演歌の世界で活躍する一方で、朝ドラ、バラエティー出演でも話題を集め、撮り鉄としても知られる徳永ゆうきさん。先月には大阪の地元のカラオケ喫茶で知り合った女性と結婚したことも明らかになった。
そんな徳永さんの原点は、演歌好きな家族と大川栄策が歌う「はぐれ舟」。鉄道への情熱も相まって、唯一無二の音楽人生を歩み続けている。
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徳永ゆうきさん 人生を変えた大川栄策の「はぐれ舟」…NHKのど自慢でグランドチャンピオンになったのがすべて
演歌と鉄道:運命の出会い
両親も祖父母も鹿児島の奄美出身という、歌声が身近にあった環境で育った徳永さん。幼い頃からテレビで演歌番組や「歌謡コンサート」を視聴し、自然と演歌に親しんでいきます。
中学生になると、カラオケ喫茶で演歌や昭和歌謡を歌い、年配の方から褒められることで歌う喜びを知ります。当時流行していたAKB48やGReeeeN、嵐とは無縁だったものの、演歌への情熱は揺るぎませんでした。
そんな徳永さんの人生を大きく変えたのが、高校2年生の時に訪れた「NHKのど自慢」への出場です。同級生の誘いで出場した予選で、徳永さんは大川栄策の「はぐれ舟」を熱唱。見事予選を通過し、翌日の生放送でチャンピオンに輝きます。
幼い頃からじいちゃんと一緒に見ていた「はぐれ舟」。この曲が、徳永さんの運命を大きく変え、演歌歌手への道を歩むきっかけとなりました。
水森英夫先生との出会い:歌い方の新たな境地
デビュー後はBEGINの比嘉栄昇さんやBOOMの宮沢和史さんなど、名だたるアーティストから楽曲提供を受け、順調にキャリアを重ねます。
しかし、転機となったのは4枚目のシングル「函館慕情」、5枚目のシングル「津軽の風」で作曲家・水森英夫先生と出会ったことでした。
それまでの徳永さんは、歌を「家族で楽しむもの」と考え、こぶしの量や歌い方に深く意識を向けていませんでした。
しかし、水森先生から「こぶしが多すぎる」と指摘を受けたことで、徳永さんは初めて自分の歌い方を客観的に見つめ直すことになります。
水森先生から教わった「こぶしの入れ方」は、単なるテクニックではなく、歌に込める想い、聴衆への訴求力までも高めるものでした。
この出会いをきっかけに、徳永さんは歌い方に新たな深みを加え、演歌だけでなくポップスやフォークソングにも積極的に挑戦していきます。
演歌と若者の架け橋:夢への挑戦
デビュー当時から「演歌と若者の架け橋になりたい」と公言してきた徳永さん。その言葉通り、若い世代にも演歌の魅力を届けるべく、様々な活動に取り組んでいます。
朝ドラ「エール」や「カムカムエヴリバディ」への出演、ショッピングモールやレコード店でのキャンペーン活動など、幅広い層にアピールしています。
近年ではバラエティー番組にも積極的に出演し、親しみやすいキャラクターで人気を獲得。演歌歌手の枠を超えて、多くの人々に愛される存在となっています。
演歌ニュース記事 感想
徳永ゆうきさんの歌声には、人を惹きつける不思議な力があります。それは、幼い頃から培ってきた演歌への情熱、そして鉄道への情熱が融合した、唯一無二の歌声だからでしょう。
水森英夫先生との出会いによって、さらに深みが増した徳永さんの歌声は、演歌ファンだけでなく、多くの人々の心を癒しています。
これからも、演歌と若者の架け橋として、そして独自の音楽世界を追求していく徳永さんの活躍から目が離せません。
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