長山洋子の転機、「蜩」が紡ぐ感動の物語

演歌歌手・長山洋子が一世を風靡するきっかけとなった楽曲「蜩」。しかし、この曲が生まれるまでの物語があった。作詞家仁井谷俊也さんによると、「長山洋子さんが演歌に転向してなかったら、作詞家仁井谷は存在しない」という言葉が物語の序章を飾る。

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長山洋子が演歌に転向してなかったら「存在」せず…「秘めた恋心」がテーマ、仁井谷俊也(作詞家)の「蜩―ひぐらし」

蜩の誕生

1993年、仁井谷さんは広島でサラリーマン生活を送りながらも、作詞家の夢を追い求め上京。妻子を残し、孤軍奮闘の日々が続く中、生まれたのが「蜩」だった。その歌詞は、捨て身の覚悟と感慨深さをたたえている。

蜩のテーマ

「蜩」のテーマは「秘めた恋心」。数々のボツを乗り越え、新曲の打ち合わせ前日に仁井谷さんがひらめいた一曲。夜9時から明け方までかけて駆け抜け、翌日には早くもレコード会社からの承認が得られた。これが長山洋子の演歌歌手としての第一歩となり、TBSドラマ主題歌にも抜擢された。

演歌ニュース記事 感想

この物語を知ると、「蜩」の歌詞に込められた言葉が更に深いものとなります。歌詞には「死んだら涙、流してくれますか 冷たい躰、抱きしめてくれますか」というフレーズがあり、これは仁井谷さんの捨て身の姿勢そのものとも言えます。演歌歌手の転機と作詞家の新たな一歩が交錯した瞬間に込められた人間ドラマが、音楽の力となり人々を感動させるのを再認識しました。

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