2026年1月、厳しい寒さを吹き飛ばすような、温かく透き通った歌声が演歌界に響き渡りました。栃木県出身の演歌歌手、平山花羽(ひらやま・はなは)さん(27)が、待望のデビューシングル『あじさい坂』をリリースしたのです。
彼女を語る上で欠かせないのが、異色の経歴と、師匠である松前ひろ子さん、そして兄弟子である三山ひろしさんとの深い縁です。実は平山さん、つい最近まで地元・栃木の有名企業で働きながら、演歌歌手という大きな夢を追い続けてきました。2024年に開催された松前ひろ子さんのカラオケ大会でグランプリを獲得したことをきっかけに、運命の歯車が大きく動き出したのです。付き人修業という厳しい下積みを経て、ついに掴み取ったマイク。その歌声の裏側に隠された、涙と笑顔の軌跡を詳しく紐解いていきましょう。これを読めば、彼女の「さわやかさ」の本当の意味が見えてくるはずです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/717030c42a636b5318e9114686813acba4838a3d
平山花羽「聴けば元気! 歌えば笑顔! さわやか娘!」1月「あじさい坂」でデビュー
ミュージアムの受付から三山ひろしの付き人へ。夢を繋いだ5年間の日々
平山花羽さんの歌手への道は、決して平坦なものではありませんでした。事務所に所属する前、彼女は地元・栃木で「岩下の新生姜ミュージアム」の受付として5年間、正社員で働いていました。レジ打ちやお客様の案内といった日々の業務に励みながらも、音楽好きの社長の影響もあり、館内のイベントでは音響や照明の手伝いもこなしていたといいます。大好きな音楽のそばにいられることに喜びを感じつつも、「いつか自分がスポットライトを浴びたい」という熱い想いは、決して消えることはありませんでした。
そんな彼女に転機が訪れたのは2024年のこと。松前ひろ子さんが主催するカラオケ大会に挑み、見事にグランプリの栄冠を手にしたのです。その才能を認めた松前先生の勧めで、2024年8月からは三山ひろしさんの付き人として修業を開始しました。華やかなステージの裏側で、三山さんの衣装の準備から身の回りの世話までをこなし、プロとしての立ち振る舞いを間近で学び続けた日々。ミュージアムでの5年間と、付き人としての1年数ヶ月。そのすべての経験が、彼女の歌声に深みと「真心」を与えたのです。
初恋の切なさをあじさいに託して。地元・栃木市の情景を歌い上げる「あじさい坂」の調べ
満を持して発表されたデビュー曲『あじさい坂』は、平山さんの清純なイメージにぴったりの、切なくも美しい初恋の物語です。作詞はさわだすずこ氏、作曲は桧原さとし氏が手掛け、あじさいの花のように色が移ろい、叶わなかった想いを抱え続ける女性の心情が、繊細なメロディーに乗せて描かれています。特に歌い出しの「あなたのことが 好きでした」というストレートなフレーズは、聴く者の心に真っ直ぐに突き刺さり、一瞬で物語の世界へと引き込んでくれます。
曲のタイトルにもなっている「あじさい坂」は、栃木市にある太平山神社に実在する名所です。平山さんはこの馴染み深い地元の風景の中で、実際にミュージックビデオの撮影も行いました。彼女にとって「初めて」の恋を歌うデビュー曲が、地元・栃木の「あじさい坂」を舞台にしていることは、運命的な縁を感じずにはいられません。初恋を伝えられなかったちょっぴり切ない女心を、彼女の武器である「透き通った伸びやかな高音」で歌い上げる様は、まさに令和の演歌における新しい情緒の形を提示しています。
「聴けば元気!歌えば笑顔!」さわやか娘が描く演歌の未来
平山花羽さんのキャッチフレーズは「聴けば元気! 歌えば笑顔! さわやか娘!」という、非常にポジティブなものです。彼女自身、この言葉通り、自分の歌を聴いた人が少しでも明るい気持ちになり、笑顔になってくれることを最大の目標としています。演歌界ではかつて「黒髪でしとやか」という固定観念もありましたが、彼女が目指すのは、27歳の等身大の自分が放つ、透明感溢れる新しい演歌の形です。
今後は、地元・栃木県での凱旋コンサートはもちろんのこと、全国各地を回って一人でも多くの人に直接その歌声を届けていきたいと意気込んでいます。付き人時代に学んだ「一期一会」の精神を胸に、彼女の笑顔と歌声が日本中の茶の間に届く日も、そう遠くはないでしょう。三山ひろしさんという偉大な背中を見て育った彼女が、これからどのような「平山花羽」という大輪の花を咲かせていくのか、その成長から目が離せません。
演歌ニュース記事 感想
平山花羽さんのニュースを読み、歌手デビューという大きな夢を掴み取るまでの粘り強さに、深い感銘を受けました。特に「岩下の新生姜ミュージアム」で5年間もしっかりと働いていたというエピソードには、彼女の誠実な人柄が滲み出ているようで、一気にファンになってしまいました。夢を追いながらも、今いる場所で一生懸命に働き、照明や音響の裏方まで経験したからこそ、今のステージのありがたさが身に沁みているのでしょうね。
個人的に最も心に響いたのは、デビュー曲の歌い出し「あなたのことが 好きでした」というフレーズです。27歳の彼女が、あじさいの咲く坂道を背景に、このストレートな言葉をどのような声色で届けてくれるのか。想像するだけで、忘れていた初恋の切なさが蘇ってくるような、甘酸っぱい気持ちになります。三山ひろしさんの付き人を経て、ついに自分の足で歩き始めた「さわやか娘」。彼女がステージで見せるであろう弾けるような笑顔と、透き通った歌声が、これから多くの人を救う光になることを確信しています。

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