氷川きよし活動休止後の演歌界、新“四天王”と“第7世代”が時代を拓く!「MUSIC AWARDS JAPAN」で見えた新たな潮流とは?

長らく演歌・歌謡界のトップを走り続けてきた“一強”氷川きよしさんの活動休止は、シーンに大きな変化をもたらしました。しかし、それは決して停滞を意味するものではありません。来る5月25日放送の「MUSIC AWARDS JAPAN 2025 演歌・歌謡曲LIVE」(テレビ東京系)でもノミネート作品が発表されるように、次代を担う新たな才能が続々と頭角を現し、演歌・歌謡曲は今、まさに新時代の幕開けを迎えようとしています。この記事では、氷川きよしさんという大きな存在が一時的にステージを離れた後の演歌界で、どのような新しい動きが生まれているのか、そして未来を担うと期待される“四天王”や“演歌第7世代”と呼ばれる歌手たちの活躍ぶり、さらにはファン層や楽曲のトレンドの変化にも焦点を当て、令和の演歌・歌謡界の熱き今を探ります。

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“一強”氷川きよしの活動休止 新時代を担う演歌「四天王」とは〈MUSIC AWARDS JAPAN演歌・歌謡曲LIVEきょう〉

“氷川ロス”を乗り越え、群雄割拠の時代へ

「ここ数年の男性演歌界は、氷川きよしという一強の大横綱が引っ張ってきたのは間違いありません」。音楽評論家の富澤一誠さんがそう語るように、氷川きよしさんの存在感は絶大でした。しかし、その氷川さんが歌手活動を休止。さらに、北島三郎さん、五木ひろしさんといった大御所もNHK紅白歌合戦のステージから退いたことで、一部では演歌の勢力低下を懸念する声も聞かれました。古き良き演歌の灯は消えてしまうのでしょうか?

しかし、そんな心配は杞憂に終わりそうです。東京・浅草の老舗レコード店「ヨーロー堂」の4代目店主・松永好司さんによると、氷川さんの圧倒的な人気は健在である一方、「第2のきよし」を求める声も高まっていたと言います。「氷川さんのような“王子様”路線を継承する山内惠介さん、正統派の三山ひろしさん、民謡の流れをくむ福田こうへいさん、そしてムードコーラス路線の純烈さんの人気が高く、さながら“四天王”と言える状況です」。これら四天王と呼ばれる実力派たちが、それぞれに個性を輝かせ、次なる大横綱の座を目指し、演歌界はまさに群雄割拠の時代へと突入しています。

“演歌第7世代”の台頭と変化する市場のニーズ

四天王に続く存在として、さらに若い世代の才能も目覚ましい活躍を見せています。富澤さんが指摘するように、「氷川きよしが作った華やかでにぎやかなイメージの延長線上に、次の世代の若手イケメン歌手が続々と登場し、存在感を示し始めています。『演歌第7世代』と呼ばれる辰巳ゆうと真田ナオキ新浜レオンらです」。彼らは、伝統的な演歌の魅力はそのままに、現代的な感覚も取り入れ、新しいファン層を開拓しています。

市場の状況も、数年前とは大きく変化しました。コロナ禍の影響でカラオケ需要が一時的に落ち込み、新曲を覚えて歌うためにCDを購入するという動きは減少傾向にありました。しかしその一方で、サイン会やCDのお渡し会といった、歌手とファンが直接触れ合える「会える」イベントは活況を呈しています。「ヨーロー堂」の2階にあるイベントスペースでも、多くの歌手が熱心なファンを前に生歌を披露し、その熱気は凄まじいものがあると言います。「女性ファンの熱量はやっぱりすごいですね。熱心にイベントに通われる方は多いです」と松永さんは語ります。

