演歌界の大御所、坂本冬美が語る。デビュー15年目の突然の休業、そして復帰までの道のり

19歳でデビュー以来、演歌界を牽引し続けてきた坂本冬美さん。しかし、2002年、突如1年間の休業を発表します。その背景には、大切な人の死、そして歌への葛藤がありました。ここでは、その真相と、彼女が休業後に再び歌手としての道を選んだきっかけについて探っていきます。

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坂本冬美(57)デビュー15年で突然休業の真相「本当は引退するつもりだった」決意をひるがえした恩師の「歌声」

父の突然の死と、それによる心の傷

1997年、坂本さんは父を交通事故で亡くします。突然の別れに深い悲しみに包まれ、周囲の言葉も耳に届かない状態に。それでも、3年先までスケジュールが埋まっていたため、心を奮い立たせてステージに立ち続けました。

この悲劇的な出来事は坂本冬美さんの心に深い傷を残し、彼女の芸能活動に大きな影響を与えました。

休業期間中の精神的な苦悩と向き合い方

休業宣言後、坂本冬美さんはさまざまな憶測や非難にさらされました。一部のメディアは彼女の休業を重病説や極秘出産説、さらには死亡説まで報じました。しかし、彼女はこれらの憶測に対して怒りを抱くことなく、むしろ「ありがたい」と感じていました。それは、自分の歌手としての存在が、世間から認められていることを示すものだと受け止めたからです。

恩師との出会いがもたらした新たな覚悟

休業中、坂本冬美さんは実家で過ごす中で、自らの心を癒す時間を持ちました。その過程で、彼女は演歌歌手としての道を再び歩む覚悟を固めます。そのきっかけとなったのは、演歌のレジェンドである二葉百合子さんとの出会いでした。二葉さんの力強い歌声と言葉に触れ、坂本冬美さんは自分自身に再び歌う勇気を取り戻しました。

二葉百合子さんの歌声に心を打たれた彼女は、恩師である二葉公章先生に手紙を書き、歌の再開を願い出ます。二葉先生は、坂本冬美さんを励まし、歌の壁にぶつかったのは成長の証であると語ります。そして、心を込めて丁寧に歌うことの大切さを説きます。二葉先生の言葉に背中を押された彼女は、基礎練習を積み重ね、歌声を取り戻していくのでした。

1年間の休業を経て、歌手として再出発

1年間の休業を経て、2003年3月29日にコンサートで復帰を果たした坂本さん。ステージに立った瞬間、涙が溢れ出たと言います。休業から復帰した坂本さんは、さらに輝きを増して活躍を続けます。2006年には『夜桜お七』でNHK紅白歌合戦初出場を果たし、その後も数々の賞を受賞しています。

現在も第一線で活躍する坂本冬美さん。その歌声には、人生の喜びや悲しみ、そして希望が込められています。

演歌ニュース記事 感想

大切な人を失い、歌への自信を失いながらも、立ち上がり再び歌の世界に戻ってきた坂本さん。その姿は、多くのファンに勇気を与えてくれるでしょう。

彼女の歌声には、人生の様々な経験を乗り越えてきた人の深みと重みがあります。これからも、坂本冬美さんの歌声に耳を傾け、心を動かされていきたいものです。

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