演歌という枠を軽やかに飛び越え、常に挑戦を続けてきた坂本冬美さんが、いよいよデビュー40周年という大きな節目を迎えます。1987年3月4日に「あばれ太鼓」で鮮烈なデビューを飾ったあの日から、時代は昭和、平成、そして令和へと移り変わりました。その長い道のりの記念碑となる新曲が、奇しくもデビュー日と同じ3月4日にリリースされることが決定いたしました。
今回の楽曲タイトルは『遠い昔の恋の歌』。これまで「夜桜お七」で演歌の概念を覆し、「また君に恋してる」で社会現象を巻き起こした彼女が、この記念すべき年に選んだのは、これまでの演歌とは一線を画す「ジャジーなテイスト」の一曲です。なぜ彼女はこの歌の詞を見て涙したのか、そしてこの曲が私たち同世代の心にどう寄り添ってくれるのか。春の足音と共に届いた、切なくも温かい最新ニュースの全貌をお届けします。
https://news.yahoo.co.jp/articles/169f273943ba29c999206dece1e1bb881792aa2f
坂本冬美が40周年記念シングル「遠い昔の恋の歌」をデビュー日にリリース「初めてこの詞を見たとき涙があふれました」
川村結花×若草恵。最強の布陣で挑む「大人のジャズ」という新境地
今回の40周年記念シングルは、制作陣からして格別なこだわりが感じられます。作詞・作曲を手掛けたのは、数々の名曲を生み出してきたシンガーソングライターの川村結花さん。そして編曲には、坂本さんの代表曲を幾多も彩ってきた巨匠、若草恵さんが名を連ねています。この最強の布陣によって生み出されたのが、坂本さんにとって初挑戦となるジャジーな調べです。
あえて「ど演歌」ではなく、洗練されたジャズの音色に乗せて歌う背景には、40年という歳月を歩んできた大人の女性としての「余裕」と「円熟」があるのでしょう。同時に公開されたジャケット写真も、これまでの艶やかな和服姿とは趣を変え、自然光の中に柔らかな陰影を刻んだヴィンテージ感溢れる仕上がりになっています。まるで一冊のポートレートを捲るようなその質感は、これから私たちが耳にする歌の世界が、どれほど繊細で奥行きのあるものかを雄弁に物語っています。
40年目の涙。等身大の坂本冬美が振り返る「甘く、ほろ苦い」青春の情景
坂本さんは今回の新曲について、「初めてこの詞を見たとき涙があふれました」と、非常に感慨深いコメントを寄せています。歌手として、ただひたすらに前だけを向いて走り続けた40年。その道中で、誰もが心の片隅にそっと仕舞い込んでいる「遠い昔の恋」の記憶。それは決して悲しいだけではなく、今を懸命に生きているからこそ愛おしく思える、切なくてほろ苦い想い出です。
キーワードは「等身大の冬美」。飾ることのない、一人の女性としての素直な感情がこの歌には込められています。同じ時代を共に歩み、時には迷い、時には立ち止まりながらも歩き続けてきた同世代のファンにとって、この曲は自分たちの人生を肯定してくれるような、優しい抱擁のように響くはずです。ひたむきに歌と向き合ってきた彼女だからこそ表現できる「儚さ」と「強さ」が、この珠玉のメロディーに見事に溶け合っています。
誕生日にビルボードライブ!一夜限りのプレミアムな夜が運ぶ、最高の贈り物
新曲の興奮も冷めやらぬ中、さらにファンを驚かせたのが、3月30日の誕生日に開催されるスペシャルライブの告知です。会場は東京・六本木のビルボードライブ東京。普段の豪華なホールコンサートとは異なり、一流の音楽を間近で、かつ上質な空間で味わえるこの場所は、今回の新曲のジャジーな雰囲気にもこれ以上なくマッチすることでしょう。
一夜限り、たった一度きりの特別な夜。それは40年間応援し続けてくれたファンへの感謝の印であり、自分自身への最高の誕生日プレゼントでもあるはずです。シャンパングラスの触れ合う音や、間近で感じる彼女の息遣い。そんな贅沢な環境で、新しい40周年の歌声がどのように響き渡るのか。春の夜、六本木の街に坂本冬美さんの優雅な歌声が溶けていく光景は、間違いなく伝説の夜としてファンの語り草になるに違いありません。
演歌ニュース記事 感想
今回のニュースを目にして、まず胸に込み上げてきたのは、坂本冬美さんという方の飽くなき探求心に対する深い敬意です。40年という大キャリアがありながら、いまだに「初めて詞を見て涙する」という感性の瑞々しさを保ち、さらにジャズという新境地に挑む。その姿勢そのものが、一人の人間として、そして演歌界の至宝として本当にかっこいいと感じました。
特に印象に残ったのは、ジャケット写真がヴィンテージな質感のポートレート風であるという点です。和服を脱ぎ捨てるわけではなく、一人の等身大の女性としての陰影を映し出すその演出に、今回の新曲への並々ならぬ覚悟を感じました。私たちは誰もが、若い頃の恋や、あの時選ばなかった別の道をふっと思い出す瞬間があります。そんな誰もが持つ心の機微を、40年かけて磨き上げられた彼女の歌声で聴けることが、今から楽しみでなりません。3月のリリース、そして誕生日のライブ。坂本さんの新しい門出が、素晴らしいものになることを確信しています。

コメント