キャラ付けと「エイジフリーミュージック」という新たな潮流

群雄割拠の時代において、単にルックスが良く歌が上手いだけでは、スターダムにのし上がるのは難しくなっています。三山ひろしさんの「けん玉演歌」や、純烈の「スーパー銭湯アイドル」といった、強い個性を打ち出す“キャラ付け”が、成功の一つの鍵となっています。日本クラウン宣伝部の吉野琢庸さんは、三山さんのけん玉について「ギターソロがあるんだから、けん玉ソロがあってもいいんじゃないか」というユニークな発想から生まれたと明かします。このようなキャラクター性が、従来の演歌ファン以外にもアピールし、新たなファン層の獲得に繋がっているのです。吉野さんが現在売り出し中の二見颯一さんも、「デッサン演歌」という個性を武器に、バラエティ番組などで注目を集めています。

もちろん、楽曲そのものにも変化の波は訪れています。「昔ながらの、いわゆる“ド演歌”ではないものが主流です」と富澤さんは指摘します。彼が提唱するのは「エイジフリーミュージック」。これは、ド演歌とJ-POPの要素を併せ持ちながらも、どちらとも異なる新しい歌謡曲の形であり、世代を問わず多くの人々の心に響く音楽を指します。「ド演歌には抵抗があるけれど、最新のJ-POPやヒップホップにはついていけない」という層にとって、耳馴染みが良く、心地よいメロディラインを持つエイジフリーミュージックは、演歌・歌謡曲への入り口となっているのです。坂本冬美さんの大ヒット曲「また君に恋してる」は、まさにその理想形の一つと言えるでしょう。

そして、注目すべきはファン層の変化です。かつて演歌・歌謡曲のファンといえば比較的高齢層が中心でしたが、近年では「ヨーロー堂」のイベントにも20代、30代の熱心な女性ファンの姿が見られるなど、若い世代への広がりが顕著です。ラジオ番組「ヴァイナル・ミュージック~for. EK~大人の歌謡クラブ」のパーソナリティーを務める小林奈々絵さんも、「番組をきっかけに、若い世代のリスナーから『こんなに良い曲があったんだ』という発見の声も寄せられます」と語ります。好きな歌手の情報を得るために、ツイキャスやインスタライブといった最新のツールを積極的に活用するシニア層のファンも増えており、「イベントで歌手と触れ合う時のうれしそうな様子を見ると、みなさん、10代、20代の心に戻るんだな、と思います」という小林さんの言葉は、音楽が持つ普遍的な力を感じさせます。「演歌第7世代」の新浜レオンさんが歌ったテレビアニメの主題歌がTikTokで人気を集めるなど、演歌・歌謡曲の楽しまれ方も多様化しているのです。

かつて昭和中期に「流行歌」の一ジャンルとして国民に愛された演歌も、時代と共にそのスタイルを進化させてきました。氷川きよしさんという大きな星が一時的にその輝きを潜めた今、新たな才能たちがそれぞれの個性と魅力でシーンを照らし、演歌・歌謡曲はまさに新しい時代を迎えようとしています。

演歌ニュース記事 感想

氷川きよしさんの活動休止後の演歌界に関するこの記事を拝見し、一つの時代が区切りを迎え、新たな才能が芽吹く“戦国時代”の到来に、大きな期待と少しの寂しさを覚えました。氷川さんという絶対的な存在がいたからこその安定感と、これから生まれるであろう新しいスターたちへのワクワク感が交錯するような、そんな気持ちです。

特に印象的だったのは、「四天王」と呼ばれる山内惠介さん、三山ひろしさん、福田こうへいさん、純烈の皆さんの名前が挙げられていた点です。それぞれが独自の魅力と確固たるファン層を築いており、まさに次代の演歌界を牽引する存在だと改めて感じました。また、「演歌第7世代」の台頭や、「エイジフリーミュージック」という新しい音楽の形、そしてファン層の若返りといった動きは、演歌・歌謡曲が決して古いものではなく、時代と共に進化し続ける生き生きとしたジャンルであることを示しているようで、非常に興味深かったです。

この記事を読んで、演歌・歌謡曲の未来は明るいと感じましたし、「MUSIC AWARDS JAPAN」のような新しい音楽祭が、これらの才能を発掘し、さらにシーンを盛り上げてくれることを期待しています。

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