2025年12月31日。放送100年という大きな節目を締めくくる「第76回NHK紅白歌合戦」が、東京・渋谷のNHKホールで開催されました。今年のテーマ「つなぐ、つながる、大みそか。」を最も象徴するステージとして日本中の視線が集まったのは、やはり演歌界の「ビタミンボイス」こと三山ひろしさんのステージだったのではないでしょうか。
今回で11年連続11回目の出場という、もはや紅白の顔ともいえる三山さん。披露された楽曲は、心に染み入る名曲「酒灯り」です。しかし、ファンの皆様が息を呑んで見守ったのは、その美しい歌声の裏で繰り広げられた、あの「ギネス世界記録」への挑戦でした。昨年を上回る129人という前人未到の壁に、三山さんはどのような想いで挑んだのか。司会の有吉弘行さんをも巻き込んだ、手に汗握るドラマの全景を詳しくお届けします。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5b6bb5d40e164b9e5507d8e8ffcf285534ddf04a
【紅白】三山ひろし「けん玉ギネス世界記録」挑戦で2年連続成功!129人連続で達成、有吉「最高です!」
9回目の挑戦に込めた演歌歌手の意地と「つなぐ」重圧
大晦日の恒例行事となった「けん玉世界記録への道」も、今年で実に9回目を数えます。三山ひろしさんにとって、この企画は単なる余興ではありません。歌唱と同時に、100人以上の見知らぬ人たちが一つの目標に向かって玉を乗せていく姿は、まさに演歌が持つ「一体感」や「絆」を具現化したようなパフォーマンスだといえます。今回、その隊列には演歌界の期待の新星・新浜レオンさんも参加。先輩・三山さんの背中を追い、演歌界一丸となって記録に挑む姿は、ファンにとって非常に頼もしく映ったはずです。
しかし、今回の129人という数字は、これまでの挑戦の中でも際立って高い壁でした。参加者のうち半数近い60名ほどが初参加という、まさに「経験より勢い」を重視した布陣。若手グループの&TEAMやILLITのメンバーも加わり、世代を超えた挑戦が始まりました。三山さんは、リハーサル直後から「内心ドキドキした」と吐露していましたが、それは自らの成功だけでなく、参加した若い世代の緊張を我がことのように感じていたからこそ。演歌歌手として、そして一座の座長として、三山さんは「酒灯り」の情緒豊かなメロディーに乗せて、目に見えないプレッシャーと戦い続けていたのです。
司会・有吉弘行が流した冷や汗と「膝」に込めた三山の助言
今回の挑戦において、最大の鍵を握っていたのが司会の有吉弘行さんでした。3年連続の司会という大役を務めながら、今回はなんと1番手という、プレッシャーの極致ともいえるポジションでの出場となったのです。実は、29日に行われたリハーサルでは有吉さんが痛恨のミス。三山さんは「今年一番、動揺が走った瞬間だった」と振り返るほど、現場には緊張感が走りました。それからというもの、有吉さんは楽屋でも肌身離さずけん玉を持ち、猛練習を繰り返していたといいます。

三山さんは有吉さんに対し、「基本的には膝を柔らかく使うことが一番大事」と、歌手としての発声にも通じる的確なアドバイスを送りました。本番直前、有吉さんは「引き受けなければよかった」と弱音を吐いていましたが、いざゴングが鳴れば、その表情は真剣そのもの。三山さんの歌声がホールに響き渡る中、1番手の有吉さんが見事に玉を大皿に乗せた瞬間、会場からは地鳴りのような歓声が上がりました。そこから次々とバトンが繋がっていく様子は、まさに「つなぐ」というテーマを体現する、泥臭くも美しい人間模様の連続でした。
129人目の歓喜!NHKホールが揺れたギネス達成の瞬間
有吉さんから始まった129人のリレーは、新浜レオンさんやDJ KOOさん、箕輪はるかさんらベテラン・若手が混ざり合い、順調に玉を繋いでいきました。最後の129人目、三山ひろしさん自身が歌い終えると同時に、魂を込めた一投を放ちます。カチッという乾いた音がホールに響き、見事に玉が収まった瞬間、公式認定員から「ギネス世界記録達成」の宣言が下されました。会場には紙吹雪が舞い、有吉さんも自分のことのように「最高です!」と笑顔を爆発させました。
成功後、三山さんは「ホッとした」と何度も胸をなでおろしていました。特に、初参加の若い子たちのパワーに驚かされたそうで、「若い子の力が凄かった」と、後輩たちへの敬意を忘れない姿勢に、改めて彼の人徳を感じました。有吉さんの成功についても「膝がしっかり使えていた」と称え、来年以降も「行けるところならどこまでも行きたい」と力強い意欲を見せてくれました。歌とけん玉、その二刀流を見事に完遂した三山さんの姿は、2026年を迎える私たちに、諦めない心の大切さを教えてくれたような気がします。
演歌ニュース記事 感想
今回の紅白での三山ひろしさんの活躍を見て、一ファンとしてこれほど誇らしいことはありませんでした。もちろん、彼の素晴らしい歌声が第一の魅力ですが、あの極限状態のプレッシャーの中で、一切音程を外さずに「酒灯り」を歌い切る精神力には、もはや畏敬の念さえ抱いてしまいます。有吉さんがリハーサルで失敗したと聞いて、私まで心臓がバクバクしてしまいましたが、本番でのあの集中力は見事の一言に尽きますね。
特に印象に残ったのは、三山さんが「若い子のパワーに助けられた」と語っていた部分です。大ベテランの域に達しながらも、決して自分一人の功績にせず、一緒に挑戦した若手歌手やアイドルの皆さんの頑張りを称える。その謙虚で温かい人柄こそが、129人もの心を一つにまとめ上げた真の力なのではないでしょうか。ギネス記録という「数字」以上に、出演者全員が笑顔で「最高です!」と叫んでいる姿に、演歌というジャンルが持つ明るい未来を見たような、晴れやかな気持ちになりました。

コメント