歌手のクミコ（６８）が、東京・銀座にかつて存在したシャンソン喫茶「銀巴里」で歌われた名曲をカバーしたシングル「時は過ぎてゆく／ヨイトマケの唄」を発売しました。長いキャリアを持つ彼女が、シャンソン歌手としての転機や過去と向き合い、新たな魅力を披露する姿勢が注目を浴びています。
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クミコ、「ずっと嫌だった」シャンソン歌手…９９年に作詞家・松本隆さんに出会い運命が開いた
銀巴里との出会い
クミコの歌手人生は、銀座のシャンソン喫茶「銀巴里」で始まりました。この場所は日本初のシャンソニエとして１９５１年にオープンし、多くの才能を輩出してきました。クミコもそこでプロの歌手としてスタートし、４１年の歳月をこの場所で歩んできました。彼女は、「シャンソン歌手と呼ばれることがずっと嫌だった」と語りますが、銀巴里でのキャリアは彼女の音楽人生を形作る重要な一歩でした。
カバーシングルと歌への想い
彼女が発売したシングルには、銀巴里で歌われた名曲をカバーした２曲が収録されています。その中で、「時は過ぎてゆく」は、銀巴里出身の歌手、金子由香利さんが紅白歌合戦に出場した際に歌った代表曲です。クミコはこの歌を通じて、人生の儚さや瞬間の美しさを表現しています。また、「ヨイトマケの唄」については、クミコが最高の日本産のシャンソンと評価し、自身がその歌詞の奥深さに気づいたことを明かしています。これらの歌を通じて、彼女の歌への真摯な思いが伝わってきます。
運命的な出会いと成長
２００２年に作詞家の松本隆さんと出会ったことで、クミコの運命が大きく変わりました。プロデュースを受ける中で、彼女は音楽的な技術や表現力を向上させることができました。この出会いが、彼女の音楽キャリアに新たな光明をもたらした瞬間であり、その後の活動に大きな影響を与えました。クミコは「わが麗しき恋物語」などの楽曲でその成果を証明し、活動の幅を広げる一歩を踏み出しました。
演歌ニュース記事 感想
クミコの音楽人生は、シャンソン喫茶「銀巴里」での歌手としてのスタートから、松本隆さんとの出会いを通じて新たな局面へと進化してきました。彼女が「シャンソン歌手」と呼ばれることに抱いていた葛藤や、銀巴里での苦難を乗り越えながら、自身の音楽のあり方に向き合い、成長していく姿勢には、人間味あふれる魅力が感じられます。彼女の歌声は、時を超えて聴く人々の心に響くことでしょう。今後も彼女の音楽活動から目が離せません。
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