市川由紀乃、涙の闘病越え「ただいま!」 命の恩人・由紀さおりへの感謝胸に、歌声で届ける“ありがとう”のステージへ

昨年6月、卵巣がんの治療のため惜しまれつつ活動を休止していた演歌歌手の市川由紀乃さんが、約半年間の壮絶な闘病生活を乗り越え、ついに私たちの元へ帰ってきます。来る5月19日、埼玉・サンシティ越谷市民ホール大ホールにて、復帰後初となる単独コンサート「ただいま!」を開催。そして翌20日には、今年の勝負曲と位置付ける復帰作「朧(おぼろ)」をリリースします。絶望の淵から再びステージへと力強く歩み始めた市川さん。その瞳には、苦難を乗り越えたからこその輝きと、支えてくれたすべての人々への深い感謝の念が宿っていました。この記事では、復帰コンサートを目前に控えた市川由紀乃さんの、壮絶な闘病の日々と、歌への変わらぬ情熱、そして未来への希望に迫ります。

https://news.yahoo.co.jp/articles/93dc7af025ed754ed8654b1ec51bddd5d586377d
市川由紀乃 卵巣がん壮絶闘病経て変わった人生観 命の恩人・由紀さおりへ ファンへ歌声で届けるありがとう

突然の宣告、絶望の淵から見えた一筋の光

市川由紀乃さんの表情には、穏やかな笑顔が浮かんでいました。「とにかくうれしい気持ちでいっぱいです。皆さんに心から感謝しています。きっと一人の力では、ここまで来ることはできませんでした。新たな歌手活動のスタートラインに、今まさに立たせていただいている、そんな気持ちです」。その言葉には、万感の想いが込められています。しかし、今から遡ること約1年前、彼女は想像を絶する苦難の真っ只中にいました。

2023年から24年初頭にかけて、原因不明の鼻血や生理不順といった体調不良に悩まされていた市川さん。「きっと大丈夫、年齢のせいよ」と自身に言い聞かせていたと言います。しかし、昨年5月、心配した先輩歌手の由紀さおりさんから「一度きちんと検査を受けた方がいいわ。私が信頼している先生を紹介するから、今すぐ電話しましょう」と強く促され、病院を受診。その結果は、あまりにも過酷なものでした。検査翌日、病院から「すぐに来てください」との連絡を受け、医師から告げられたのは「卵巣腫瘍の疑いがあります。今すぐお仕事をストップして、手術が必要です」という言葉。突然の宣告に、「目の前が真っ暗になり、言葉も出ませんでした」と、当時の衝撃を振り返ります。女性特有の臓器を摘出することへの「複雑な思い」はあったものの、「歌い続けたい」という強い一心で、手術を受けることを決断しました。

壮絶な闘病、鏡の中の自分との葛藤と“愛の喝”

昨年7月に行われた卵巣の摘出手術。意識が戻った瞬間、市川さんを襲ったのは想像を絶する激痛でした。「何かに全身をきつく包まれているような感覚で、あまりの痛みに『いっそ殺してくれ』とさえ思いました。この痛みには到底耐えられない、と」。看護師2人に体を支えてもらわなければトイレにも行けない日々に、「何とも言えない敗北感を味わった」と言います。

手術から10日後に退院したものの、苦しみは終わりませんでした。病理検査の結果、「卵巣がん」と診断され、8月からは抗がん剤治療がスタート。副作用で、大切にしていたロングヘアはごっそりと抜け落ち、鏡に映る自分の姿に「これは自分じゃない」と深く落ち込んだこともありました。しかし、彼女は毎朝鏡を見て、変わりゆく自分を少しずつ受け入れていったのです。治療期間中は、大好きだった歌を歌うこともできず、テレビから音楽番組が流れてくると「聞きたくない」と、即座にチャンネルを変えるほど、心は追い詰められていました。

そんな治療に心が折れそうになった時、市川さんは命の恩人でもある由紀さおりさんに一通のメールを送りました。「もう一度歌える日が来た時には、またご指導をお願いいたします」。ほどなくして届いた返信には、こう綴られていました。「もう一度歌える日が来たらじゃなくて、もう一度歌うの。何のために今の苦しみに耐えているの?歌うためでしょう。あなたは、もう一度歌うのよ」。先輩からの、厳しくも愛情に満ちた“喝”。その言葉に、市川さんは文面が見えなくなるほど涙したと言います。この一言が、再び彼女を奮い立たせる大きな力となりました。

「ありがとう」を歌声に込めて、新たなスタートラインへ

由紀さおりさんの言葉に救われ、抗がん剤治療を乗り越えた市川さん。12月上旬以降は、作曲家・幸耕平先生のもとで歌のレッスンを再開し、カラオケボックスでの一人練習にも励みました。開腹手術を受け、長期間歌から離れていたため、「歌は以前と力の入れ具合が変わったように感じます」と語りますが、「以前に比べたらまだかもしれませんが、だいぶ感覚は戻ってきました」と、確かな手応えを感じています。

がんという大きな病を経験し、市川さんの人生観にも変化が訪れました。「全ての人や物に、『ありがとう』と思うようになりました。例えば、階段を上る時にも、手すりに『ありがとう』って、自然と感謝の気持ちが湧いてくるんです」。そんな彼女が、復帰後初の単独コンサート「ただいま!」で最も伝えたいこと、それもまた「ありがとう」の気持ちです。「皆さんのおかげで、こんなに元気になりましたよと、私の歌声と言葉でしっかりとお伝えしたい。歌っている自分が一番楽しいと感じるので、その楽しさが皆さんにも伝わったら、こんなに嬉しいことはありません」。壮絶な闘病生活を乗り越え、一回りも二回りも強く、そして優しくなった市川由紀乃さん。その美しい歌声は、これからも多くの人々の心に希望の光を灯し続けることでしょう。

演歌ニュース記事 感想

市川由紀乃さんの復帰コンサートと新曲に関する記事を拝見し、まずその壮絶な闘病生活と、それを乗り越えて再びステージに立とうとする強い意志に、心から敬意を表します。記事を読むだけでも、当時の市川さんの苦しみや葛藤、そして支えてくれた方々への感謝の気持ちがひしひしと伝わってきて、思わず目頭が熱くなりました。

特に印象的だったのは、由紀さおりさんからの「あなたはもう一度歌うのよ」という力強い励ましの言葉です。絶望の淵にいた市川さんにとって、この言葉がどれほどの希望となり、再び立ち上がる勇気を与えたことか、想像に難くありません。そして、がん治療を経て「全ての人や物にありがとうと思うようになった」という人生観の変化も、市川さんの人間的な深まりを感じさせ、非常に感動的でした。

この記事を読んで、市川由紀乃さんの復帰コンサート「ただいま!」が、単なるステージ復帰以上の、深い感動と感謝に満ちた特別な時間になるのだろうと感じました。新曲「朧」と共に、彼女の新たな歌人生が輝かしいものになることを心から願っています。

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