カラオケは略語だった！どうしてカラオケって言うの？
カラオケの語源には、興味深い歴史と背景があります。カラオケは、現代の日本において欠かせない娯楽の一つとなっており、老若男女を問わず親しまれています。しかし、なぜ「カラオケ」という名前になったのか、知らない方も多いかもしれません。
カラオケの語源は「空オーケストラ（からおーけすとら）」とされており、主に放送業界で使われていた言葉です。もともとは、歌手を呼んで歌を披露する際にバックの演奏家を集めなくてもいいように、「歌なし（カラ）の演奏（オーケストラ）」をテープなどに録音しておくという概念でした。ここから「カラオケ」という略語が生まれたのです。
1970年には、素人が歌いやすいようにアレンジされた「8トラックカラオケテープ」が太洋レコードから発売されました。そして翌1971年には、クレセント創業者の井上大佑が、スプリングエコーやコインタイマー内蔵のマイク端子付き8トラックプレーヤーを手作りし、伴奏テープをセットにしてスナックなどにレンタルしたことで、現代のカラオケの原型となりました。
その後、カラオケビジネスが台頭すると、機械の性能も向上し、カラオケは日本国民に親しまれるようになりました。そして、現在ではカラオケは世界共通の用語として広まっており、英語の「Karaoke」や中国語の「卡拉OK（カーラーオーケ）」、ロシア語の「Караокэ」など、外国でも日本語の音をそのまま使った言葉が使用されています。
カラオケの語源は興味深いものであり、元々はバンドマンの俗語として使われていたものが、一般に広まることで日本人に愛される娯楽となりました。その普及にもかかわらず、カラオケを開発した人は特許を取らず、儲け損ねたとされています。カラオケは日本発祥の文化であり、現在では世界中で親しまれる楽しみとなっています。
コメント