2026年1月31日、東京・明治座にて『氷川きよし特別公演』が華々しく開幕いたしました。氷川さんにとって劇場公演は実に4年ぶり。石倉三郎さんや島崎和歌子さんといった気心知れた大先輩から、実力派の面々が揃う豪華な座組で、お芝居とショーの二本立てという贅沢な構成が実現しています。
今回の公演で最も注目すべきは、氷川さんが「この年代になって時代劇が好きになった」と語り、原点回帰とも言える本格的な時代劇に挑んでいる点です。ドレスを纏い「七変化」を見せた前回の洋風なステージとは一転、今回は日本の伝統美を正面から見据えたステージとなっています。40代最後という節目を迎え、表現者としてさらなる高みを目指す氷川さんが、今なぜ「演歌」というジャンルの大切さを改めて噛み締めているのか。初日の興奮が冷めやらぬ劇場の様子と、舞台裏での微笑ましいエピソードを交えながら、その全貌をたっぷりとお伝えいたします。
https://news.yahoo.co.jp/articles/409a9cbb9f2d29560b21cddcd0815287f992479c
氷川きよし、4年ぶりの劇場公演が開幕「やっぱり演歌は大切」
白雲の城に宿る武士の魂。時代劇で魅せる新たな「氷川流」の境地
第一部の「白雲の城」では、氷川さんは凛々しい武士の姿で登場し、観客を圧倒しました。25歳で初舞台を踏んで以来、お客様に育てていただいたという感謝を胸に、一ヶ月に及ぶ猛稽古を経て作り上げられたこのお芝居。特に、立ち稽古の段階から完璧にセリフを入れてきた共演者たちの熱量に刺激を受け、「早く皆さんに追いつきたい」と奮闘したエピソードからは、座長としての並々ならぬ責任感が伝わってきます。
お芝居の中では、共演の上野なつひさんが奏でる三味線の音色に合わせ、氷川さんが歌声を響かせるシーンもあり、その緊張感と美しさは会場中を静まり返らせました。単なる立ち回りだけでなく、人の情愛や家族の絆を丁寧に描き出す物語は、氷川さんの温かな人柄が投影されているかのようです。時代劇ならではの様式美の中に、現代を生きる私たちの心にも響く力強いメッセージが込められています。
胃袋まで掴む座長の気配り。笑顔が絶えない「氷川一座」の深い絆
今回の公演を彩るキャストの皆さんが口を揃えて語るのが、座長・氷川きよしさんの飾らない素顔と、細やかな気遣いです。島崎和歌子さんは「本当に座長が可愛らしくて、気取っていないからこそ座組の雰囲気がいい」と絶賛。稽古場では美味しい差し入れが絶えなかったそうで、上野なつひさんも「草団子が本当に美味しくて、氷川さんに胃袋まで掴まれてしまった」と、舞台裏の和やかな様子を明かしてくださいました。
また、今回は食の面でもファンを楽しませる工夫が凝らされています。氷川さん自らがこだわり抜いてプロデュースしたお弁当「氷川きよしの冬の宝箱」が販売されており、お芝居の合間にこの逸品を味わうのも劇場公演ならではの醍醐味です。氷川さんを慕う丸山智己さんや山崎樹範さん、そして大ベテランの石倉三郎さんまで、年齢の垣根を超えてひとつにまとまった一座が放つポジティブなオーラは、観客席にいる一人ひとりの心へ確実に届いているはずです。
限界突破から演歌の王道へ。新曲「ほど酔い酒」に込めた不変の愛
第二部の「氷川きよしコンサート2026」では、さらにパワーアップしたパフォーマンスが展開されます。福岡出身の氷川さんが、改めて「日本の良さ、お着物などの伝統をアピールすることが大事なんだ」と年を重ねるごとに感じるようになったという想いが、随所に散りばめられています。人気曲「限界突破×サバイバー」も劇場公演ならではの特別アレンジで披露されるなど、老若男女が楽しめるエンターテインメントが凝縮されています。
そして、ファンが最も待ち望んでいたのが、4年ぶりの演歌シングルとなる新曲「ほど酔い酒」の披露です。じわじわと心に響くような覚えやすいフレーズが印象的なこの楽曲は、ひとつの型に囚われず挑戦を続ける彼が、改めて「演歌は大切にしている」と宣言した決意の証でもあります。お芝居で見せた凛々しい姿とはまた違う、歌い手としての深みを増した歌声。氷川さんが目指す「自己肯定感を高めていただけるステージ」は、最後の一音まで希望に満ち溢れていました。
演歌ニュース記事 感想
今回の公演のニュースに触れ、氷川きよしさんという方がどれほど多くの人々に愛され、また期待されているかを改めて実感いたしました。4年という空白の時間を経て、なお「お客様に育てていただいた」と謙虚に語り、40代最後の今だからこそ時代劇をやりたいと言い切るその姿勢に、一人の人間として深い感銘を受けます。島崎和歌子さんたちが語る「可愛らしくて気取らない座長」という言葉に、彼の周りにはいつも温かな光が差しているような、そんな情景が目に浮かぶようです。
特に印象に残ったのは、演歌を「自分にとって大切なもの」と位置づけながらも、限界突破のような激しいナンバーまで自在に操る、その柔軟な精神性です。新曲の「ほど酔い酒」というタイトルも、人生の酸いも甘いも噛み分けた今の彼だからこそ、説得力を持って響いてくるのでしょうね。上野なつひさんが産後初の舞台として、氷川さんとの共演を選んだというエピソードも、彼が放つ「一生に一度の機会」と思わせるアーティストとしての重みを感じました。これから各地を巡る長い旅路、無事に千秋楽まで駆け抜けていただきたいですし、この舞台から放たれるパワーが、寒い冬を過ごす私たちの心を温かく灯し続けてくれることを願ってやみません。

コメント