「北国の春」作詞家いではく氏、日本作詩大賞初受賞 能登半島地震被災者への願い

昨年12月の第56回日本作詩大賞で、作詞家いではく氏(本名・井出博正)が三山ひろしの「北海港節」で初の大賞を受賞しました。いではく氏は、作詞家としては異色の経歴を持ち、特に「北国の春」は今も世界で歌われている傑作です。この大賞の受賞により、彼の歌詞は能登半島地震被災者への心の支えになることを願っています。

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「北国の春」作詞家いではく氏は願う「また心の支えになってくれれば」能登半島地震被災者へ

いではく氏の異色の経歴

いではく氏は、大学を卒業して全国モーターボート競走会に就職し、教官としても活躍しました。その後、作曲家・遠藤実氏の秘書となり、作詞家としての道を歩み始めました。彼の異色の経歴が、新しい言葉や表現の追求に繋がっています。

受賞曲「北海港節」の特徴

三山ひろしの15周年記念曲である「北海港節」は、漁師の生きざまを通して家族やふるさとを歌った作品です。いではく氏は、三山の新しい一面を引き出すために、荒っぽさや力感を感じる歌詞を心掛けました。このアプローチが高く評価され、審査員から「言葉を磨いて、削って、仕上げてある」と評されました。

「北国の春」の誕生

1977年に生まれた「北国の春」は、いではく氏が遠藤実氏の秘書として働いていた頃に誕生しました。東京生まれの遠藤氏と岩手出身の千昌夫の共感から生まれたこの曲は、歌詞に特定の地域が出てこないことから広く親しまれ、アジアでも歌われました。

演歌ニュース記事 感想

いではく氏は、歌詞の中に新しい言葉や表現を取り入れ、常に新しいものを模索している姿勢が印象的です。彼が大賞を受賞したことで、能登半島地震被災者への願いも込められており、音楽が人々の心の支えになることを期待しています。いではく氏の異色の経歴も興味深く、音楽においてはどのような新しい挑戦が待っているのか期待してしまいます。

いではく 本名・井出博正。1941年(昭16)11月22日、長野県南牧村生まれ。早大商学部卒。作詞家デビュー作は「親子流し唄」(一節太郎)。09年「比叡の風」(北島三郎)で第51回日本レコード大賞作詞賞。主な作品は「欅伝説」(さとう宗幸)「早春情歌」(小林旭)「昭和流れうた」(森進一)など。06年に文化庁長官表彰、15年に外務大臣表彰。日本音楽著作権協会(JASRAC)の第16代会長。松尾芸術振興財団理事。趣味はゴルフで、最近もエージシュート(年齢以下のスコアでのホールアウト)を達成。

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