2025年6月12日に放送されたフジテレビ系「ノンストップ!」に、歌手の氷川きよしさんがVTRで出演されました。約1年8ヶ月もの活動休止期間を経て、私たちの前に再び姿を見せてくれた彼が語ったのは、これまで見せることのなかった赤裸々な胸の内。〝演歌の貴公子〟として、デビューからトップを走り続けてきた輝かしいキャリアの裏にあった知られざる葛藤、そして音楽への揺るぎない愛情が、彼の口から静かに、しかし熱く語られました。パワーチャージの期間を終え、KIINA.という新たな翼を広げた今、彼は何を想い、どこへ向かおうとしているのでしょうか。貴公子の微笑みの下に隠されていた本当の心に、そっと耳を傾けてみませんか。
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氷川きよし、「ノンストップ!」で告白した〝演歌の貴公子〟への本音
貴公子の微笑みの裏で
2000年、「箱根八里の半次郎」での鮮烈なデビュー。その年の音楽賞を独占し、端正なルックスと確かな歌唱力で瞬く間にスターダムを駆け上がった氷川きよしさん。「きよしのズンドコ節」をはじめとするヒット曲の数々は、日本中を明るく照らしました。誰もが羨む〝演歌の貴公子〟という称号。しかし、今回の番組で明かされたのは、その華やかなイメージとは裏腹の、20代の頃の苦しい胸の内でした。「若いときは必死だったし、大人の言われるままにやっていて、自分の思いをなかなか伝えられなかった」。当時を振り返る彼の言葉からは、与えられたイメージと本当の自分との間で揺れ動く、一人の青年の姿が浮かび上がってきます。ファンの前ではいつも完璧な笑顔を見せてくれていましたが、その裏では、言葉にできない想いを抱えていたのかもしれません。
限界突破で見つけた魂の叫び
そんな彼にとって大きな転機となったのが、2017年に発表されたロックチューン「限界突破×サバイバー」でした。人気アニメ「ドラゴンボール超」の主題歌として、演歌の枠を軽々と飛び越えたこの一曲は、彼の新たな才能を開花させ、幅広い世代の心を掴みました。この挑戦こそが、彼自身が内に秘めていた魂の叫びだったのではないでしょうか。そして、多忙を極めた日々から一度離れ、自分を見つめ直すために設けた活動休止期間。パワーは充電できたものの、「物足りなさ」を感じていたと彼は言います。その理由こそ、「やっぱり自分はコンサートが好き。歌い終わってお客さんの笑顔を見たとき、自分に存在価値があるんだと実感できる」という言葉に集約されていました。ステージの上で、ファンの笑顔に囲まれて歌うことこそが、彼の原動力であり、生きる喜びそのものであることが痛いほど伝わってきます。
KIINA.の誕生と、変わらぬ絆
充電期間を経て、氷川きよしさんは「KIINA.」という新しい名前と共に、再び私たちの前に帰ってきてくれました。その第一歩として、なんと憧れの存在だったという小室哲哉さんとのコラボレーションが実現。新曲「Party of Monsters」は、大きな驚きと共にファンに迎えられました。10代の頃にglobeの「Anytime smokin’ cigarette」を夢中で聴いていたというエピソードは、彼の音楽的ルーツの豊かさを感じさせます。しかし、彼は決して過去を置き去りにするのではありません。キャリアを語る上で欠かせない恩師・水森英夫先生との絆にも触れ、「また水森先生とも面白いことをやりたい」と力強く語りました。演歌という自身の原点を深く愛し、その土台があるからこそ、新しい挑戦ができる。演歌の心を守りながら、さらなる限界の先を目指す彼の旅は、まだ始まったばかりです。
演歌ニュース記事 感想
記事を拝見し、これまで私たちが抱いていた「氷川きよし」という存在の、奥深い人間性に触れたような気がして、胸が少し熱くなりました。〝演歌の貴公子〟という完璧なイメージの裏側に、これほどの葛藤があったとは想像もしていませんでした。しかし、その苦しみがあったからこそ、休養中に「お客さんの笑顔に存在価値を実感する」という、あまりにも純粋な答えにたどり着いたのだと感じます。その言葉には嘘偽りがなく、彼の誠実な人柄がにじみ出ていて、特に心に残りました。新しい挑戦として小室哲哉さんとのコラボに心躍らせながらも、恩師である水森英夫先生との未来も楽しそうに語る姿。それは、過去を大切にし、今を楽しみ、未来を信じるという、一人の人間としてとても素敵な生き方だと思いませんか。これからのKIINA.として、そして氷川きよしさんとしての活動が、一体どんな彩りを見せてくれるのか、一人のファンとして、ただただ楽しみでなりません。

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