聖歌隊との共演や待望の新曲『純愛』のリリース発表など、ファンならずとも胸が熱くなる瞬間が凝縮されています。新たな表現の扉を開いた「ロマンチック歌謡」の旗手が、この清らかな地で見せた真実の姿とは。そして、5年後の日本武道館という壮大な目標へ向けた覚悟を、心を込めて綴ってまいります。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ccc8a5304cfa89c79fd0cc648a2d9c0f0762a554
竹島宏、初の教会ライブ「心が洗われる時間をすごすことができました」/一問一答

ステンドグラスの光に導かれ、聖歌隊と紡いだ「Amazing Grace」の奇跡

教会の高い天井に響き渡ったのは、竹島さんの澄んだ歌声と、14人のゴスペル聖歌隊「CHOUB」による厚みのあるハーモニーでした。荘厳な雰囲気のなか、名曲『Amazing Grace』や『Stand By Me』が流暢な英語で歌い上げられると、そこは演歌・歌謡曲の枠を超えた「祈りの場」へと変貌を遂げました。普段の華やかなステージ衣装とは一線を画す、教会の静謐な空気に溶け込むような竹島さんの佇まいは、観る者の心を一瞬にして浄化していくようです。

竹島さんは「上手な歌を届けたいという思いが強すぎると、メッセージを置き去りにしてしまう」と、自らの歌唱技術と心の在り方を深く見つめ直していました。音の一つひとつに意味を込め、言葉を紡ぐ。その誠実な姿勢は、賛美歌『鹿のように』のコラボレーションにおいて、これまでにない清らかな熱量となって結実しました。この場所でしか生まれ得ない「心の音」は、会場にいたすべての人々の魂に、優しく、けれど力強く寄り添ったに違いありません。

午年の年男が駆ける25周年の道。47歳のいま、鏡の中に誓う不退転の決意

今年、48歳を迎える竹島さんは、午(うま)年の年男です。「遠目に見ると若く見えるけれど、鏡を見れば納得します」と茶目っ気たっぷりに笑う彼ですが、その瞳にはかつてないほどの情熱が宿っています。馬は繊細でありながら、一度火が付くと全速力で駆け抜ける動物。25周年という大きな節目に、竹島さんは自らをその駿馬になぞらえ、年末まで全力で走り抜けることを誓いました。

これまでの歩みを振り返れば、昨年のミュージカル初挑戦や新歌舞伎座での単独公演など、常に自らの殻を破り続けてきた挑戦の連続でした。年男としての覚悟を新たにしたこの日、彼はファンへの「ご褒美」として、自ら交渉して水面下で進めてきた書き下ろしオリジナルアルバムの制作についても言及しました。CDが売れにくい時代だからこそ、あえてアルバムという形で自分たちの音楽を形に残したい。その不器用なまでの実直さが、竹島宏というアーティストを支える揺るぎない芯となっているのでしょう。

新曲『純愛』が描き出す「地味かっこいい」美学と、ピアノ一本で挑む武道館の夢

後半戦、ファンの歓喜に包まれたのは、4月15日に発売される新曲『純愛』のリリース発表でした。松井五郎氏の作詞、幸耕平氏の作曲という黄金コンビに、坂本昌之氏の編曲が加わった今作。デモテープを初めて聴いた際、竹島さん自身が「えっ、これですか」と驚いたというその楽曲は、派手さを削ぎ落とした「地味かっこいい」メジャー調の世界観だといいます。この「引き算の美学」こそが、現在の竹島さんが辿り着いた、真の大人な歌謡曲の形なのかもしれません。

彼の視線はすでに、5年後を見据えています。「日本武道館で、ピアノ一本でコンサートをする」という大きな夢。今回の教会ライブを経験したことで、「聖歌隊との武道館ライブも素晴らしいかもしれない」と、新たなインスピレーションを得たようです。武道館という巨大な空間を、たった一人の歌声と祈りで満たす日。新曲『純愛』のヒットが、その壮大な夢のパズルを完成させる重要なピースとなることは間違いありません。清浄な空間で磨かれた感性を武器に、彼は今、誰も見たことのない高みへと跳躍しようとしています。

演歌ニュース記事 感想

竹島宏さんが教会で歌うというニュースを目にしたとき、彼のこれまでの歩みが一本の線で繋がったような、不思議な納得感を覚えました。「歌は祈り」という言葉はよく耳にしますが、それを実際にステンドグラスの光が差し込む教会で、聖歌隊とともに体現するという試みには、彼の歌に対する誠実さが凝縮されている気がします。かつての「ロマンチック歌謡」の貴公子が、40代後半という年齢を迎え、技術だけではない「心のあり方」を求めて教会に立ったという事実に、一人の人間としての円熟味を感じて深く感動いたしました。

特に印象に残ったのは、新曲『純愛』を「地味かっこいい」と表現した点です。派手な演出や節回しで聴かせるのではなく、削ぎ落としたメロディーの中でどれだけ深い感情を伝えられるか。それは歌手にとって、最も勇気のいる挑戦ではないでしょうか。また、お菓子をいただいた子供の頃の教会の記憶を語る竹島さんの素顔には、いつも以上に等身大の温かみがありました。5年後の武道館、ピアノ一本というストイックな夢も、この教会で洗われた歌声を持つ彼なら、きっと神聖な奇跡のような時間にしてくれるに違いありません。彼の「祈り」が、新曲を通じて全国のファンの元へ届く日が、今から待ち遠しくてなりません。

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