2012年に『無人駅』で鮮烈なソロデビューを飾ってから、早いもので15周年。AKB48のメンバーとして、そして演歌歌手として常に新しい道を切り拓いてきた岩佐美咲さんが、2月4日に待望の記念シングル『合鍵』をリリースしました。今作の作詞を手掛けたのは、彼女の才能を誰よりも早く見出した秋元康氏。15年という月日を経て、かつての少女は大人の女性へと成長し、その歌声には深い情念が宿るようになりました。
新曲のリリースに続き、2月19日からは仲万美さんがプロデュースする注目の舞台『女郎蜘蛛』への出演も控えています。演歌の枠を飛び出し、本格的なダンスやお芝居に挑む彼女の情熱は、とどまるところを知りません。今回の記事では、最新シングルに込められた切ない恋心や、AKB時代からの盟友・山崎あおいさんと作り上げたカップリング曲の制作秘話、そして身体が動かなくなるほど追い込んだという舞台の稽古場でのエピソードなど、今の岩佐美咲さんの魅力を余すところなくお伝えします。15周年という節目を迎え、さらに輝きを増す彼女の物語をぜひ最後までお楽しみください。
https://news.yahoo.co.jp/articles/215a5a2570650dee7a548e1fe56e598325d53176
岩佐美咲「合鍵」 別れた男性への未練を断ち切れない心情を歌っています
15年目の表現力が光る『合鍵』に込められた、断ち切れない未練と心の機微
今回の表題曲『合鍵』は、別れたはずの恋人との関係に踏ん切りをつけられず、返すことのできない鍵を握りしめる女性の孤独を描いた物語です。秋元康氏が綴る言葉のひとつひとつが、岩佐さんの透明感あふれる歌声と重なり、聴く者の胸を締め付けます。彼女自身が「サビからの歌い出しで、ゆったりとしたテンポなのに、展開が速くてあっという間に終わる感じがする」と語る通り、4分半という演奏時間を感じさせないほどドラマチックな構成に仕上がりました。
レコーディングでは、相手を責めるのではなく、自分の中にある割り切れない想いをどう表現するかに心を砕いたといいます。15年前、あどけない表情で『無人駅』を歌っていた頃には出せなかった、静かな中にも芯のある歌唱。それは、彼女がこれまでに経験してきた数々のステージや、ミュージカル、舞台での研鑽が結実した姿そのものといえるでしょう。
山崎あおいと紡ぐ昭和アイドル歌謡の煌めき。友情が形になった特別なカップリング
今作が特別な一枚となったもうひとつの理由が、シンガーソングライター・山崎あおいさんとのコラボレーションです。二人はAKB48時代からの親しい友人であり、「いつか一緒に曲を作ろう」という約束をずっと温めてきました。その夢が15周年という最高のタイミングで実現したのが、カップリング曲の『マリブの海へ連れてって』と『祈り』です。
特に『マリブの海へ連れてって』は、二人で話し合いながら「昭和のアイドル歌謡」を意識して作られた一曲。演歌や歌謡曲を愛するファンにとっても懐かしく、それでいて新鮮なポップさが同居しています。岩佐さんにとって、楽曲制作の段階から意見を出し合う経験は初めてのこと。盟友との共同作業は、歌手としての新しい喜びを教えてくれたようです。いずれは、山崎さんのメロディーに岩佐さんが詞を乗せるという構想もあるそうで、二人の創造的な絆はこれからも続いていくに違いありません。
演歌歌手の枠を超えた挑戦。舞台『女郎蜘蛛』で見せる本格ダンスと情熱の汗
岩佐さんの活動は、マイクの前だけには留まりません。2月19日から開幕する舞台『女郎蜘蛛』に向けて、彼女はこれまでにない試練に立ち向かっていました。ダンサー・女優として活躍する仲万美氏がプロデュースするこの舞台は、歌と芝居、そして何よりも「本格的なダンス」が求められる非常にハードな内容です。
日々の稽古は想像を絶する厳しさで、「稽古が終わると体が動かなくなる日もあった」と彼女は振り返ります。それでも、自らが憧れていた表現の世界に身を置ける喜びが、彼女を突き動かしてきました。かつてのアイドル時代に培ったリズム感と、演歌で磨いた豊かな表現力。それらすべてを注ぎ込み、一人の表現者として舞台に立つ姿は、15周年を祝うファンにとっても大きな誇りとなるはずです。伝統を守りながらも、常に変化と成長を恐れない彼女の「今」を、その目に焼き付けてください。
演歌ニュース記事 感想
岩佐美咲さんの最新インタビューを読み、15年という歳月の重みと、彼女が積み重ねてきた努力の跡を強く感じました。ソロデビュー当時、AKB48からの演歌転向という大きな決断に驚いたものですが、今では「岩佐美咲の演歌」がしっかりとお茶の間に定着し、さらにそこから舞台やダンスへと表現の幅を広げている姿は、一人の自立したアーティストとして本当にかっこいいですね。特に秋元康先生が、この節目のタイミングで『合鍵』という、少し大人びた、けれど誰もが共感できる切ない歌を贈ったという点に、師弟のような温かな絆を感じて胸が熱くなりました。
個人的に一番心に残ったのは、山崎あおいさんとの友情から生まれたカップリング曲のエピソードです。アイドル時代からの夢を15年越しに叶えるというのは、まさにドラマのようなお話。二人が「演歌ファンにも受け入れやすいポップス」を模索して作ったという点に、岩佐さんのファンに対する細やかな気遣いが現れている気がします。また、舞台のためにボロボロになるまで稽古に励むストイックさも、彼女の魅力そのもの。演歌のステージで見せる凛とした着物姿とはまた違う、情熱的なパフォーマンスが繰り広げられるであろう『女郎蜘蛛』。その舞台裏で流された汗は、きっと本番で眩いばかりの光を放つのだろうと、今から期待が膨らみます。

コメント