寺本圭佑の新曲「ほおずり」が有線リクエスト1位に輝く:歌う宅配便が届ける感動のメロディ

歌える場所さえあればどこへでも飛んで行きマイクを握ることから〝歌う宅配便〟の愛称で知られる奈良市出身の歌謡曲歌手、寺本圭佑さん。4月発売の新曲「ほおずり」が有線歌謡曲リクエストチャートで1位を獲得。その勢いを保ったまま、大阪・アメリカ村のライブハウスBIGCATで開かれた「大阪発流行歌ライブ」に出演し、熱唱を披露しました。

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〝歌う宅配便〟寺本圭佑、新曲「ほおずり」が有線リク1位に

亡き母への想いを歌った新曲「ほおずり」

軽妙なトークで会場を和ませながらも、歌に移ると一転して切ない雰囲気に包まれる、寺本さんの歌声。新曲「ほおずり」は、作詞・鮫島琉星氏、作曲・師匠の小田純平氏による連続3作目の作品で、亡き母の通夜と葬儀の情景を描いた切ない内容となっています。

歌謡曲には珍しく「棺」という歌詞が登場し、最後は出棺の時に霊柩車が鳴らす長いクラクションの音色を本物から収録する念の入れよう。フォーク調のメロディーは明るく叙情的ですが、葬儀場での母子の臨場感が聞く人の心を揺さぶります。

父と妻の死、そしてコロナ禍… 歌声に込められた葛藤と決意

2021年初夏、新曲「望郷本線」の歌詞内容が現実となったかのように、寺本さんは71歳だった父のがん死に遭遇しました。同時に日本中がコロナ禍に覆われ、得意の実演を自粛せざるを得ない状況に追い込まれます。

自身を取り巻く環境の変化に、寺本さんの歌唱はガラリと変わりました。それまでのように「うまく歌おう」とせず、歌詞をしっかりと伝えるスタイルへとシフトしました。

続く22年秋の「折鶴夜曲」では、先立つ妻の切ない思いを曲にしました。月刊カラオケファン選定「最も歌われた男性演歌曲」に選ばれ、年末には日本作詩大賞に入選するなど、高い評価を得ました。

演歌・歌謡曲では恋の別れが定番ですが、寺本さんの3作品は肉親の死による永遠の別れをテーマにしています。これは演歌・歌謡曲の世界でも珍しいことと言えるでしょう。

ファンとの交流を通して生まれた目標

キャンペーンやライブでは、ファンから「ラジオで聞いてジーンとして、お顔を見たくて」「有線で聞いて実感過ぎて涙が出て」と温かい言葉をかけられることが増えたと寺本さんは語ります。

ライブ後のCD即売では、ファンと交流するうちに陽気な素顔に戻れるといいます。曲間のトークはもともと長い方だそうですが、フォーク歌手のライブからヒントを得て、曲との切り替えを意識するようになったと語ります。

寺本さんは今日も全国を飛び回り、歌声で人々に感動を与え続けています。今後の活動から目が離せません。

演歌ニュース記事 感想

寺本圭佑さんの歌声は、聴く人の心を揺さぶる力を持っています。特に新曲「ほおずり」は、亡き母への想いを込めた切ない歌声が印象的です。「うまく歌おう」とするのではなく、歌詞をしっかり伝えるスタイルで歌うようになった寺本さん。その歌声には、真実味と説得力があります。

ライブでは曲間のトークも長く、ファンとの交流を大切にしています。そんな寺本さんの人柄も、歌声の魅力の一つでしょう。

これからも全国を駆け巡り、多くの人々に感動を与えてくれることと思います。

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